2019-02-16

レーピンとロシア近代絵画の煌めき

あをぐみがエディトリアルデザインを担当した『レーピンとロシア近代絵画の煌めき』(東京美術刊)が発売中です。


表紙絵は、イリヤー・エフィーモヴィチ・レーピンが妻を描いた作品《休息》で、あま〜い雰囲気になっています。が、中では力強くドラマチックな作品も多く紹介されていて、見ごたえ抜群。筆致は濃厚ながら田舎の暮らしを描くなどした素朴なテーマの作品も多く、ロシア近代絵画の魅力が満載されています。たくさんの作家が登場することもあり、ロシア近代絵画を知るにはもってこいの一冊に。

実際に作品をご覧いただいた人もいるかもしれませんが、1月27日までBunkamura ザ・ミュージアム でも「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」展が開催されていました。今後は、岡山、山形、愛媛と巡回されるようなので、お近くの人はぜひ足をお運びください。

ちょっと話しは変わりますが、先日、丸善松本店に立ち寄ったら、今回紹介のロシア近代絵画や、以前紹介した「もっと知りたいボナール」も含め、美術書コーナーにあをぐみがデザインした本が増えてきてうれしくなりました。どの書店でも自分たちが担当した本を見つけるのはうれしいですが、近所となると格別です(笑)。ぜひ手にとってご覧ください。(ä)

2019-02-10

まつもと車椅子マップ

「世界健康首都会議」という世界的なイベントが、毎年松本で行われていることをご存知でしょうか? 

世界各国から識者が集まり、活動や研究の成果発表をしたり、セミナーや勉強会を開く2日間のイベントですが、その首都会議関連事業のひとつに、ここ4、5年続けて活動してきた「健康先進都市ゼミナール」があります。

そのゼミでは毎年、松本市民はもちろん、経済産業省の職員や大手広告代理店社員などが参加してワークショップを開催。「暮らすだけで健康になる街」があるのか、あるとしたらどういう街なのかなどを、班ごとにさまざまな切り口で考えてきました。

とはいえ、これまでは具体的な政策や成果物に結びついてこなかったため、今回こそは何か形に仕上げようと試行錯誤。その結果ひとつの班が、車椅子の人でも楽しく街を回れる「街歩きマップ」を企画し、その実現に向け、車椅子ユーザーやベビーカーのお母さんも含めたさまざまな人とともに、街歩きを重ねるなどしてきました。

そうしてできた成果物がこちらのマップです。




表紙をご覧になってわかるとおり、車椅子ユーザーでも街歩きが楽しめるという意図に沿ってつくられたマップで、デザインはあをぐみが担当しました。

A面は松本駅から歩いて楽しめる範囲を網羅したマップ。裏では、その制作のために行った街歩きの様子などをレポートしています。今なら観光案内所などで手に入るので、気になった方はぜひ問い合わせてみてください。

なお、あをぐみはデザインも担当しましたが、実はその立案から参加。ワークショップのファシリテーターもさせていただきました。この企画の原風景となっているのは、あをぐみがかつてオランダ・アムステルダムで見かけた、楽しそうにレコードショップでひとりレコードを探している車椅子ユーザーの若者の姿です。日本では車椅子の人が一人で出かけているところをほとんど見たことがなかったので、あれはうれしいショックでした。その風景がこのマップの原点なのです。

歩いて楽しい松本。せっかくなのでどんな人も街歩きをもっと楽しみましょう。……今は寒いけど。(äwö)

2019-02-04

チャオ! バンビーニ 2018

2018年後半は忙しすぎて、ほどよいタイミングでブログを更新することが叶いませんでした。2019年こそ、きちんとしていきたい気持ちはありますが、どうなることか・・・さて。

というわけでだいぶ遅れての紹介となりますが、まつもと市民芸術館で開催された「チャオ! バンビーニ」のチラシとポスターのデザインを、昨年もあをぐみが担当しました。



今回は主ホールが工事中のため、いつもとは趣向を変えたスタイルに。それが〈ネコ〉をテーマにした番外編「ニャオ! バンビーニ」でした。というわけで、ロゴも「お魚くわえた野良猫♫」気分。猫が「チ」の字からタテ棒をかすめとって「二」にしてしまった〜という感じにしています。

思い返せば、まつもと市民芸術館からの依頼で最初に担当させていただいたポスターが、TCアルプ『ネコの星』。2012年のことなので、もう7年も前になります。。光陰矢の如し。まあそんな経緯もあり、あをぐみとしても「ネコ」のモチーフにはとっても思い入れがあるわけで、その時の『ネコの星』では、あをぐみの一員でもあるネコのらいじんがメインビジュアルとなり、ちゃっかり舞台上でもそのビジュアルを使っていただきました。

そして今回のニャオ! 。ここでは同じくあをぐみの一員(いちネコ?)である、そうたつがドーンと登場。あをぐみ的にはセルフ・パロディのようなアイデアでもあるわけです。
人懐っこい性格なので、取材などのたびに写真におさまるくせに、なぜか採用されなかった悲しきネコそうたつ。しかしついに日の目を見たわけですねえ、感慨深い。顔、半分しか登場しないけどね(笑)。(äwö)