2017-11-27

チャオ!

先日、大盛況のうちに終了した、まつもと市民芸術館主催の『チャオ! バンビーニ』。
さまざまなワークショップや催しが行われ、たくさんの子どもたちで会場は大にぎわいでした。へんてこ宇宙服の人たちも会場を走る走る!


その会場で、こんなイラストを描いてくれた女の子に出会い、感激のあまり写真を撮らせてもらいました。


自分たちのデザインがこうやって別のカタチになるのは、ほんとうに嬉しい。ありがとう!!(ÄwÖ)

2017-11-03

パレードが行くよ

晴れの特異日といわれるだけあって、ピカピカの晴天となった11月3日。
あをぐみ近くは朝から賑やかで、派手なマウスが踊りながら通って行ったり。廃墟跡の荒涼とした風景も一変です。


この三連休に、紅葉を楽しもうという方も多いはず。あをぐみÖはこの間、木曽の阿寺渓谷までブーンと飛ばしてきましたが、色づき始めの紅葉がいい感じで、眼福のひとときでした。


みなさまの休日も素敵でありますように。(Ö)

2017-10-24

『安藤忠雄 挑戦する建築家』(別冊太陽 日本のこころ 255/平凡社刊)

あをぐみがエディトリアルデザインを担当した
『安藤忠雄 挑戦する建築家』(別冊太陽 日本のこころ 255/平凡社刊)が、発売中です。


これまで別冊太陽では、日本画や西洋画など画家の特集を担当する機会が多かったので、現代の建築家で一冊を仕上げたことは、とても新鮮な経験でした。

先日のブログでもちょこっと書いたとおり、くしくも現在、あをぐみの隣りでは大きな解体工事が続いています。
というわけでこの一冊は、騒音と振動と目の前で巨大なものが解体されていく様を間近に感じつつ、日々デザインしていました。
建築というものを体感的に意識しながら本をデザインするのは、なかなか貴重な経験だった気がします。

あをぐみは松本に拠点を移す前は六本木近辺にいたので、「21_21 DESIGN SIGHT」や「表参道ヒルズ」といった安藤建築は、仕事にもプライベートにもなじみ深い建物でした。
思い返せば、直島のプロジェクトなど、旅先でも安藤建築に足を運ぶことも多かったなあ。

中でも特に印象に残っているのが、大阪・茨木の「光の教会」こと茨木春日丘教会。
訪れたのが日曜日だったこともあり、礼拝に参加させていただきました。
外からただ眺めるだけでは伝わらない建築体験ができたのは、ほんとに良かったです。

東京・六本木の国立新美術館では展覧会「安藤忠雄展-挑戦-」が開催されているので、すでにそちらへ足を運ばれた方もいるかもしれませんね(大人気で行列ができているとのウワサも)。
ちなみに野外展示場では、光の教会が実物大で再現されているとのこと。これも見逃せません。

建築は体験してこそ意味をなすものでありますが、建築に興味をもつきっかけとして、ぜひ『別冊太陽 安藤忠雄』も手に取ってお楽しみください。(Ä)

2017-10-19

文化の秋、です

・・・寒い。秋をとおり越して冬の様相ですね。
でもこの季節はいろんなイベントが目白押しなので、寒いからといって閉じこもってはいられません。
ここでは、演劇がらみのイベントを2つご紹介します。

近いところで来週の25日から、TCアルプの「土砂降りボードビル」がはじまります。
結成10年にして初の長編オリジナル、ということでかなり期待が高まります。会場も商店街の中とユニークなので、きっと場の力も加わった見たことのない舞台になりそう。楽しみです。

そしてちょっと先ですが、11月23日(祝)の恒例イベントとなっている、市民芸術館の「チャオ! バンビーニ」も秋の楽しみのひとつ。
今回は狂言の公演や、「みんなの歌」でも人気の『バロンと世界一周楽団(カルテット)』のライブもあるそうで、これまた期待大。もちろん恒例のTCアルプの舞台もあります。

今回もこのチャオの宣伝美術は、あをぐみが担当しました。ぜひご覧ください。(Ö)


2017-09-28

旧井上、解体

気がつけばもう10月が間近。空気も日に日に寒さを帯びている感じがします。
松本はほとんど半年くらい冬といっても過言ではないほど、寒さが続きますものね。ああ。

あをぐみショールーム【Place by awo】の真ん前にある旧井上のビルは、ほとんど解体され尽くしました。ここ3ヶ月ほどは毎日が震度5くらいの感じ。日に日に変わる光景に、なんというか、時の移り変わりを感じます。


これからまた新しい風景がここにできていくのですね(大規模駐車場だけど)。変わらないようで変わる松本。楽しみでもあり、さみしくもあるといった不思議な気分です。(Ö)

2017-09-07

アップデートできました

長らくアップデートできない状態だったあをぐみサイトですが、不具合が解消されたので、やっとこさ9月の営業案内を更新しました。

9月はいよいよ府中市美術館で「フィンランド・デザイン展」がはじまります。
あをぐみがデザインを担当した関連本も好評なので、ぜひお近くの書店でごらんください。(ÄwÖ)

2017-09-02

9月の営業案内

あをぐみのウェブサイトが更新できない状態が続いていますので、
9月の営業案内をブログでお知らせします。

毎週 木〜日曜 11am~6pm

9(土)14-16(木〜土)、24(日)はお休みします。

サイトが更新できるようになりましたら、あらためてお知らせします。

2017-07-31

夏です

とうとう「空中キャバレー」が終わり、松本も本格的な夏に突入しました。会期中、あをぐみブースにお立ち寄りくださったみなさま、本当にありがとうございました。

ジリジリくる太陽やじわじわいう蝉の声。あー、夏休み。
今週末は「松本ぼんぼん」だし、その後も薄川の花火大会など、夏らしいイベントが目白押し。あー、夏休み。

みなさまも楽しい夏をお過ごしになりますよう。(Ö)


2017-07-21

モンスターがいっぱい!

今日からはじまる、まつもと市民芸術館の恒例企画「空中キャバレー」
あをぐみは今回もその会場内マルシェに参加しております。
(というわけで、大手のショールーム【プレイス バイ あを】はお休みがちになっておりますので、ご了承くださいませ)。


今回の目玉商品は、上田のリベルテさんと一緒に考えた「モンスターグッズ」。ヘアゴム、バッジなど、いろいろなヘンテコモンスターがわさわさと集まっています。ホント、見ていると勝手に笑い出しちゃうほど楽しいんだな、これが。



モンスターグッズをつくってくださったリベルテの皆さんによる動画も、ぜひぜひ見ていただきたい!
あをぐみÄはこの動画を見て号泣してました(笑)。

真夏の夢のような、異世界の祭りのような、はかない「空中キャバレー」に、ささやかながら参加できていること。リベルテさん、関さんほか、さまざまな人たちと楽しんでものづくりができたことを、大げさかもしれないけど奇跡のように感じています。

会場でモンスターたちとお待ちしています! ぜひお声かけください。(ÄwÖ)

2017-07-13

『川瀬巴水 決定版 日本の面影を旅する』(別冊太陽 日本のこころ 252/平凡社刊)

あをぐみがエディトリアルデザインを担当した
『川瀬巴水 決定版 日本の面影を旅する』(別冊太陽 日本のこころ 252/平凡社刊)が、発売になりました。


タイトルに「決定版」とうたっているとおり、充実した内容の一冊に仕上がっています。

ところで川瀬巴水は「かわせ・はすい」と読み、大正から昭和にかけて活躍した木版画家です。

木版画といっても近代……特に昭和初期に主流となった抽象版画ではなく、もっと古い時代にポピュラーだった「浮世絵」の流れに属する作家。とはいえ、北斎とか歌麿のようなドラマチックな浮世絵とはまた違い、巴水の作品は、淡々と風景が描写されているものがほとんどです。でもそのなかに何か物語を想像させる力が宿っているんですよね〜。

個人的には夜景の作品がとても気になりました。「闇(または光)」を描くために「光(または闇)」をどうとらえるかという創意工夫にしびれます。

もし印刷好きだったら、摺りの順番を紹介したページに驚き!のはず。掲載した「若狭……久出の濱」は、なんと34色刷り。どうやって色に深みをもたらすかのヒントが山盛りです。ぜひ、手に取ってまじまじと巴水ワールドを堪能していただきたい。

そう言えば、先日立ち寄った東京国立博物館の常設展に、本誌にも掲載されている10作品が展示されていました。いつまで展示されているかわかりませんが、ご興味のあるかたはぜひそちらへも足を運んでみてください。(Ä)

2017-06-29

あをい文化学校スピンオフ「松本デザイナー会議」

梅雨なのに雨の少ない日々が続いていますね。
あをい庭(あをぐみ事務所の奥にはちょっとした庭があるのです)の木々も、どこか元気ありません。カエルたちはどうかいな?

さてさて、去る某日、松本平のフリーランスデザイナー数名による会議(もとい飲み会)を、あをぐみショールーム【place by awo】で行いました。
さまざまな分野で活動しているお歴々の集まりとあって、盛りあがった〜。みんな夜更けに酩酊しつつお帰りになりました(笑)。いや、あをぐみ2人もへべれけでしたが。

フリーランスという立場は気楽なようですが、頼る人がそばに居なかったり誰にも相談できなかったりと、なかなか心労が絶えないのも現状。そうしたなか、同じ立場の人たちがあれこれ話せる機会がつくれたことには、大きな意味があったと思います。

このデザイナー飲み会、今後も不定期で開催したいと思っています。
デザインに興味のある方、わたしもデザイナーです、という方、ぜひお気軽に顔を出してください。次回の開催時期は未定ですが、【place by awo】にご連絡いただければ、ご連絡させていただきます。

2017-06-02

街歩きエッセイを書きませんか?

松本を歩いていると、写真心を誘われる景色にたくさん出会います。
そんな風景を写真に撮って、それをもとにエッセイを書こう、という企画が、市役所・都市政策課の主催で行われることになりました。
6月17日(土)の開催です。


あをぐみÖはそのファシリテーターと、文章のアドバイザー(大丈夫か・・・?)として関わることになりました。
参加無料なので、ご興味のある方はお気軽にご参加ください。

くわしいこと&参加申し込みは、
松本市役所 都市政策課 都市デザイン担当まで。
電話:0263-34-3251
FAX:0263-34-3202
メール:toshikei@city.matsumoto.nagano.jp

みなさまとお散歩できることを楽しみにいています!(Ö)

2017-05-02

フィンランド・デザインの原点

あをぐみがエディトリアルデザインを担当した
『フィンランド・デザインの原点 くらしによりそう芸術』(東京美術・刊)が、発売になりました。


マリメッコのテキスタイルやイッタラなどのプロダクトは、日本でもおなじみ&大人気。それらがフィンランドのデザインだと知っている人も多いと思います。

この本は、フィンランドの歴史や文化を通して、その独自の美意識がジャンルを超えてどのように影響しあっているかを知ることのできる、とっても画期的な一冊に仕上がっています。フィンランドデザインファンは必見!

ちなみに内容は、「デザイン」「建築」「絵画」の3章だて。
「デザイン」や「絵画」はわかるけど「建築」ってどう見ればいいの? と少し距離を遠く感じる人もいらっしゃるかもしれませんが、アルヴァ・アアルトの建築図面は、すごくグラフィカルな表現なので、なじみがない方でも楽しめます。

そして「絵画」も、とってもおすすめ! 
一見すると写生的なのに、どこか少しふわっとした印象の風景画とか、ながめていてとても気持ちがよい。なかなか来日の機会がないフィンランドの絵画ですが、実際に観てみた〜い! とつくづく思いました。

というわけでこの一冊、ぜひ手に取ってお楽しみください。フィンランドへ行きたくなってしまいます。

ちなみに愛知県美術館では、5月28日まで「フィンランド・デザイン展」が開催中。
そちらも足を運んでみてはいかがでしょう。(Ä)

2017-04-13

ひつじ増量計画

まつもと市民芸術館を舞台に、毎年GW中の恒例となっている劇団コープスの『ひつじ』が、またまた松本にやってきます。
しかも今年は劇団コープスが20周年ということで、『ひつじ増量計画』という特別バージョン!


昨年に続き、このイベントのチラシを、あをぐみがデザインさせていただきました。
“ひつじ増量”ということで、チラシもモコモコモコモコ増量させてます。


写真は2014年公演の模様。
これがホント独特の世界観で、大人も、いやむしろ大人の方がしっかり楽しめるのです。

公演は4月29日(土)の、11時と14時の2回。
まつもと市民芸術館屋上にあるトップガーデンで開演されるのでお見逃しなく!
事前予約必要なしのうえ入場無料なので、ふらっと立ち寄ることも可能。
GW最初のお楽しみに、ぜひお出かけください。(Ä)

2017-03-11

6年が経ちました

震災後3年くらいして東北を訪れた時は、
記憶が生々しすぎて海岸線に近寄れませんでした。

今日は6年目のその日。

少し記憶が落ち着いたので、太平洋を目指して出かけました。
特に何をするわけでもないのです。
ただ、海を見よう、死を想おうと思っただけでした。

とはいえ福島以北の海岸線はまだちょっと勇気がなくて行けず、
少し手前まで。
そこも当時は地震と津波の被害がかなり出ていましたが、
昨日の海は、少し風が強かったけれど穏やかで
とても人を飲み込むような牙があるとは思えません。

でも一番残酷な牙をもっていたのは、自然ではなく、
人のつくりだした巨大なモンスターでした。


少し先に、さまざまな工場群が見え、その後ろには日本原子力発電東海第二原発が。
それは今年、運転延長の申請時期を迎えて、反対派と激しくやりあっている最中です。

6年しか経っていないのに、国を・経済を動かす人は
原発の怖さを忘れちゃっているんでしょうか?
まだ日本は立ち直っていない。
手負いの人たちの傷は、時間が経つにつれ、深く痛んでいるように感じられます。(Ö)

2017-02-24

草間彌生展、はじまる

東京・六本木の国立新美術館で、
草間彌生さんの展覧会「草間彌生 わが永遠の魂」がはじまりました。


あをぐみÖはひと足先にチェックしてまいりましたが、
新作が隙間なくぎっしりと並んだ大空間がとにかく圧巻。

今なお衰えることのない、旺盛な制作熱を肌で感じられる空間でした。


*写真はすべて主催者の許可を得て撮影したものです

そして、松本市美術館でも見たことのある、
初期の作品もたくさん見られましたが、
それがなんとも感動的。
何よりも自分のためにひたすら描いていたのだなあ、と。

こんなふうに、インフィニティネットだけの部屋も。


先ほどのカラフルな部屋とは対照的に色数の少ない空間なのですが、
ウッと言葉を失うような熱を感じました。

外の木々もてんてんぼちぼち。


展覧会は5/22まで。(Ö)

2017-02-15

岩佐又兵衛 浮世絵の開祖が描いた奇想 (別冊太陽 日本のこころ 247)

あをぐみがエディトリアルデザインを担当した
『岩佐又兵衛 浮世絵の開祖が描いた奇想』
(別冊太陽 日本のこころ 247/平凡社刊)が、発売になりました。


“奇想の画家”と形容されるとおり、さまざまなスタイルで多くの作品が描かれていて、見飽きない一冊となっています。長〜〜い絵巻物や、人の背丈より大きな洛中洛外図(屏風)など、大作も多いので、見飽きないどころか「もっと見たい!」と刺激されるはず。

2月5日まで出光美術館で「岩佐又兵衛と源氏絵」展が行われていたので、実際に作品を目にした人も多いかもしれませんね。
余談ですが、この展覧会、源氏物語ファンはもちろん、あまりよく知らなかった、という人(あをぐみÖがまさにそう)も楽しめた! 源氏物語入門としても楽しい展覧会でした。

ひとつひとつの作品の素晴らしさももちろんですが、岩佐又兵衛という人物そのものにも、興味深いエピソードがたくさんあります。
一説には父とも祖父ともされる荒木村重。織田信長による一家惨殺の生き残り、という生い立ち。
その周辺には名だたる戦国大名・・・。いま話題の高山右近などともかかわりがあり、歴史好きの方も楽しめる要素が多いですよ(いつか大河ドラマとかで主人公になるのではないのかなあと期待)。
その辺りは、本書後半の読み物ページ「岩佐又兵衛の生涯」で、ぜひお楽しみください。(Ä)

2017-02-01

駐車場廃止のおしらせ

あをぐみショールーム【Place by awo】の駐車場が、
都合により廃止となりました。

お車でお越しの方には申し訳ありませんが、
近隣の有料駐車場をお使いくださいますようお願いいたします。

「有料駐車場を使ったよ」とおっしゃっていただければ、
ドリンク1杯をサービスします。