2011-10-31

いよいよ明日です

長~い準備期間を経てようやく、あをぐみショールーム「place by awo」は
明日2011年11月1日11時に、堂々オープンいたします
(1が並んでてめでたいので、この日にしました)。

今日はどたばたとオープン準備&近隣へのご挨拶などなど。
これからもまだ作業は続きます。がんばる。


通りに面したディスプレイは、思わず口があいてしまうくらい
バカバカしい仕上がりになっていますので、お楽しみに。

よくお問い合わせいただいていた駐車場についてですが、
2~3日中には近隣にご用意しますので、
お車で来られる方、すみませんがもう少しお待ちください。(ÄwÖ)

2011-10-30

デザインタイドなど

今週末の東京は、デザインイベント目白押し。
企画編集部Öは、ひと足先にそんなイベント各種をハシゴしてきました。

目玉となったのは「デザインタイド・トーキョー2011
プロダクト系を中心とするさまざまなデザイナーが、
プロトタイプと呼ばれる試作品や新商品などをプレゼンテーションする場であり、
そうした気鋭デザイナーの考え方や未来像を聞ける刺激的な場でもあります。

アホなÖがカメラを忘れたので画像なし(泣)。
文章だけで臨場感を伝えようとすると長くなるので、ごく簡単にまとめます。

日本とイギリスのデザイナーによる企画展「Mark-ing」も
タイド会場内で見ることができました。


各デザイナーが今まで影響を受けたものも展示・解説されていました。
たとえば実家が美容院だった切り絵作家の福井利佐さんは髪の毛、
ドイツ生まれのデザイナーモーリッツ・ウォルドメイヤーさんは
名前すら覚えていない教授の印象を挙げていておもしろかったなあ。
会ったことのないデザイナーでも、
そういうところから人物像や思考の一端が見えて臨場感をおぼえます。

タイドのほかにもホテル クラスカのギャラリーで
まだまだ行われている「novelax(ノベラックス)」などにも行ってきました。

そうした各種イベント&展覧会でもらった資料や
デザイナーのコンセプトブックなどの一部を、
place by awo」で見られるようにしております。

これはデザインタイド・トーキョー2011のブック。















デザインに興味のある人は、ぜひお越しのうえ、
【bookish pub】のカウンターでゆっくりご覧ください。(ÄwÖ)

2011-10-29

pbaご紹介その3:Granny's Room

あをぐみショールーム「place by awo」をご紹介してきた
全3回シリーズは、今回でおわり。
最後にご紹介するのは、名前だけでは何のスペースなのか想像もつかないであろう
【Granny's Room(グラニーズ・ルーム)】です。

名前のとおり、“おばあちゃんの部屋”をイメージしたスペースで、
ソファやレコードプレイヤーなどが置かれた
リビングルームのようなつくりになっています。


使い方はこのページを見ていただくとして、
要するにここは、“ニットカフェ”とか”ソーイングカフェ”に近い存在です。

家で黙々と刺繍や手編みをするのも楽しいですが、
たまには友だちと連れ立っておしゃべりしながらものをつくったり、
ここで会った人と手づくり情報の交換をしたり……。
そんな使い方をしていただけたらいいなあと思っています。

ワンドリンク制なので、飲み物のオーダー後のご利用をお願いしていますが、
【The Store】で毛糸や編み棒を購入していただいた方は、
無料で使っていただけます。
また、商品の編み棒で試し編みをしてみたい人も、お気軽に声をかけてください。

ここでいろいろな人が
“つくることの楽しさ”を見つけてくれださればいいなあと願いつつ。(ÄwÖ)

2011-10-28

デザインタイド2011

いよいよ明日29日から、東京ミッドタウン・ホールではじまる
デザインタイド2011」。
「思考をトレードする場」とのコンセプトで、
さまざまなデザイナーらが自作のプレゼンテーションや販売を行う、
とっても刺激的なイベントです。

同イベントのプレス担当をしている友人からの情報では、
今年から「タイドテーブル」という試みもスタート。
その内容はというと、
さまざまな話題がのせられた大きなテーブルをみんなで囲み、
話し合い、共有する全20プログラムのトークコンテンツなのだとか。
なるほど、そうやって話し合うことで“思考をトレードする”のだな。ふむふむ。

企画編集部Öが本日ひらかれるプレビューに行っているので、
詳しい内容は追ってレポートいたします。
東京暮らしをしていた去年までは、会場まで徒歩15分だったのに、
今年はおよそ3時間半……。
そのぶん松本ライフを満喫しているから、いいのだ。(Ö)

【Data】
2011年10月29日(土)~11月3日(木・祝) 
メイン会場:東京ミッドタウン・ホール
時間:11:00~20:00(11/3は~17:00)
入場料:一般¥1,500ほか

2011-10-27

しましま

外観も少しずつ変化しておりますよ。


今週末はプレオープン。
みなさまにお会いできることを楽しみにしています。(ÄwÖ)

2011-10-26

pbaご紹介その2:Bookish Pub


前回に引き続き、「place by awo」のご紹介。
今回は飲食スペース【Bookish Pub(ブッキッシュ・パブ)】に
ご案内いたします。


どんな場所かはpbaのページをご覧いただくとして、
まずは名前のご説明から。

bookishには「読書の」「文学的な」の意味があり、
直訳すると「読書のためのパブ」といった感じ。
また、同時に「かたくるしい」「学者ぶった」という意味もあり、
全部ひっくるめて気に入ったので、このネーミングにしました。

さて次に、ここで食べられるもの、のめるもの、読めるものについて。
●食べられるもの:あをぐみオリジナル「やきを」や、焼き菓子各種
●のめるもの:力いっぱいおすすめしたいジュースやワイン、シードルなど
●読めるもの:いろいろなジャンルの文庫本と、月替わりの「課題図書」

先週は2種類の「やきを」をご提供しましたが、
今週末10/28には大人のビターなブラウニーなど焼き菓子をお出しします。
テイクアウトも可能ですが、ドリンクと共に
この【ブッキッシュ・パブ】でゆっくり楽しんでいただけるとうれしいです。

パブとしての本格始動は年が明けてから。
旅する料理人ライアンが考案したプレート料理などをご提供する予定なので、
まだまだ先ですが、来年をお楽しみに。(ÄwÖ)


2011-10-25

pbaご紹介その1:The Store


10月は土日のみお披露目している、
あをぐみショールーム「place by awo(略してpba)」。
その全貌を3回にわけてご紹介していきます。

まず入り口すぐのスペース【The Store(ザ・ストア)】から。


ここは、あをぐみが企画&デザインした衣食住の商品を扱う売店です。
詳しくはこちらのページをご覧いただきたいのですが、
ここでは取り扱い商品の一部を、そおっとお見せいたしましょう。



「衣」カテゴリーより、あみぐみメンバーが丁寧に製作した「2mマフラー」。
長さが2mあるのでこの名前です。




「住」カテゴリーより、授産施設との協同商品
「candle for dinner(キャンドル・フォー・ディナー)」。
無香料なのでお食事の邪魔をしません。



これら以外にも、カテゴライズ不可のヘンテコ商品などなど、
楽しいアイテムが目白押し。
今回はわかりにくい写真で失礼しますが、後日、
このブログでもひとつひとつご紹介していこうと思います。(ÄwÖ)

2011-10-23

練習しました

慣れないスタッフのための“練習”というナメた理由で
「place by awo」を仮オープンしていた日曜日。
ほとんど告知もしなかったのに、
多くの方に来ていただけて感謝感謝でございます。

おかげさまで、緊張しながらも何とか無事に練習することができました。
「ここは見直さなければ」という課題もいろいろ見えてきたので
11月1日の“ほんとうのオープン”までには、
ちゃんとしたオペレーションでみなさまをお迎えできるよう、
これから早急に試行錯誤していきたいと思います。

焼き印がうまく捺せなくて変な顔になった「やきを」ですが、
味は好評でございました。(……ホッ by ライアン)。

プレオープン限定価格でご提供しました。















来週の土日、10月29-30日も、引き続きプレオープンします。
タグが間に合わなくて今回お出しできなかった
あみぐみmadeのニットアイテムも、来週までにはご用意いたします
(期待してきてくださった方、ごめんなさい。
ぜひ来週いらしてください)。

いやあ、お店って、緊張するけどほんと楽しいですね。
またお会いしましょう(淀川長治風に)!(ÄwÖ)


2011-10-20

エストニアからも来た


先日、フィンランドからプライオリティ便で荷物を送った話をしましたが、
本日、エストニアからも荷物が届きました。

「エコノミー便だから1ヶ月くらいかかるかな」と、
窓口のお姉さんからは言われていたのに、うれしい裏切り!

早く届いてうれしいけど、
プライオリティ便(エストニアの3倍)の値段が、
ますます納得いかないような……。

まあ払ったお金と過ぎたことにいろいろ言うのは野暮なので、
ここは素直に喜びます。わあい。(Ö)


2011-10-18

練習のための仮営業

あをぐみショールーム「プレイス バイ あを」のオープンスケジュール
決定しました。

まずは今週末10月23日(日曜)11時~19時のあいだ、
“練習用”に仮営業いたします。

練習? ……そうなんです。
接客に慣れていないスタッフばかりで非常に心もとないので、
まずは現場に慣れ、スムーズにオペレーションできるようになるための、
本格練習をさせていただこうという、1日限りの大胆な試みです。

メニューは限定されますが、パブ部(軽食堂部から改名しました)も動きます。
焼き菓子や「やきを」、各種ドリンクを揃えてお待ちしておりますが、
慣れぬ接客ゆえ、ご迷惑をかける可能性がなきにしもあらず。
その辺りをご理解・ご協力いただける方々は、
勇気を振り絞ってお越しいただけると幸いです。
温かいまなざしで見守るつもりで(笑)。

練習ゆえ、メニューは当日限りの特別価格に設定しております。

ぜひ遊びに来てください。(ÄwÖ)
(あ~、ドキドキする!)

2011-10-17

クラフトピクニック


先週末の土日(10/15-16)に松本あがたの森公園で、
ワークショップを主体とした『クラフトピクニック』が行われました。
天気がよくてよかったね~。

日曜の午後に打ち合わせも兼ねて見に行きましたが、かなりの盛況。
あちこちのテントで、ものづくりにいそしむ人や買い物に夢中の人、
作家との会話を楽しむ人の姿がたくさん見られました。


木工や陶磁器、ガラスなど各種の工芸家のほか、
伝統工芸を絶やさぬよう、さまざまな活動を行う人たちも出展していました
(招待出展だそうです)。


それが、「松本みすず細工」の復活プロジェクトを行っている
有限会社の創生活環境運営。
2年前に最後の職人が亡くなったことで途絶えたみすず細工を復活させようと
日々研究を重ね、ここで成果を披露していたのでした。

工芸のいろいろな側面を垣間見て、
心にひとつ布石が置かれた気がした日曜日。(Ö)

2011-10-15

ねこさん


天気がいいと、あをぐみのネコたちはよく、窓からぼんやり外を眺めています。
この間、黒いのが外を見ていたら「ねこ~、ねこ~」と
通りから子供が呼ぶ声がする。
気にせずぼんやり顔を続けるネコ。

しばらく「ねこ~! ねこ~!!」と呼びかけ続ける子供。
無視するネコ。

そのうち「呼び捨てだから振り向いてもらえないのかも」と思ったのか、
子供、敬称をもちだしてきた。「ねこさ~ん」。
声のトーンの変化と「さん」づけに、思わずあをぐみ内で爆笑が起こりました。

子供、かわいいぞ。(ÄwÖ)


2011-10-14

さすが「プライオリティ」


フィンランドからもう荷物が届いた!
わずか3、4日前に送ったやつです。
早い~。さすが「プライオリティ便」だけあるわ。


なあんて今は喜んでおりますが、
その4日前、郵便局の窓口でÖはがく然としていたのでした。
なぜって、エストニアとフィンランド、わずか1時間半しか離れていないのに、
国際郵便の価格が3倍弱にはねあがっていたんですもの!

というのもフィンランドには「エコノミー便」という手段がなく、
早い代わりに値段の高い「プライオリティ便」でしか送れないとのこと。
ああ、確かロンドンでも過去、
「エコノミー便は廃止になったのよ」と言われた記憶が……。
フィンランドもそうだったのか~。

しかし泣いてもすがりついても値段が安くなるわけではないので、
ぐっとこらえてプライオリティ便で発送。
嗚呼、3倍だよ3倍。……エストニアがなつかしい。

しかしここまで早く届くと、機嫌が直ります(笑)。
エストニアから送った便が届くのは約1ヶ月後の予定。
それはそれで届く楽しみが続いていいけれど。(Ö)

2011-10-13

ただいま~


企画編集担当Öは、たいそう重い荷物と共に、無事松本に戻りました。
スーツケースに「Heavy」シールを貼られてしまったよ(毎度のことだけど)。

着いた時の東京は25度! 夏だ!! 
ヘルシンキは9度だったので、温度差にクラッときました。
でも松本に帰ってくるとちょうどいい気温。思わず深呼吸。


これから松本もきのこシーズンを迎えますが、
Öは一足先にヘルシンキで満喫してきました。
写真のきのこをポテトなどと和え、バルサミコで味付けした
温サラダ的な料理をいただきましたが、おいしゅうございましたとも。(Ö)

2011-10-11

帰ります


エストニア5日間、フィンランド5日間、そこに移動日を足して
約11日間にわたった今回の渡航も、遂に終盤を迎えました。
ヘルシンキからコペンハーゲン(デンマーク)を経て、10/11には日本に戻ります。


道標の親子連れも、「さあ、帰るよ」と家路に向かっているようだ。

帰ったらplace by awoのオープンに向け、
ラストスパートの日々が始まるでしょう。
オープンは多分、10/20前後・・・かな?
またちゃんとインフォメーションします。

さようならフィンランド。(Ö)

2011-10-10

某スタジオにて


ヘルシンキに住む、
とあるデザイナーのスタジオ。
彼が若い頃(もう50年前だそう!)に描いた絵画が
色鮮やかに飾られていました。

彼はグラフィックデザイナーでもありますが、
ノンフィクション・ライターでもあり、カメラの腕前もプロ級という
マルチタレントぶりを発揮している人物。

さらに、考え方もデザインも素敵なとあるプロダクトをも商品化しており、
Öはそれらを見せてもらうため、このスタジオを訪ねたのです。


日本の国旗を飾って待っていてくれた! 感激~。
しかも手料理でのもてなし。さらに感激。
フィンランド産ウォッカ(64度!)を呑ませてもらったこともあって、
かなり上機嫌のÖです。


スタジオは港に面しており、日が沈む時はサンルームが真っ赤に染まるそう。
いやあ、いい景色! と思ってよく見ると、あれ、この海岸沿いの道、
「かもめ食堂」でもたいまさこがネコを渡されていたところでは?
……さだかではありませんが。

さてさて、彼のデザインした”素敵な商品”とは……?
今後、あをぐみのショールームplace by awoにてお披露目いたします。
詳細はまた後日。(Ö)

2011-10-09

建築とマッチョ


こんにちは。
あをぐみ企画編集担当のÖは今、ヘルシンキに滞在中。

フィンランドはたくさんの著名建築家&デザイナーを輩出している国ですが、
その筆頭格といえば、アルヴァ・アアルトではないでしょうか。
日本では家具デザインが有名で、
上のリンクをさせていただいた「ヤマギワ」さんでも、
そのデザインに触れることができます。

ヘルシンキ周辺にもいくつかのアアルト建築が存在しますが、
ガイドツアーも行っていて人気が高いのが、
この「フィンランディア・ホール」です。


建築好きなÖ、大興奮。
ガイドツアーは時間が合わなくて参加しませんでしたが、
中に入ることはできるので、躊躇なくドアを開け、インテリアも見学してみました。

このホールは多目的に使われているため、コンサートや会議など、
日替わりでさまざまなイベントを行っています。
この日に行われていたのは、「フィットネス ショウ」。
……と聞くと、健康とか美に関する商品などが紹介され、
女性がたくさん来ているのではないかと思いますよね、普通。

ところがどっこい、集まっていたのはゴリラのように厚い胸板の屈強な男たち。
女性はどこか岡本夏生みたいな人、多し(笑)。

しかしせっかく内部見学ができるチャンスなので、気にせず会場へ。
プロテインを勧めてくるギャル系美女や、
テカテカしたボディを見せつけながらベンチプレスをしているマッチョを横目に
「おお、この手すりはオリジナルか?」などと建築見学をするÖ。
この何とも言えないズレに、自分でもおかしくなって笑ってしまいました。


腕相撲大会も行われてたよ~。(Ö)

2011-10-08

ほしい!……かなあ?

こんにちは。
今度はヘルシンキを満喫している企画編集担当Öです。

こんな帽子を見つけて、よっぽど買おうかと思ったけど
かぶっている自分を想像してイタイ気分になったので(笑)、
かなり迷った揚げ句にやめました。


さすがウムラウトの本場!(Ö)

2011-10-07

美しく……なれなかった

エストニアで特記すべきことのひとつが、スパ。
伝統的にスパ産業がさかんなこの国には、素敵な施設がた~くさんあるのです。

それらを大きく分けると
1.30~90分くらいの施術を行うデイスパ
2.3日以上滞在するステイ型スパ
の2種類になります。

1は松本にもたくさんあるけれど、2はなかなかない。
専門家に組んでもらったプログラムに沿って、
じっくりゆったりのんびりと、美と健康に向き合うわけです。
これを目当てに世界中から、たくさんの女性がエストニアを目指す!

で、いま割と人気があるのはチョコレートスパだそう。
とろとろのチョコレートエッセンスを身体とかに塗って
エッセンスを取り入れちゃうわけですね。何だかうまそうだ。
その後日焼けサロンに行けば、
コンガリ焼けたチョコクッキーみたいになるだろうか……。

ステイ型スパはさすがに無理でも、
デイスパで癒されてみようかなあと思っていましたが、
仕事熱心なÖには結局、その時間はもてませんでした。ちぇっ。

せめてネイルサロンにでも行こうかしらと
(エストニアの女性は爪の先までキレイにしている人が多い。
したがってネイルサロンの数も割と多いのです)、
ホテル近くの良さげなところに行こうとしたら、まさかの臨時休業。
相当がっかりちゃん。

そうして肌も爪もキレイに出来ないまま、名残惜しくエストニアを去るÖでした。


船でヘルシンキへ。さようならタリン、さようならエストニア。(Ö)

2011-10-06

にぎらないおにぎり


Öがいま滞在しているヘルシンキを舞台にした、
「かもめ食堂」という映画を見た時、
特におにぎりにまつわるエピソードが印象に残りました。
日本人なら、ほとんどの人がおにぎり話をもってるのでは?
うれしかったり、悲しかったり、おいしかったり、まずかったり・・・。

話は変わりますが、
ときどき過去の仕事を人にみせる機会があるのですが、
そんななかで、「エコじゃないし、無駄だよね」と言われたものがありました。
それは本の仕事だったのですが、普通のつくりではなく、
全ページを袋とじにデザインしたもの。
独特のふっくらした仕上がりになり、
僕としてはいまでも気に入っている仕事の一つです。

確かにこのつくりだと、普通なら半分の大きさで済む紙が、
倍の大きさ必要になってしまいます。
相手は、そういう意味で「紙の無駄だ」とおっしゃりたかったのだと思います。

考え方によってはその通りかもしれません。

ここで話をおにぎりに戻しますが、
では、おにぎりをにぎるのは無駄な作業でしょうか?

茶碗に盛られたごはんと、それをにぎったおにぎり。
素材は変わらないわけで、味覚のうえではほとんど同じでしょう。

では、気持ちを込めてにぎられたおにぎりはどうでしょうか?

個人的な印象で話しますが、にぎっている分おにぎりの方が、
相手がより自分のことを思ってくれているような気がします。

僕は、必要に応じて装飾するのも、
その逆に装飾しないのも、同じくデザインだと思ってます。
資源や効率の無駄はできるだけ省くべきですが、
自分にとって必要ないものがすべて、他の人にとっても無駄とは限らない。

同じデザインをするなら、効率良く情報を伝えるだけよりも、
それを受け取った人が、にっこりできるようなものがいい。
おにぎりを握った人の気持ちを思って、食べる人がにっこりする。
そういうことって、デザインでも同様にあると思うのです。

なんてことを考えながら、松本で留守番中のÄは、
place by awo で取り扱う商品のパッケージなどを、
デザインしているのでした。(Ä)

2011-10-05

エストニアはおいしい


こんにちは。企画編集担当のÖです。

中世的な雰囲気とハイパーデジタルな環境が同居した、
愛すべきタリン(エストニア)にいられるのも、今日が最後となりました。
明日は再びヘルシンキ(フィンランド)に戻ります。
あ~あ、さみしいわ。5日じゃ物足りないよ。

ところで、「エストニアでは何が食べられるのか」という質問を受けたので、
Öが体験したものの一部を写真でご紹介したいと思います。
個人的には”食べた物ブログ”のたぐいはちょっと苦手なのですが、
知ってもらうためには、そうも言っていられない(?)。


エストニアの家庭料理にはじゃがいもを使ったレシピが多いらしく、
カフェでも付け合わせによく出てきます。
上の写真では、ゆで卵が入ったミートローフに、
ソースがかかったマッシュポテトが添えられています。
右はレイブと呼ばれる黒パンで、これも伝統的なエストニアン・フードだそう。
昼だけどビール呑んでます。なにか?

この「Saku」というビールブランドは、同国の老舗ブリュワリー。
ちなみにsakuというのは地名で、首都タリンの南西に位置します。
同じ読みをするという理由で、長野県佐久市と姉妹都市!


話がそれましたが、またじゃがいも料理に戻りましょう。
これは、軽くローストされたゆでじゃがいもに、牛肉のシチューをかけたもの。


さいごに、老舗のカフェ「Maiasmokk(マイアスモック)」(1864年創業)で
楽しんだメレンゲのケーキ。
かなり大きいので躊躇しましたが、
メレンゲゆえにあっさりと口の中で溶け、ほとんどお腹に残らない。
濃いコーヒーにもよく合います
(おいしいか、と聞かれると微妙だったけど。。笑)。


子供もニッコリ。エストニア料理でした。(Ö)

2011-10-04

あたらしいとふるい


タリン@エストニアレポートの2回目。
前日の中世的なエリアとは打って変わり、モダン&おしゃれなエリアを紹介します。

スーツのビジネスマンやハイヒールの女性が闊歩する、“ガンガン進む”街。
そして、デザインやアートを武器とする”ウズウズしている”街
(要するに、何かおこりそうな気配をいつも漂わせている感じね)。
新市街地はそんな2つのエリアで構成されている気がします。

なかでも注目なのは、10年前までは老朽化した工場街だったROTERMANN地区。
建物をリノベーションして大規模開発を行い、ショッピングやエンターテイメント、
ビジネスなどの拠点を集約。
その結果、今ではタリンの発展を象徴するエリアとなりました。
ここは「ウズウズしている街」の代表格です。


サビを効果的に取り入れ、
長年そこにたたずんでいたかのような雰囲気を醸し出している建築と、
古い工場の建物に、構造丸出しのガラス張りを加えることで
一気に現代的になった建物。……どれも素敵だ~。

こうした地区を歩いた後は、TSUTAYAも逃げ出すくらい
“おされ”なブックストアでしばし休憩。
カフェも併設されているので、コーヒーの匂いに誘われつつ、
写真集やアートブックのページを繰ってみる。
【おそらくÖは、一般的なツタヤではなく“六本木のTSUTAYA”をイメージしてるのだと。(Ä)】


こうした新市街地のカフェなどは、かなりの割合でWi-Fiが完備されていて、
さすがIT大国エストニアと感嘆。
スカイプ(インターネット回線を利用したデジタル電話サービス)の
開発者のほとんどがこの国の出身者だということに、妙に納得してしまいます。

中世と現代(ハイパー)がナチュラルに同居するタリン。
まるで、「おばあちゃんちに行ったら、すごいハイテク生活をしていた」くらいの
驚きと楽しさがあります。
ものすごく素敵な街ですよ。(Ö)

2011-10-03

エストニア


こんにちは、編集部Ö@エストニアです。
今は首都のタリンに滞在中。

スカンジナビア航空でまずコペンハーゲン(デンマーク)に入り、
トランジットでヘルシンキ(フィンランド)へ。


さらにそこからタクシー(車種はチェコのメーカー「シェコダ」でした。あがる~)
で港に移動。
【*なぜシェコダでÖがあがっているのか不明だと思いますが、それは別の機会に書きますよ。(Ä)】

高速船を使ってタリン(エストニア)まで来ました。
まる1日かけての大移動です
(現地時間の深夜1時/日本時間だと朝の7時にようやくホテル着。
徹夜です。ぷへ~)。

エストニアの首都タリンの旧市街と呼ばれるエリアは、
1997年に世界遺産にも登録された風光明媚な地区。
ロシア統治下時代の教会をはじめ、中世の雰囲気が色濃く残っています。
そのエリアの写真をいくつかアップしましたので、
メディーバル(中世的)な雰囲気をおたのしみくださいまし。


またレポートします。(Ö)

2011-10-02

外呑みのシアワセ

天気がよく、からっとした空気に包まれたこんな日は、外で呑みたくなります。
空気が一番のごちそうだ(あ、もちろんワインもつまみもうまいです)。


コンバーチブル車をもっている人がちょっとうらやましくなる、
心地よい秋の日々。(ÄwÖ)