2026-03-10

ゴリラのはなくそ

あをぐみがデザインを担当した絵本、『ゴリラのはなくそ』(あすなろ書房)をご紹介します。

文章、たなかなおとさん。絵、ほりかわりまこさん。



ある日のこと、一通のメールがやってきました。 


「ゴリラのはなくそのデザインをお願いしたい」。

え? どーいうこと?!?!?!?!?!?!?!


まったく内容が想像できない依頼でしたから、おもしろいに決まってる。

見逃す手なんてありません。二つ返事で仲間に加えていただきました。


実はこれ、読み聞かせを前提にした絵本なのです。


そのため、読むだけでなく「聞かせる」ことをいつも以上に意識してデザインをしています。

余白をとってスッキリさせつつも、単調にはならないような変化をつけたり。

そして最大の難関は「品のあるはなくそ」に仕上げること!

あーでもない、こーでもない、たしたりひいたり、みんなでアイデアを出しあって、ようやくできあがりました、『ゴリラのはなくそ』。


どんな絵本になったのか…… 書店で見つけたら、はずかしがらず、まずはぜひタイトルを声を出して読んでみてください。(ä)

2026-03-09

松本献血ルームのグラフィック

もともと旧松本パルコのど真ん前にあった長野県赤十字血液センター・松本献血ルーム

2025年11月に、すぐ裏手となる五幸セントラルパーキングプラザビル1階へと移転しました。


その新ルーム内部の壁面と天井のグラフィック・デザインを、あをぐみが担当しました。

松本から見える山並みを忠実に再現しつつ、献血の間の時間を少しでもリラックスしていただくべく、デザインとして軽やかに仕上げています。


特にトイレに至る廊下の壁面には、ちょっとした仕掛けも施されていますので、献血ついでに天井と壁面にも注目いただけるとうれしいです。(äwö)

2026-02-28

別冊太陽 新版 太宰治

かれこれ17年も前になりますが、生誕100年の節目に別冊太陽『太宰治』が発売されました。

そのエディトリアルデザインは ä が担当していたのですが、当時「あをぐみ」はまだ設立されておらず、ä は松本ではなく東京暮らしでした。


で、この2026年。新たに発見された「雀」の原稿などを加えて再編集した『新版 太宰治』(別冊太陽 日本のこころ 330/平凡社刊)が発行されたのですが、そのエディトリアルデザインは、あをぐみとしての ä が担当しております。


17年前の自分と共同作業するのは、何とも不思議な気分……。


新たな発見もあれば、太宰ゆかりの三鷹の跨線人道橋のように、今は失われてしまったものもあります。

今回の誌面では、17年前に撮影していただいたその橋の写真を、目次に印象的にあしらいました。

ちなみに人道橋は一部が記念碑的に保存されることとなり、ポケットスペースなる場所に整備されていくようです。


太宰ファンもこれから太宰治を知る方も、本書をナビとしてより深く太宰とその作品世界をお楽しみいただければうれしいです。(ä)