2026-07-08

望月桂 自由を扶くひと@安曇野市美術館 3

ついに開幕した「望月桂 自由を扶くひと」@安曇野市美術館

昨年すでに丸木美術館で体験した方も、じゅうぶんにお楽しみいただけるほどスケールアップした展覧会となっています。


8月9日までは毎週末に関連イベントが開催されるので、公式サイトで内容とスケジュールをご確認ください。

ちなみに今度の土曜日、7月11日には、美術館開催のシンポジウム「帰ってきた望月桂」が開催予定。登壇者の多さからしても、特に充実したプログラムで期待大です。当日その時間に入館されている方なら、どなたでも聴講可能です(先着約100名)。


さらにオフィシャルのチラシやポスターに掲載されていない、松本市で開催される関連イベントもいくつか。


7月18日(土)には、松本市中央図書館のトークシリーズ「ライブラリレーまつもと」で、本展に大きく関わられている塩原理絵子さんによる「芸術は誰のもの? 生活と労働の中にユーモアを描いた画家望月桂」があります。

次の土曜25日は、シンポジウム「望月桂のアクチュアリティ〜芸術、関係性、アナキズム」が、マツモトアートセンターで開催。

どちらも申し込みが必要なイベントなので要チェック。


これから安曇野へお出かけの方は展覧会の予習として、すでに観て刺激を受けまくった方はさらなる深みにはまるべく、各種イベントもぜひお楽しみください。(ä)

2026-06-29

望月桂 自由を扶くひと@安曇野市美術館 2

前回に続き、いよいよ開幕が迫ってきた「望月桂 自由を扶くひと」@安曇野市美術館について。


広報物のほか、本展図録もあをぐみがデザインしました。


実は展覧会に先駆け、すでに図録『望月桂 自由を扶くひと』が平凡社から発売されていますので、展覧会の予習をされたい方や遠方の方も、ぜひ最寄りの書店でお手にとってご覧いただけるとうれしいです。


この図録をきっかけに、展覧会へ、そして夏の安曇野へ、ぜひ遊びにいらしてください。(ä)

2026-06-17

望月桂 自由を扶くひと@安曇野市美術館 1

2025年『原爆の図 丸木美術館』(埼玉)での展覧会が話題となり、多くの人が知ることとなった望月桂。

その「望月桂 自由を扶くひと」展が、いよいよ安曇野市美術館へ凱旋します。

(会期:2026年7月4日(土)〜8月30日(日))

しかも、単に望月桂の故郷・安曇野へ巡回するだけにとどまらず、安曇野展ならではの趣向が満載となった、“展覧会 2.0” 的な展開となるのです。


同展の広報物から図録までの幅広いデザインワークを、前回に続きあをぐみが担当しています。


本展は安曇野市美術館での開催ですが、なんと安曇野市文書館、そして碌山美術館でも関連企画展が催されます。


各館シンポジウムやトークイベントもいろいろ用意されているので、詳しくは展覧会サイトのスケジュールなどでご確認を。そして、ぜひ足をお運びいただけるとうれしいです。


全方位でデザインワークに関わったこともあり、話題がとにかくたっぷりあるので、あをぐみのブログでもこれから複数回にわたって、本展についてご紹介していこうと思います。

というわけで次回に続く!(ä)

2026-06-01

河鍋暁斎作品集

あをぐみが編集・デザインを手がけた『河鍋暁斎作品集』が東京美術から刊行されました。


幕末〜明治期に活躍した暁斎は、小さな挿絵から巨大な幕絵まで、大きさも画材も画法も、ありとあらゆる絵画的表現を使いこなした絵師。

現在の「三菱一号館美術館」などを設計(現存の建物は復元)したイギリス人建築家、ジョサイア・コンドルが弟子入りしたことでも知られています。作品集に掲載した暁斎の絵日記には、正座ができずヘロヘロしているコンドルの姿が描かれていたり。


さかのぼれば、あをぐみが暁斎と出合ったのは2002年のことでした。それ以前から存在は知っていたし図録ももっていたのですが、ちゃんと“出合った”のは、暁斎をリスペクトする現代美術家・天明屋尚さんが埼玉県の河鍋暁斎記念美術館で行った「天明屋尚と暁斎展」でした。仕事としては ä が「別冊太陽 河鍋暁斎」(2008年)のデザインも手がけています。


今回は、絵の迫力がしっかり伝わる大判の作品集に携われる良いチャンスをいただき、本当に嬉しかった。河鍋暁斎記念美術館所蔵の作品からいくつかを撮影させていただけたこともあり、手触り感まで伝わる作品も多々です。


まったくの余談ですが、撮影のため美術館に伺った際、お昼ご飯に訪れた近所のお蕎麦屋さんで「暁斎さんのお仕事?」と聞かれたので「そうです」と答えると、なんと、川越産さつまいも天ぷらをサービスしてくださったのです。よく見ると店内には暁斎のポスターとかいろいろ飾ってある。ご近所に愛される暁斎の、御相伴にあずかったカタチです(ごちそうさまでした!)。しかも、これまで食べた芋天のなかで一番の美味さでした、ほんとまぢで。


さて、表紙のおたふくちゃんのかわいさと、手に持った団扇の画中画にも注目して頂きたい今回の作品集。多彩で多様な暁斎の魅力を知るには絶好の一冊です。

現在サントリー美術館で開催中の展覧会(神戸・静岡に巡回予定)、そして河鍋暁斎記念美術館の「国際博物館の日記念 暁斎の漫画事始め」展(〜6/24)とあわせて、ぜひご覧ください。(äwö)

2026-04-09

絵本と子どもと歩いた日々

あをぐみがデザインを担当した山脇百合子さんのエッセイ集、『絵本と子どもと歩いた日々』(のら書店)をご紹介します。


『ぐりとぐら』と耳にしたら、ほとんどの人が思い浮かべることのできる、あの双子の野ねずみの絵。

日本人なら一度は読んだことがあるのではないかと思うほど、ロングセラーの愛され絵本です。

中川李枝子さんが文章を、そして山脇百合子さんが絵をご担当されたこの絵本シリーズを、大人になってもなお大事にされてる方はたくさんいると思います。

かくいうäも幼少期からずーーーっと、手元にもち続けています。


誰もが知るこのシリーズを手がけた山脇さんの本のデザインを担当できるなんて、とっても光栄なこと。

これでもか!というくらい、ふんだんにイラストを掲載しましたので、パラパラ眺めるだけでも楽しい気分になれます。

本をぱっと開いて、気になったイラストのページから読むなんてこともできるのが、ショートエッセイを集めたこの本のいいところ。

『ぐりとぐら』の絵の誕生秘話など、なるほど!なるほど!!な秘話も読めたりします。


のら書店さんにお伺いして、原画をたくさん拝見しながら掲載イラストを選ぶという役得もあったりして、デザインしてるあいだ、ずっと幸せな気分でした。その幸福感が、デザインにぜんぶ出てると思います。


中川さん・山脇さんのファンだけでなく、絵本作家を目指そうとされている方から子育て真っ最中の方まで、多くの人に楽しんでいただけるすてきな一冊となりました。(ä)

2026-03-20

旧山辺学校校舎のリーフレット

あをぐみがデザインを担当した「旧山辺学校校舎」のリーフレットをご紹介します。


旧山辺学校校舎は、現在・国宝の「開智学校」をモデルとして1885年に松本市里山辺に建てられ、修復されながら今なおその姿を残しています。長野県宝に指定されており、松本市立博物館の分館としても機能。建物の特徴や当時の学校教育、山辺地区の暮らしや産業がわかる資料などが展示され、楽しく学べる施設です。

実は、リーフレットのリニューアルを依頼されるまで、はずかしながら「旧山辺学校校舎」のことをほぼ知りませんでした。


そのため、デザインするにあたって早速うかがったのですが、ちょうど梅や桜が見ごろの時期。うっすらとピンク色に染まる校舎が、入学や卒業の思い出を蘇らせてくれました。
校舎を案内していただいて印象深かったものが「黌(まなびや)」の文字をあしらった瓦。
そのとき感じた気持ちや想いをデザインやグラフィックにうまく生かせたと思います。

松本の中心から少しはなれた場所だけに、佇まいにも落ち着きがあり、時間がゆるやかに流れるような感覚にひたれます。
たくさんの人の思い出や思い入れが宿る古い学校ですごすひとときは、とても気持ちがいいもの。眺める山並みも美しく、個人的にもお気に入りの場所となりました。(ä)

2026-03-14

シアターランポンのテリヤキ

あをぐみがロゴをデザインした松本の「シアターランポン」。


彼らの新作『テリヤキ』が、2026年3月16日まで上演されていて、あをぐみも観劇してきました。そして、「テリヤキ」美味しかったから、おかわりしちゃいました。

というのも今回は、キャスト違いの「A」と「B」という出演者がガラリと変わるユニークな趣向があったのです。これはもう両方とも観るしかないでしょう。


演劇のWキャストって、理想とする完成形「A」をいつどこでもどんな状況でも安定して上演できるように、完成形「A」に限りなく近い「A’」を複数用意するのが、演劇システムとしての常套なのかな、と思ってました。(万が一のため主役に代役をたてる、とか)。


そのシステムを逆手にとったのか、今回の『テリヤキ』ではキャストによって演出やセリフがところどころ変えてある。

それによって「A’」というよりは、「A」と「B」という似たようで違う2つの世界があるように感じました。

「A」と「B」は平行世界なのかもしれない・・・というような。


最終的に、会場を茅野市に移しての「C」も用意されてるから、「C」の平行世界が「A」と「B」なのか、はたまたすべてが平行世界で本当の世界はお芝居の外にあるのか・・・そんな妄想が膨らんだりして、いやいや考えすぎか。


細かいことは考えずとも、ただただ身をゆだねてバクショーして「ああ、たのしかった」と満腹になって家路につけるような『テリヤキ』です。


松本にある「ランポンシアター」での残りの公演には売り切れ回もあるようですが、3月28、29日に茅野市民館マルチホールで「C」キャストの公演があります。


見逃した方、まだまだ「テリヤキ」食べ尽くしたい方は、そちらへも足を運んでみては。

そのさいには、あをぐみがお手伝いした新作グッズもご覧いただき、購入していただけるとうれしいです。ランポンの若手が考案した、なかなかに魅力的なグッズ。自分たちでデザインしたくせに、つい欲しくなっちゃうものが多々でした。(äwö)




2026-03-10

ゴリラのはなくそ

あをぐみがデザインを担当した絵本、『ゴリラのはなくそ』(あすなろ書房)をご紹介します。

文章、たなかなおとさん。絵、ほりかわりまこさん。



ある日のこと、一通のメールがやってきました。 


「ゴリラのはなくそのデザインをお願いしたい」。

え? どーいうこと?!?!?!?!?!?!?!


まったく内容が想像できない依頼でしたから、おもしろいに決まってる。

見逃す手なんてありません。二つ返事で仲間に加えていただきました。


実はこれ、読み聞かせを前提にした絵本なのです。


そのため、読むだけでなく「聞かせる」ことをいつも以上に意識してデザインをしています。

余白をとってスッキリさせつつも、単調にはならないような変化をつけたり。

そして最大の難関は「品のあるはなくそ」に仕上げること!

あーでもない、こーでもない、たしたりひいたり、みんなでアイデアを出しあって、ようやくできあがりました、『ゴリラのはなくそ』。


どんな絵本になったのか…… 書店で見つけたら、はずかしがらず、まずはぜひタイトルを声を出して読んでみてください。(ä)

2026-03-09

松本献血ルームのグラフィック

もともと旧松本パルコのど真ん前にあった長野県赤十字血液センター・松本献血ルーム

2025年11月に、すぐ裏手となる五幸セントラルパーキングプラザビル1階へと移転しました。


その新ルーム内部の壁面と天井のグラフィック・デザインを、あをぐみが担当しました。

松本から見える山並みを忠実に再現しつつ、献血の間の時間を少しでもリラックスしていただくべく、デザインとして軽やかに仕上げています。


特にトイレに至る廊下の壁面には、ちょっとした仕掛けも施されていますので、献血ついでに天井と壁面にも注目いただけるとうれしいです。(äwö)

2026-02-28

別冊太陽 新版 太宰治

かれこれ17年も前になりますが、生誕100年の節目に別冊太陽『太宰治』が発売されました。

そのエディトリアルデザインは ä が担当していたのですが、当時「あをぐみ」はまだ設立されておらず、ä は松本ではなく東京暮らしでした。


で、この2026年。新たに発見された「雀」の原稿などを加えて再編集した『新版 太宰治』(別冊太陽 日本のこころ 330/平凡社刊)が発行されたのですが、そのエディトリアルデザインは、あをぐみとしての ä が担当しております。


17年前の自分と共同作業するのは、何とも不思議な気分……。


新たな発見もあれば、太宰ゆかりの三鷹の跨線人道橋のように、今は失われてしまったものもあります。

今回の誌面では、17年前に撮影していただいたその橋の写真を、目次に印象的にあしらいました。

ちなみに人道橋は一部が記念碑的に保存されることとなり、ポケットスペースなる場所に整備されていくようです。


太宰ファンもこれから太宰治を知る方も、本書をナビとしてより深く太宰とその作品世界をお楽しみいただければうれしいです。(ä)

2025-12-27

藤田嗣治というひと

2026年は藤田嗣治生誕140年ということで、今年から来年にかけて、さまざまな藤田展が各地で行われています。

こちらの特設サイトに展覧会がまとまっているので、気になる方はぜひチェックを。


あをぐみöもせっせと出かけ、特設サイトに掲載されている展覧会は全部見てきました。

どの展覧会でも“見知らぬ藤田”に出会えて興味深かった。

いろいろ見たことで、自分のなかの藤田イメージが「フランス暮らしのFOUJITA → 明治生まれの江戸っ子」に置き換わった気がします。


個人的興味からさまざまな藤田展を巡っていたのですが、思いがけず記事を書くことになりまして、さらに深く藤田を調べる機会に恵まれました。

おかっぱ丸メガネで奇抜なファッションをまとった、“いわゆる陽の当たる藤田”のイメージは、1920年代半ばまでの画壇の寵児たる時代に集中しています。でも実はその時期を超えた40代から晩年までの藤田に、人間藤田の滋味がしみだしているのだなあとつくづく。


それをまとめた記事が、現在発売中の『エクラ』2026年2・3月号に掲載されています。

ご覧いただければ、とっても嬉しいです。(ö)



2025-11-24

クリスマスのくつした

早いもので、今年もあと1ヶ月と少しになりました。

一気に年末感が増す昨今に、ぴったりの本をご紹介します。


あをぐみがデザインを担当した絵本『クリスマスのくつした』(のら書店)です。


イギリスの作家エリナー・ファージョンさんの詩を、石津ちひろさんの訳、ほりかわりまこさんの絵で仕立てたこの絵本、過去に手がけてきたデザインの中でも、最上位のかわいい仕上がりです。

かわいいだけじゃなく、「え! そうきます?!」という驚きの仕掛けもちりばめられていて、何度も楽しめる一冊です。


この本をデザインするに当たって、あるキーワードが思い浮かんでいました。

制作チームの誰にも伝えていない、まったく個人的に掲げたそのキーワードとは……“ゴスロリ”です。


最初に受け取ったラフ案から“ゴス”な空気を感じとった僕のあたまのなかには、The Cure の楽曲が響いてきました。

「これは掲示のひとつだ」と思いましたが、誰にも伝えず、その響きから感じる空気をデザインに落とし込んでいったのです。

まるで、“美意識”をだいじにだいじに、ひとつひとつの箱へしまっていくような感覚でした。


たくさんの子どもたちが、クリスマスまでの日々を楽しめるようデザインする一方、ゴスロリのおじいちゃまがお孫さんに、この絵本を読み聞かせているような場面を想像したりして。

心のどこかでゴスロリたちにも楽しんでもらいたいな、とこっそり思っていました。


クリスマスまでの日々、あたたかくして、この絵本をおともにお過ごしいただければさいわいです。

クリスマスがおわっても、また来年のクリスマス近くになったら開いて、そしてその次も。

いつまでも長〜くお楽しみいただけます(ä)。

2025-11-04

アール・デコ100年

1925年にパリで開かれた通称”アール・デコ博”から、今年で100年。

この機に東京や大阪でいくつかの展覧会が開催中なので、まわってまいりました。


なぜって、この本をあをぐみが担当したからです。


東京美術刊の「もっと知りたいアール・デコ」

著者はお茶の水女子大学名誉教授の天野知香さんです。


10月末に発売されたので、ぜひ書店などでお手にとっていただきたく。

本を読めば、”アール・デコの正体”がつかめるような内容になっています。


さらに各地で開催中の展覧会を見れば、実物の迫力や手触りを目の当たりにできるので、アール・デコ理解がより進むこと間違いなし。


というわけでまずは東京へ。


現在(2025年11月時点)開催中の関連展のなかでも、アール・デコを建物ごと楽しめてしまうのが、東京都庭園美術館「永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル —ハイジュエリーが語るアール・デコ」展です。


こんなふうにハイジュエリーとその原画が並んでいたり、



館のインテリアごと雰囲気を味わえたりできるのです。



書籍の表紙に使った階段の意匠も、間近で見ると手仕事の確かさがわかりますね〜。


ちなみに「もっと知りたいアール・デコ」に掲載のコラムでは、アール・デコの館と呼ばれるこの美術館の建物について同美術館の勝田琴絵さんにご執筆いただきました。

ご一読のうえで訪れると、解像度がぐっとあがって見えますよ。


展示は2026年1月18日まで。


お次は大阪へ移動しましょう。


大阪中之島美術館では、こちらの「新時代のヴィーナス!アール・デコ100年展」が開かれています。


「アール・デコと女性」をテーマにしているだけあって、ジュエリーや香水瓶、ドレスなどのファション関連品が多々。

女性が乗りこなすようになった車や、旅行に誘うポスターなどもあり、おしゃれしてアクティブに出かけたい気分になります。


もう終わっちゃいましたが、この展覧会の開催直後には、「もっと知りたいアール・デコ」著者の天野さんによるトークが開かれました。


こちらの会期は2026年1月4日まで。


さいごに東京に戻ります。


三菱一号館美術館で開催中の、「アール・デコとモード 京都服飾文化研究財団(KCI)コレクションを中心に」展です。


2022年にあをぐみが担当したこちらの書籍に掲載されている作品もあって、なつかしさが込み上げます。

「もっと知りたいシャネルと20世紀モード」

上の赤いシャネルのドレスは、目次にも使いました。


「もっと知りたいアール・デコ」 の表紙にもいる、ポンポンのクマさんのミニ版も見られました。

書籍内で紹介したいくつかの工芸品なども、実際に会場で見ることができました。


こちらは2026年1月25日まで。


3つまわると、アール・デコが立体的かつ体験的に理解できるのでおすすめ。

秋〜冬のアート旅にいかがでしょうか?(ö)

2025-07-17

いま、日本は戦争をしている −太平洋戦争のときの子どもたち−

あをぐみがデザインを担当した絵本『いま、日本は戦争をしている −太平洋戦争のときの子どもたち−』(小峰書店)をご紹介します。


絵と文は、堀川理万子さん。

かがくのとも(福音館書店)の『さんかくで いえを つくろう』『そっちから わたし、どんなふうに みえている?』に続き、堀川さんの本のデザインを担当するのは3冊目となりました。


「戦争」というテーマに向き合うことは、個人的に「人生の宿題」のような気がしていたので、ここで大きなチャンスをいただけたことに、運命的なものを感じています。


デザインに取り掛かる前に、äも取材に同行して体験談を直に聞くことができました。

インタビューだけでも大仕事なのですが、堀川さんは同時にイラストのラフと、そこに添える文章さえも平行して書いていくのです。しかもそれを数日くりかえして精度をあげていく……そのスピードと集中力には驚愕しました。


取材を終えてから、それらをもとに本格的にイラストを仕上げていくのですが、ある程度仕上がった段階で取材先に確認し、修正をくりかえす。

これは相当な覚悟とエネルギーが必要だった思います。

完成したイラストには、写真とはまた違った趣きが添えられ、戦時下でのほんとうの日常が封じ込められているように僕には見えました。


たったひとりの方への取材でもたいへんなのに、17人の方と向き合った。

結果、完成した本もおのずと大作になっています。

子どもたちはもちろん、すべての人に読んでもらいたい、と強く感じています。


原画展も開催されるので、リンク先からスケジュールを確認いただき、ぜひ足をお運びください。本の外側が感じられる貴重な機会です。(ä)

2025-06-04

今宵からまた、あのランプがオンします

本日から6月16日までの短い期間、

夜の帳が下りる頃にあのランプが煌々と輝きはじめます。

……そう、シアターランポンです。


さあ、ランポンシアターの扉を開けましょう。


今宵こちらで繰り広げられるのは、カレル・チャペック原作のロボットのおはなし。

扉の先はユートピアか、はたまたデストピアか。

ご自身の目で確かめてみてください。


本公演をイメージした、オリジナルバッジなどの販売もあります。

今回もバッヂデザインをあをぐみが担当しましたので、ぜひご注目くださいまし。(äwö)