2012-02-05

ちゃんと寒冷地仕様に!

むか~しむかし、兼好法師は『徒然草』のなかで
「家のつくりようは、夏をむねとすべし」
と言ったけれど、松本でそれはダメ。
こんな厳冬の土地では、家のつくりは冬をむねとしなければ、やってられません。

あをぐみの事務所は築70年。
しかもその間に増改築を繰り返しているため、
いろいろなところに隙間や変なつなぎめがあって、
そこから寒い風がビュービュー入ってきます。ほんと、ビュービュー。
前の住人はよくぞこんなところで暮らしてきたなと、あきれるほど寒い。

引っ越すにあたってリノベーションをしたので
まだマシになってはいるのですが(窓もちゃんとサッシになったし)、
暖房効率の悪さは否めない。
冬になった途端に跳ね上がった電気代の請求書を見て、
目が円マーク(¥)になりました、思わず。
東京時代のほとんど3倍。ひぇー。

過去、建築雑誌などにリノベーション礼賛系の記事を書いてきた人間として、
前言撤回をするつもりはありませんが
(リノベーションには利点も魅力もたっぷりあるもん)、
寒冷地におけるリノベーションは、ほとんど新築同様にお金をかけないと、
エコロジカルにはならないし肉体的にもツライとわかりました。

これがリノベ前のあをぐみ事務所でございます。



いかにも寒そうだ~。(ÄwÖ)