2011-09-30

イッセイ・ミヤケの新デザイナー

ISSEY MIYAKEの新デザイナーに、
若干35歳の気鋭・宮前義之さんが選ばれたと、
少し前に広報のKさんからご連絡をいただきました。

10/5まで開催中のパリコレは、宮前さんとそのチームにとって初の大仕事。
サイトでその様子が密着レポートされています(9/28から)。
トップブランドのコレクションは“舞台”としても刺激的。その裏側もしかりです。

それにしても、インターネット環境があれば、
パリコレがリアルタイムで楽しめちゃうんだからすごい。
それを見習って(?)、エストニアに向けてフライト中のÖにも、
生レポートさせましょう!

乞うご期待。(ÄwÖ)

2011-09-29

早いもので……


いよいよ9月もおわり。
あをぐみショールームの「place by awo」は、
10月中~下旬のオープンにむけたラストスパートに入っています。


店内外をいろどる、さまざまなグラフィックも目下製作中。
こうやって紙でまず検証してから、実製作に入ります。

そして業務連絡。
企画編集担当のÖは、明日から10/12まで海外出張のため不在になります。
メールは大丈夫ですが、ケータイはつながらないのでご了承ください。(ÄwÖ)

2011-09-28

こなもん

ここのところ、よくパンを食べています。
3食すべてパンという日もあるけれど、全然苦にならない。
キリスト教信者ではないけれど、
パンとワインだけでもシアワセ、と思う(ともにおいしければ、ですが)。


place by awoの軽食堂部も、基本的にはこなものメニューで構成される予定。
あを式おやきである「やきを」はもちろんですが、クッキーなど、
ほかのメニューに使うのも長野県産の粉。全粒粉も蕎麦粉も、ぜんぶ県産です。

具材やサイドメニューにも、基本的には地元産食材を使う予定。
でも県産に固執しているわけではなく、
おいしくするために、いろいろなところのいろいろな素材を使うことも、
やぶさかではありません。
お店で出すワインも、あえて他県のものを取り入れる予定です。

こうやってメニューを考えているときって、ホント楽しい。
ボク以外のスタッフでもおいしく作れるよう、レシピを工夫することも楽しい。
そうやってつくった軽食を、みなさまに食べていただける日を心待ちに、
今日も試作に励んでいます。

軽食堂部ライアンでした。(R)

2011-09-26

冬>ウサイン・ボルト

9月に入って急激に暑くなったと思ったら、
ここ1週間ほどで今度は急激に寒くなり、
さわやかな秋風のうしろに、冬の姿がチラッチラッと見えるようになってきました。
白馬岳ではすでに初冠雪も見られたとか。
冬の足の速さといったら、ボルトもびっくりだ。

そんなこんなでもう9月も終盤。
何とか10月中にはplace by awoをオープンさせようとしているあをぐみは、
ここのところまさに、大回転ぐるぐるの日々を過ごしています。

でも実は今が一番楽しいのかも。
いろいろな商品がアップしてくるたび、
社内では悦びの踊りが繰り広げられています。
あみぐみ&ぬいぐみの皆さんからも仕上がりが届いているし、
近いところではお隣の塩尻市や佐久市から、
そして静岡県や滋賀県、遠くはインドからも続々と商品が運ばれてきました。

それらをちゃんとパッケージして、みなさまにお届けできるよう
急ピッチでデザイン作業もつづきます。
やるぜ、オレたち。(ÄwÖ)

2011-09-22

ヴォーヌ ロマネ プルミエ クリュ


昨日はデザイナーÄの誕生日。
台風が来てたので出かけるのはやめ、社内でワインを開けて乾杯。

ピノノワールなのでデキャンタはせず、飲む1時間前を見計らって抜栓。
最初のテイスティング時はちょっと後味がわざとらしかったけど、
時間が経つにつれておいしさが増してきました。
つまみに用意したカマンベール(白カビチーズ)とも好相性!


ワイン好きな人に、以下のデータを捧げます。
=====
ヴォーヌ ロマネ プルミエ クリュ(2006年)

生産者:ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スール
生産地:ブルゴーニュ地方コート・ド・ニュイ地区
ヴォーヌ・ロマネ村の複数の1級畑
A O C:ヴォーヌ・ロマ・プルミエ・クリュ
ブドウ品種:ピノ・ノワール 100%
(※グラン・クリュ・エシェゾーのレ・ロアショース区画の若木を含む)
備考:収穫はすべて手摘み。
熟成はミディアムと強めにローストされたアリエ産のオーク樽を
半分ずつ12ヶ月間熟成(シュール・リーの状態)。
澱引きは瓶詰時のみに実施。
======
あ~、しあわせ。
今日からまたお仕事、がんばれます。(Ö)

2011-09-21

よく降るわ

のろのろ台風のせいで、全国的に水害が多発していて心配。
松本市も連日よく降り続いているけれど、
いまのところ河川の氾濫などはない模様です。

こう降り続くと、外出も億劫になってきて、ここ2,3日はデスクワーク中心。
いろいろな取引先とメールや電話で連絡をとりあっていますが、
兵庫県淡路市のある会社にお願いしていた案件は、
町が水没しかけているとのことでペンディング状態。
名古屋の会社とも電話しましたが、やはり結構ひどいことになっているようです。
和歌山県のおともだちのところも、引き続き予断を許さない状態だし、
ニュースを見ると九州などでも水害が発生している。
ううむ、ホント今年は自然災害のひどい年だと、改めて思います。

おてんとうさまのすることに手出しはできないけれど、
ただ傍観するしかないというのもむなしいもの。
とりあえず今は、台風が早く去ってくれることを祈ります。(ÄwÖ)

2011-09-19

でかっ!


信州には、なかなか個性的でいい顔をした地野菜がたくさんあります。
先日ツルヤで見つけたのは、この巨大ナス。
猫と比べれば大きさがわかるでしょうか?
(本当は普通のナスと比べたかったけど在庫切れ)


このナスの名前は「ていざなす」。
長野県では天龍村で最初に栽培がはじまったそうです。
詳しいことが天龍村のサイトに載っているのでご参考に。

サイトによれば焼きナスがおすすめだそうですが、
みずみずしいのでしっかり火を通してしまうより、
ミディアムくらいがとてもおいしゅうございます(岸朝子口調で)。

こういう野菜、軽食堂で販売する「やきを」とか
その他のメニューに活かせないかな……。
レシピ担当のライアンに相談してみます。

かんけーないけど、タイトルの「でかっ!」みたいな
語幹のみの形容詞の使用が広がっていると、
先日の朝日新聞で報道されてたなあ。確かにワタクシもよく使う。
何というか、そこに含まれる“驚き”を表現するのに、
とっても適しているのですよ。(Ö)

2011-09-14

あみぬい会議001


編み物を編んでくださる「あみぐみ」と
縫い物を担当してくださる「ぬいぐみ」のメンバーが集まる
第一回目の合同会議が本日開催されました。

どんなものをどうつくり、どう販売していくのかなど
できたてのマニュアルを見ながらご説明。
そのあと、あをぐみオリジナルメニューの「やきを」を試食していただきながら
楽しく交流もできました。

来られなかったメンバーのため、明日も会議その2を行います。
それぞれのメンバーが、楽しみながら、
でも真摯にものづくりを進めていただけたらいいなあ。
そして買う人に、それが伝わるともっといいなあ。
めざすぜ、三方よし。(Ö)


2011-09-07

蟻の穴

松本は昨日に続く快晴。空気が軽く、心も軽~い。
晴れって偉大だなあとつくづく。

同じ日本にありながら、
和歌山県の友人は現在も、台風&豪雨による浸水の影響と格闘中。
固定電話は通じず、水道も使えない状態なのだそうで予断を許しません。

今年はとんだ天災 year だよと、せっかくの晴れなのに心が曇る……。
宇宙規模の大きなシステムのどこかに、異常が起きているのではないかなあ。
蟻の穴から堤防が崩れないことを祈ります。(ÄwÖ)

2011-09-06

ヒゲ


今日は朝からちょきちょき。
紙で帽子をつくったりヒゲをつくったり。


決して遊んでいるわけではなく、
大事なデザインプロセスです、ホントに。

BGMはもちろんドリフターズの「ヒゲダンス」
(デザイナーÄがレコードをもっている)。


ドリフバージョンもいいけど、本家本元のテディ・ペンダーグラス「Do Me
もかなりイカす~。

ノリノリベースラインに合わせて
あをぐみのちょびヒゲ猫も踊る踊る。(Ö)


2011-09-02

スローなものづくり(長いよ)

今日は珍しく長文です、あしからず。

世の中には、スピーディな対応が必要なことも多々あるけれど、
ゆっくり長く進めることに意義のある事項もた~くさんあります。

ものづくりでも、
「迅速・丁寧・格安」がモットー3点セットの大量生産型と
「伝統・技・唯一無二性」で成り立つ工芸などの手作業型という、
大きなふたつの型が浮かびあがってくるのはそういうことか。

もちろん、細かく見ればつくり手の数だけ型はあるわけで、
いよいよものづくりに足(どころか全身)をつっこんだあをぐみも、
そうした微細な型のひとつをつくりあげようと、日々画策しているわけです。

あをぐみが目指すのは、近江商人的ものづくり。
いわゆる「三方よし」というやつです。
三方とは「つくり手」と「世間(買ってくださる人)」
そして「売り手」である我々。
つまり関わるみんなが満足するものづくりですね。

とはいえ、弱小企業あをぐみには
つくり手を満足させるほどの工賃支払能力は、残念ながらありません
(断言するなよ、と自分でもつっこみたくなるが)。

では、何をもって“満足”としてもらうか……。
それは、せめてもの「つながる悦び」でしょうか。

自分がつくったものを誰かが使い、喜んでもらえる。
それだけでその誰かとつながった気がして、心がホワッとなります。
そういうつながりがいっぱいできれば、
大げさかもしれないけど「生きる充足」になっていくんじゃないかなあと、
自らの来し方を振り返って思うのです。

あをぐみは、例えばバッグひとつにしても、工場に丸投げではなく、
個人(あるいは小規模の集団)に縫っていただいています。
そのほうが、つくり手の“つくる楽しさ”と寄り添えてこちらも楽しくなるし、
つくり手にとっても、どんな人が買ってくれるかが見えて励みになる。
買ってくださる人も、
“顔の見えるもの”を手に入れる楽しさが得られるのではないかなあ。
そうやって三方が互いに悦びをともにして、一緒に歩いていける気がする(希望)。

もちろん個人のつくり手だけでなく、
半オリジナル商品を依頼している工場にだって同じことがあてはまります。
とっても幸せなことにあをぐみは、
小さくても真摯なものづくりをしている工場をいっぱい知っている。
そういうところと、ものだけでないつながりを築いていきたいとマジメに思います。

市場規模は極小だし、初心者ゆえにスムーズにはいかないし、失敗も多い。
あをぐみのものづくりには乗り越えるべき山がゴツゴツと立ちはだかっていますが、
「それだけに登頂の悦びは大きいはず~」とスタッフ一同、
目をキラキラさせながら思うのです。


長~い文章でした。最後に何となく写真で和んでください(笑)。(ÄwÖ)