あをぐみがエディトリアルデザインを担当した『レーピンとロシア近代絵画の煌めき』(東京美術刊)が発売中です。
表紙絵は、イリヤー・エフィーモヴィチ・レーピンが妻を描いた作品《休息》で、あま〜い雰囲気になっています。が、中では力強くドラマチックな作品も多く紹介されていて、見ごたえ抜群。筆致は濃厚ながら田舎の暮らしを描くなどした素朴なテーマの作品も多く、ロシア近代絵画の魅力が満載されています。たくさんの作家が登場することもあり、ロシア近代絵画を知るにはもってこいの一冊に。
実際に作品をご覧いただいた人もいるかもしれませんが、1月27日までBunkamura ザ・ミュージアム でも「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」展が開催されていました。今後は、岡山、山形、愛媛と巡回されるようなので、お近くの人はぜひ足をお運びください。
ちょっと話しは変わりますが、先日、丸善松本店に立ち寄ったら、今回紹介のロシア近代絵画や、以前紹介した「もっと知りたいボナール」も含め、美術書コーナーにあをぐみがデザインした本が増えてきてうれしくなりました。どの書店でも自分たちが担当した本を見つけるのはうれしいですが、近所となると格別です(笑)。ぜひ手にとってご覧ください。(ä)