2026-03-20

旧山辺学校校舎のリーフレット

あをぐみがデザインを担当した「旧山辺学校校舎」のリーフレットをご紹介します。


旧山辺学校校舎は、現在・国宝の「開智学校」をモデルとして1885年に松本市里山辺に建てられ、修復されながら今なおその姿を残しています。長野県宝に指定されており、松本市立博物館の分館としても機能。建物の特徴や当時の学校教育、山辺地区の暮らしや産業がわかる資料などが展示され、楽しく学べる施設です。

実は、リーフレットのリニューアルを依頼されるまで、はずかしながら「旧山辺学校校舎」のことをほぼ知りませんでした。


そのため、デザインするにあたって早速うかがったのですが、ちょうど梅や桜が見ごろの時期。うっすらとピンク色に染まる校舎が、入学や卒業の思い出を蘇らせてくれました。
校舎を案内していただいて印象深かったものが「黌(まなびや)」の文字をあしらった瓦。
そのとき感じた気持ちや想いをデザインやグラフィックにうまく生かせたと思います。

松本の中心から少しはなれた場所だけに、佇まいにも落ち着きがあり、時間がゆるやかに流れるような感覚にひたれます。
たくさんの人の思い出や思い入れが宿る古い学校ですごすひとときは、とても気持ちがいいもの。眺める山並みも美しく、個人的にもお気に入りの場所となりました。(ä)

2026-03-14

シアターランポンのテリヤキ

あをぐみがロゴをデザインした松本の「シアターランポン」。


彼らの新作『テリヤキ』が、2026年3月16日まで上演されていて、あをぐみも観劇してきました。そして、「テリヤキ」美味しかったから、おかわりしちゃいました。

というのも今回は、キャスト違いの「A」と「B」という出演者がガラリと変わるユニークな趣向があったのです。これはもう両方とも観るしかないでしょう。


演劇のWキャストって、理想とする完成形「A」をいつどこでもどんな状況でも安定して上演できるように、完成形「A」に限りなく近い「A’」を複数用意するのが、演劇システムとしての常套なのかな、と思ってました。(万が一のため主役に代役をたてる、とか)。


そのシステムを逆手にとったのか、今回の『テリヤキ』ではキャストによって演出やセリフがところどころ変えてある。

それによって「A’」というよりは、「A」と「B」という似たようで違う2つの世界があるように感じました。

「A」と「B」は平行世界なのかもしれない・・・というような。


最終的に、会場を茅野市に移しての「C」も用意されてるから、「C」の平行世界が「A」と「B」なのか、はたまたすべてが平行世界で本当の世界はお芝居の外にあるのか・・・そんな妄想が膨らんだりして、いやいや考えすぎか。


細かいことは考えずとも、ただただ身をゆだねてバクショーして「ああ、たのしかった」と満腹になって家路につけるような『テリヤキ』です。


松本にある「ランポンシアター」での残りの公演には売り切れ回もあるようですが、3月28、29日に茅野市民館マルチホールで「C」キャストの公演があります。


見逃した方、まだまだ「テリヤキ」食べ尽くしたい方は、そちらへも足を運んでみては。

そのさいには、あをぐみがお手伝いした新作グッズもご覧いただき、購入していただけるとうれしいです。ランポンの若手が考案した、なかなかに魅力的なグッズ。自分たちでデザインしたくせに、つい欲しくなっちゃうものが多々でした。(äwö)




2026-03-10

ゴリラのはなくそ

あをぐみがデザインを担当した絵本、『ゴリラのはなくそ』(あすなろ書房)をご紹介します。

文章、たなかなおとさん。絵、ほりかわりまこさん。



ある日のこと、一通のメールがやってきました。 


「ゴリラのはなくそのデザインをお願いしたい」。

え? どーいうこと?!?!?!?!?!?!?!


まったく内容が想像できない依頼でしたから、おもしろいに決まってる。

見逃す手なんてありません。二つ返事で仲間に加えていただきました。


実はこれ、読み聞かせを前提にした絵本なのです。


そのため、読むだけでなく「聞かせる」ことをいつも以上に意識してデザインをしています。

余白をとってスッキリさせつつも、単調にはならないような変化をつけたり。

そして最大の難関は「品のあるはなくそ」に仕上げること!

あーでもない、こーでもない、たしたりひいたり、みんなでアイデアを出しあって、ようやくできあがりました、『ゴリラのはなくそ』。


どんな絵本になったのか…… 書店で見つけたら、はずかしがらず、まずはぜひタイトルを声を出して読んでみてください。(ä)

2026-03-09

松本献血ルームのグラフィック

もともと旧松本パルコのど真ん前にあった長野県赤十字血液センター・松本献血ルーム

2025年11月に、すぐ裏手となる五幸セントラルパーキングプラザビル1階へと移転しました。


その新ルーム内部の壁面と天井のグラフィック・デザインを、あをぐみが担当しました。

松本から見える山並みを忠実に再現しつつ、献血の間の時間を少しでもリラックスしていただくべく、デザインとして軽やかに仕上げています。


特にトイレに至る廊下の壁面には、ちょっとした仕掛けも施されていますので、献血ついでに天井と壁面にも注目いただけるとうれしいです。(äwö)