2016-05-29

クラフトフェアまつもと

今年のクラフトフェアまつもとも、残すところ数時間。
天気も暑すぎず、適度な曇りぐあいだったこともあり、通りには人があふれていてとても楽しそうでした。

街中でもいろいろなイベントが。池上邸では『はじまりのかたち 角居康宏の器に花を生ける』展のいっかんとして、花入れパフォーマンスが行われました。

写真は昨日のパフォーマンスの様子です。



明日からまたいつもの松本に戻りますが、しばしフェアの余韻にひたりつつ……さあて、次はまつもと大歌舞伎。(Ö)

2016-05-22

旧東ドイツのデザイン入荷

そのレトロなデザインから、コレクターの多い旧東ドイツ(DDR)のプロダクト。
特に有名で人気が高いSonja-PLASTIC社製のにわとりのエッグスタンド(スプーン付)の復刻版が、あをぐみショールーム内ショップ【The Store】に入荷しました。

じゃーん、この2色です。



Sonja−PLASTIC(ゾンヤ・プラステイック)は、1925年設立のWillibald Böhm GmbHというプラスティック加工の会社が出すプロダクトのブランド。
カラフルでかわいいキッチン用品などで人気でした。

このエッグスタンドは、ドイツのDDR・東ドイツ製品専門店で出会った復刻版で、オリジナルではないため、底に「EVP(=Einzelhandelsverkaufspreis)」のマークはありません。代わりに「Made in Germany」と書かれています。

通販もお受けいたしますが、数が少ないのでお早めに。各700円(税込)です。

ショールーム内にこんな本も置いておくので、DDRのデザインに興味のある方は飲み物でも飲みながらゆっくりお読みください。ただしドイツ語ですが……。写真だけでも楽しめますよ。(Ö)


2016-05-07

お宝に騒然

あをぐみショールーム内カフェである【Bookish pub】に時折来てくださるお客さま。
日本画などがお好きらしく、カフェの書棚に連なる関連本をぱらぱらめくっては楽しそうにご覧になっていました。

ある日、この『別冊太陽 月岡芳年』を見ながら何やら神妙なご様子。


「メモ用紙をください」とおっしゃるので、お渡ししたら熱心にメモを取っている……。

そして後日、風呂敷に丁寧に包んだ大きな荷物をもって来てくださいました。
「何ですか? それ」
「見てくださいよ、ほら」
って、ハラリと風呂敷を外して見せてくださったのは、芳年が晩年に取り組んだ代表作『月百姿(つきひゃくし)』の100作品が全部綴じられた、豪華浮世絵本!
しかも明治の刊行と書かれているので、まさに芳年が描いていたその時期に発行されたものということ……ってことは作品はすべてオリジナル。
わお!! ものすごいお宝じゃないですか?
聞けば、太陽を見ているうちに「あれ、これ家にある……」と気づいたのだそう。いやあ、まさかね。びっくりです。

『月百姿』は美術館などで数点ずつ見たことはありましたが、さすがに100枚一気に見たのは初めて。
最後の浮世絵師と呼ばれる芳年の晩年の作品を、こんなに色鮮やかな状態で全部見られるとは……何だか魂が震えたひとときでした。いや、まじで。(ÄwÖ)