2016-12-02

年の瀬です

とうとう12月になりました。

あをぐみショールーム【place by awo】の年末年始の予定も
ホームページにアップしておりますので
よろしくお願いいたします。

あと1ヶ月を楽しみましょう。

2016-10-26

ドイツ・ルネサンスの挑戦

あをぐみがエディトリアルデザインを担当した
『ドイツ・ルネサンスの挑戦 デューラーとクラーナ』(東京美術刊)、をご紹介します。


以前ご紹介した『あやしいルネサンス』は「あやしい」を切り口にルネサンス美術を紹介した一冊でしたが、本書は特に、ドイツ最大の画家と言われるアルブレヒト・デューラーと、ちょいエロな画風で独特の人気を保つルカス・クラーナハを中心に、ドイツで活躍した画家とその作品を取り上げています。

ルネサンスと言えばイタリアというイメージがありますが、ドイツでも独自の表現スタイルで興味深い作品が生まれているんですね〜。

ちなみに国立西洋美術館では、2017年1月15日まで「クラーナハ展―500年後の誘惑」が開催されています。これは日本初のクラーナハ展。本書でも強烈なインパクトで掲載している《ホロフェルネスの首を持つユディト》も展示されていて、ますます見逃せない! 1月28日からは大阪の国立国際美術館へ巡回します。

本書とあわせてぜひお楽しみください。(Ä)

2016-10-07

仙厓 ユーモアあふれる禅のこころ(別冊太陽 日本のこころ 243)

あをぐみがエディトリアルデザインを担当した『仙厓 ユーモアあふれる禅のこころ』(別冊太陽 日本のこころ 243)平凡社刊が、発売になりました。



表紙を見てもおわかりいただけると思いますが、自由な筆運びの親しみやすい禅画を残してきたのが、この仙厓(せんがい)という人。禅僧であり、その教えをわかりやすく示すために、たくさんの絵画を残しました。

それらのユーモア全開の絵には、難しそうに感じる禅の世界をとても身近にする、魔法のような力があります。衝撃的かつ難解な「○△□」といった作品もありますが、謎解きのように“読む”楽しさも、作品の魅力の一つと言えるかもしれません。

日に日に気温が落ち、こころがカサカサ・寒々してきたかしら……と感じる人は、ぜひこの本をひらいてみてください。ふっとあたたかい気持ちになれると思います。

東京の出光美術館では「大仙厓展」(〜11月13日)、そして永青文庫では「仙厓ワールド」(10月15日〜2017年1月29日)が開催。実際にたくさんの作品がみられる大チャンス! 別冊太陽と合わせてお楽しみください。(Ä)

2016-10-01

最近のおしごと その4:まつもと演劇祭 2016

さてさて、ここしばらく最近のあをぐみのデザイン系ワークを紹介してきたわけですが、今回は告知も兼ねたお仕事紹介。

昨年に引き続き「まつもと演劇祭」のポスターとチラシ、パスポートを、あをぐみがデザインさせていただきました。


昨年のアイデアを受け継いで展開していくことになったため、今年もトラが登場です。なぜトラかは問うなかれ(でも立派な理由があります)。
……で、テーマカラーは、蛍光ピンクから蛍光ブルーへと変わりました。

結果としてこの「蛍光ブルー」を選択したことが、なかなか玄人好みの結果を生みました。
というのもピンクに比べれば、ブルーは“蛍光感”がかなり控えめ。
しかもピンクはインクが何種類もあるため、好みのものを選べますが、ブルーは2種類のみ。
一見すると通常のプロセスシアンと大差なく感じるかもしれませんが、プロセスシアンよりも軽やかに仕上がりました。
デザインをするうえで、この微妙な空気感をつかまえることは、とても大事なことです。

あをぐみショールーム【place by awo】にもポスターが貼ってあるので、ご興味のある方はぜひご覧ください。もちろんチラシも配布しております。

そして来たる10月28日(金)~30日(日)には、ぜひ「まつもと演劇祭」へお出かけください。(Ä)

2016-09-27

最近のおしごと その3:でめきん

前回前々回と紙もののお仕事の話が続きましたが、今回はちょっと違うタイプをご紹介したいと思います。松本市内にオープンした飲食店「でめきん」のロゴマークなどのグラフィックワークです。


以前にあをぐみが担当したTCアルプのポスターのデザインを気に入ってくださったオーナーのYさんが、単身あをぐみに依頼にいらっしゃいました。わお、うれしい。がぜん気合いが入りました。

金魚をモチーフにしたお店は市内にもいくつかあるので、どう差別化してYさんらしさを押し出すか……これがあをぐみの課題でした。
最終的にかわいらしく個性的なデザインにまとめられたと思います。

先日お店にもお邪魔しましたが、内装も素敵な雰囲気に仕上がっていましたよ。
のんべえのあをぐみメンバーに「でめきん」で出くわすこともあるかもしれません。(Ä)

2016-09-21

最近のおしごと その2:あやしいルネサンス

ドドドと3つの仕事をご紹介した前回に引き続き、今回はあをぐみがエディトリアルデザインを担当した書籍、『あやしいルネサンス』(東京美術刊)、をご紹介します。


同社の発行で「かわいい」と冠したシリーズがあるのですが、そちらの「あやしい」版です。

「あやしい」ってどういうこと? ……これがなかなか奥深い。そしてワクワクするくらいおもしろい。いろいろな切り口の「あやしい」美術を体感していただけるので、ぜひ書店で手に取ってみてください。
解説文もわかりやすくてとっても読みやすいので、この本を入門に、ルネサンス期の美術に興味をもっていただけるとうれしいです。(Ä)

2016-09-17

最近のおしごと その1

仕事への集中力を途切れさせないようにしていたので、なかなかブログが書けなかったのですが、そろそろひとだんらく。
そこで、最近担当したデザインワークをいくつかまとめて紹介させていただきます。

まずは、まつもと市民芸術館で去る5月(だいぶ経ってしまった……)におこなわれた、劇団コープスの『ひつじ』と『キャンプしましょう!おひめさま』のチラシ。


公演が近づく頃にはこちらのブログでも紹介したかったのですが、そのタイミングにインフルエンザでダウン。前回の『ひつじ』がとってもおもしろかったので今回も楽しみにしていましたが、観れずじまい……嗚呼。また再演してほしいなぁ。
ちなみに『おひめさま』を見に行ったあをぐみÖによると、なかなかの盛況ぶりでしたとのこと。

さて続きまして、東京美術から発行のシリーズ本より『もっと知りたい 棟方志功』


昨年が没後40周年だったせいか、続く2016年の今年も、棟方志功の展覧会がいくつも開催されています。
青森県立美術館の「オドロイテモ、おどろききれない 森羅万象:棟方志功とその時代」展を筆頭に、千葉市美術館の「河井寬次郎と棟方志功」展などなど。
ちなみにこの書籍は、各展覧会に行けなかった人も楽しめる棟方入門書。気になった方はぜひお近くの書店で手に取ってみてください。

そして最後に、平凡社から発行の『別冊太陽 ガレとラリックのジャポニスム』


エミール・ガレも8月末までサントリー美術館で素晴らしい展覧会が開催されていましたね(どの会も終了後の紹介ですみません……)。
県内だと、諏訪の北沢美術館で豊富にガレ&ラリック作品が見られる可能性が高いです。
もちろんこの別冊太陽にもたくさんの作品が紹介されてますので、あわせて楽しんでいただければと思います。

今後のブログで紹介しようと予定しているものも含め、こうしてみると、あをぐみは芸術関連の仕事が多いのを実感します。(Ä)

2016-08-30

広重の信濃路

歌川広重といえば、教科書やら美術史本などにも必ず出てくる浮世絵界のビッグネーム。
その広重が描いた”ご近所”の風景に出会ったので、うれしくなって激写してきました。
はい、こちら。


『「木曽海道 六拾九次之内」三拾弐 洗馬』。
えーと、読み方は「キソカイドウ・ロクジュウキュウツギノウチ サンジュウニ セバ」です。
東京・広尾の山種美術館で開催中の「浮世絵 六大絵師の競演―春信・清長・歌麿・写楽・北斎・広重―」で展示されていました。
*写真は主催者の許可を得て撮影しています

ちなみに「木曽海道六拾九次之内」は、江戸と京を結ぶ中山道の各宿に取材した大揃物。
出発点としての日本橋と、板橋から大津までの69の宿場が紹介されています。
この洗馬のほか、松本近辺でいうと「塩尻」や「本山」「奈良井」「贄川」「下諏訪」、少し戻って「和田」などが旅情タップリに描かれています。

余談ながら、今回初めて知ったのですが、
洗馬という地名は、北はずれの「あふたの清水」で、木曾義仲の家臣今井四郎兼平が義仲の乗馬を洗ったことによるんだそう。
へええ……。

山種美術館の展覧会では、このほかに写楽の大首絵なども展示されていて見ごたえ十分でした。


会期は9月29日まで。(Ö)

2016-08-19

涼を少々

暑い→豪雨→蒸し暑い、というデフレスパイラル的気候が続きますが、みなさまお元気ですか?
少しでも涼を感じていただきたく、涼しげな画像を一枚。


福井県・一乗谷の滝の様子です。
一乗谷、あをぐみÖがとても好きなエリアのひとつ。数年前にソフトバンクのCMの舞台になっていたことを覚えている方も多いかと思います。

さてさて週末はセイジ・オザワ 松本フェスティバル関連のイベントも多々予定されていることだし、松本の街はいつに増してにぎやかになることでしょう。
あをぐみショールーム【place by awo】では引き続きフリーマーケットを開催中。
お散歩の際はぜひpbaにもお越しください。(Ö)

2016-08-13

フリーマーケットやってます

お盆休みに入り、やたらに人の多い松本。
みなさま涼をもとめて信州にやって来るのでしょうが、いやはや、松本はそんなに甘くありません。
日中は体温に近い気温になりますので、気をつけてくださいね。

そんななか、あをぐみショールーム【place by awo】ではフリーマーケットを開催中。
ファッションアイテムが中心で、ハイブランドのバッグやら服やらもございます。
もちろん数百円のアイテムもたくさん。


ぜひお立ち寄りください。(Ö)

2016-07-11

歌舞伎ウィーク

いよいよ今日から信州まつもと大歌舞伎のメインとなる、四谷怪談の舞台がはじまります。
昨日は登城行列があり、街なかは大にぎわい。
松本城でのイベントにも人があふれかえっていて、とっても盛りあがっていました。

そんななか、松本城の入り口近くにこんなパネルが置いてあったのにお気づきの方もいらしたかとおもいます。


観光地によくある顔はめパネル。
このまつもと大歌舞伎バージョンが市内の5箇所に点在しています。
全部制覇して応募すると、いろいろなプレゼントがもらえるので、みなさまぜひチャレンジしてみてください。

あをぐみは今回、このパネルの企画デザインを担当しました。精緻かつ迫力あるイラストはすべて、成瀬浩太朗さんです。(Ö)

2016-06-27

7月の place by awo

7月も目の前。
もうすぐ夏がやってきますね。


さて、あをぐみショールーム【place by awo】7月の予定をサイトにアップしました。
来月はまつもと大歌舞伎など、イベントも目白押し。今から楽しみです。(Ö)

2016-06-09

ならのかすがの ♪

とうとう梅雨入りいたしましたね、松本。
今日は一時的に土砂降りとなりましたが、今は止んでいるようです。
水不足も言われているくらいなので、もう少し降ってもらってもいいのかもしれません。

写真は先日訪れた奈良でのひとこま。
子鹿が生まれていて、鹿苑にはたくさんの観光客が集まっていました。
この時期だけのおたのしみです。(Ö)


2016-05-29

クラフトフェアまつもと

今年のクラフトフェアまつもとも、残すところ数時間。
天気も暑すぎず、適度な曇りぐあいだったこともあり、通りには人があふれていてとても楽しそうでした。

街中でもいろいろなイベントが。池上邸では『はじまりのかたち 角居康宏の器に花を生ける』展のいっかんとして、花入れパフォーマンスが行われました。

写真は昨日のパフォーマンスの様子です。



明日からまたいつもの松本に戻りますが、しばしフェアの余韻にひたりつつ……さあて、次はまつもと大歌舞伎。(Ö)

2016-05-22

旧東ドイツのデザイン入荷

そのレトロなデザインから、コレクターの多い旧東ドイツ(DDR)のプロダクト。
特に有名で人気が高いSonja-PLASTIC社製のにわとりのエッグスタンド(スプーン付)の復刻版が、あをぐみショールーム内ショップ【The Store】に入荷しました。

じゃーん、この2色です。



Sonja−PLASTIC(ゾンヤ・プラステイック)は、1925年設立のWillibald Böhm GmbHというプラスティック加工の会社が出すプロダクトのブランド。
カラフルでかわいいキッチン用品などで人気でした。

このエッグスタンドは、ドイツのDDR・東ドイツ製品専門店で出会った復刻版で、オリジナルではないため、底に「EVP(=Einzelhandelsverkaufspreis)」のマークはありません。代わりに「Made in Germany」と書かれています。

通販もお受けいたしますが、数が少ないのでお早めに。各700円(税込)です。

ショールーム内にこんな本も置いておくので、DDRのデザインに興味のある方は飲み物でも飲みながらゆっくりお読みください。ただしドイツ語ですが……。写真だけでも楽しめますよ。(Ö)


2016-05-07

お宝に騒然

あをぐみショールーム内カフェである【Bookish pub】に時折来てくださるお客さま。
日本画などがお好きらしく、カフェの書棚に連なる関連本をぱらぱらめくっては楽しそうにご覧になっていました。

ある日、この『別冊太陽 月岡芳年』を見ながら何やら神妙なご様子。


「メモ用紙をください」とおっしゃるので、お渡ししたら熱心にメモを取っている……。

そして後日、風呂敷に丁寧に包んだ大きな荷物をもって来てくださいました。
「何ですか? それ」
「見てくださいよ、ほら」
って、ハラリと風呂敷を外して見せてくださったのは、芳年が晩年に取り組んだ代表作『月百姿(つきひゃくし)』の100作品が全部綴じられた、豪華浮世絵本!
しかも明治の刊行と書かれているので、まさに芳年が描いていたその時期に発行されたものということ……ってことは作品はすべてオリジナル。
わお!! ものすごいお宝じゃないですか?
聞けば、太陽を見ているうちに「あれ、これ家にある……」と気づいたのだそう。いやあ、まさかね。びっくりです。

『月百姿』は美術館などで数点ずつ見たことはありましたが、さすがに100枚一気に見たのは初めて。
最後の浮世絵師と呼ばれる芳年の晩年の作品を、こんなに色鮮やかな状態で全部見られるとは……何だか魂が震えたひとときでした。いや、まじで。(ÄwÖ)

2016-04-30

5月です

子ヤギも跳ね回る季節になりました。


今月の営業日をホームページのトップにアップしましたのでよろしくお願いします。(Ö)

2016-04-14

桜いろいろ

松本城の桜もそろそろ見納め。桜吹雪がいい感じに風を染めている今日この頃です。

とはいえ、ソメイヨシノだけが桜ではないわけで、そのほかの品種はまだまだ見頃のものもたくさん。先日訪れた京都では、ソメイ以外の各種桜がとってもキレイでした。


仁和寺の御室桜も満開。……いや、桜より何より仁和寺は今、ブラック寺院としてのニュースの方が有名でしょうか(苦笑)。


椿と桜吹雪の競演も素敵でしたよ。ときには足下を見ながら歩くのもいいものです。(Ö)


2016-03-24

グラフィティ参考書をどうぞ

先日の上映会中、何度か映像がストップしてしまって、せっかく来場してくださった方にはご迷惑をおかけしました。
配給先のアップリンクに問い合わせたところ、原因は不明だけれどもそのほかの上映会場でも動画が止まる、ということが発生していたそう。なかには「まったく接続できない」という連絡もあったようです。

結果としてあをぐみでは全部見られたのでほっとしましたが、ご迷惑おかけしたこと、おわび申しあげます。

代わりにというわけではないですが、当日にご覧いただいたグラフィティ関連の作品集などを、しばらくショールーム【place by awo】内で見ていただけるようにしております。


時間のある時、ごゆるりとお立ちよりください。もちろん上映に来られなかった方など、どなたでも大歓迎です。(ÄwÖ)

2016-03-23

インベーダー、健在

去る21日の祝日、あをぐみショールーム【place by awo】ではバンクシーの最新映画『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』の本編冒頭22分を無料上映するイベントを行いました。来てくださったみなさま、ありがとうございました。


あをぐみÄが実際に見て撮ってきたバンクシー作品などのスライドショーも合わせてご覧いただいたのですが、その中に出てきたインベーダーの作品@東京某所、昨日見たらまだ健在でしたよ。


横に新しい作品もできてた。(Ö)

2016-03-16

W若冲・Wモザイク@MIHO ミュージアム

先日のブログで藤森照信さんの最新建築@滋賀県をご紹介しましたが、
滋賀に行った目的は、ほかにもいくつかありました。

そのひとつが、焼き物のたぬきで有名な信楽にある、MIHOミュージアムの春季特別展

「かざり ―信仰と祭りのエネルギー」と題して、滋賀県を中心とした神社仏閣や祭りなどの文化からさまざまな飾りの要素を紹介する、とっても刺激的な展覧会です。

展示の目玉は若冲のモザイク屏風のW展示。


(写真は主催者の許可を得て撮影しております)

写真を見れば「あ〜」と思う方も多いかと思いますが、かの有名なモザイクタイルの絵みたいな屏風が2種類、向かい合わせで展示されていたのです。
……ってなぜ過去形かというと、紹介しておきながら何ですが、実はこのW展示は3月13日までの期間限定だったので、今はもう見られないのでした(ただし片方ずつならまだ見られますよ)。

若冲のほかにも、めったに美術館にはお目見えしないような珍しいお宝がたくさん。一見の価値アリアリの展覧会です。

会期は5月15日までなので、桜の頃、あるいは新緑の頃に行くのもとってもオススメ。何といってもすごく魅力的なランドスケープの中にあるミュージアムですから。ドライブも楽しめること間違いなしです。(Ö)

2016-03-13

最新藤森建築 in 近江八幡

野蛮ギャルド建築で知られる建築家の藤森照信さん。
長野県諏訪市のご出身ゆえ、地元ではなじみの深い人でございます。

あをぐみÖはかねてから「自宅を建てるなら藤森先生に!」と無茶な公言をしておりますが、その藤森さんの最新・最大級建築が、近江八幡にできたのでブーンと行ってきました。

じゃーん、これです。


高大な敷地のなかに、もさもさと草を冠してたたずんでいるのですが、まだまだ寒い3月ゆえ、草というより藁をかぶっているみたいな色。

ご存知の方もいらっしゃるかとおもいますが、こちらは、滋賀県の老舗菓子店「たねや」の施設でありカフェでありショップ『ラ・コリーナ近江八幡』

現在はこの藤森建築部分(草屋根、という名前)のみオープン中ですが、これからどんどん発展していきます。将来的には保育園なども併設を考案中なのだそうですよ。

なかはこんな感じ。カフェなどの家具もすべて藤森照信さんによるもの。あ~、うらやましすぎる。


「たねや」のグループであり、バウムクーヘンで名をはせる「クラブハリエ」(こっちの方が有名かな?)のカフェも併設。カフェではバウムに合わせてセレクトされたコーヒーと、焼き立てのバウムをいただいてきました。うま~。


こちらでしか買えない限定パッケージのおまんじゅう。草屋根イラスト入り。


みなさまも琵琶湖ドライブを兼ねて、ぜひ訪れてみてください。(Ö)

2016-03-11

5年……そして

先ほどの2:46をもって、東日本大震災から5年が経ちました。
昨日まで雪模様だった空が晴れ、松本は寒いけれどおだやかな昼下がりをむかえています。

相変わらずモノゴトは滞ったり複雑化したり、でもちょっとずつでも前に進んでいるものもあったり。
生きているわたしたちができることを、少しずつ。(ÄwÖ)


2016-03-02

バンクシーがやってくる!?

来る3月21日(月・祝)17時から、あをぐみショールーム【place by awo】で、バンクシーの最新映画『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』の、本編冒頭22分を上映します。

バンクシーという正体不明のアーティストについては、時々ニュースでも話題となるので聞いたことのある人も多いはず。知らない人はぜひ知るべきなので(笑)、ググってみてください。
そして、映画『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』については、公式サイトをご覧ください。

が、ご注意いただきたいのは今回上映するのが本編ではなく、あくまでも「本編冒頭22分」だということ。そのため、入場料はいただきません。出入りも自由なので、お気軽に立ち寄ってみてください。

この上映会を企画したデザイナーの鈴木みのりさんが、フライヤーもつくってくれました。


上映後、時間がある人は引き続き、バンクシーについて、ストリートアートについてなどなど、ざっくばらんにダラダラ話す会にもご参加ください。主催者の鈴木さんと、実際にロンドンでバンクシーアートを目撃したことのある我々あをぐみスタッフ含め、時間の許すままにダ〜ラダ〜ラしたいと思います。もちろんこちらも出入り自由です。

会場の都合上、立ち見の可能性もあるのでご了承いただけると幸いです。まあ、22分ですから……。(ÄwÖ)

2016-02-01

2月になりました

暖冬なんてどこへやら、の寒さが続いていますが、暦だけは初花月(はつはなづき)の2月となりました。実感ないわ〜。


あをぐみショールーム【place by awo】の今月の予定も更新しました。ホームページをご覧ください。
今月は店内でフリーマーケットをやろうかな、と思っていますので、ちゃんと決まったらまたブログにてお知らせいたします。(Ö)

2016-01-19

でろわ!

パン職人に転身した友人より、お手製のガレット・デ・ロワをいただきました。
うれしいっ!! いつもありがとう、Mさん!!! キレイな仕上がりで食べるのがもったいないほど……でももちろん美味しくいただきますとも。


日本でもポピュラーになりつつありますがこのお菓子、もともとキリスト教の祭日エピファニーにちなんだもので、フランスでは1月6日に食されるようでございます。

ご存知の方も多いかとは思いますが、ここにはロシアンルーレット的な楽しみ方があるのがおもしろいところ。
ガレットの中にフェーブ(昔は豆。今は陶器の人形が主流)が入っていて、引き当てた人がロワ(王様)になれるというわけです。


こんな感じでフェーブが出てくる。


今年は僕が王様です。みなのもの、ひかえよ。

2016-01-15

井上有一 書の破壊と創造(別冊太陽 日本のこころ 235)

昨日のブログでも表紙をチラ見せいたしましたが、あをぐみがエディトリアルデザインを担当した『井上有一 書の破壊と創造(別冊太陽 日本のこころ 235)』(平凡社刊)が発売になりました。


書道という言葉からイメージする先入観をことごとく破壊してくれるような迫力の作品たち。その力強さは、みるものを励まし勇気づけてくれるような気がします。

書の作品ももちろん素晴らしいのですが、今回の別冊太陽で見逃せない特集に、有一自作の“レコードジャケット”があります。これがねえ、どれもとってもかっこいいんです、本当に。書の緊張感とは違った魅力や、きびしく戦い続けるだけではない井上有一の一面を見せてくれる作品です。


そして先のブログでもご紹介したとおり、金沢21世紀美術館では現在まさにその展覧会が開催されています。とても充実した展示内容だし、空間で展開することで迫力も体感できるので、そちらへも足を運んでみていただきたい……でももちろん別冊太陽もぜひご覧くださいね。(Ä)

2016-01-14

井上有一を体感!

北陸新幹線開通以来、とっても盛り上がっている町、金沢。
この町の文化的中心たる金沢21世紀美術館で現在、書家の個展を開催中です。
それが『生誕百年記念 井上有一』展

松本でも某高校生がパフォーマンス書道を繰り広げて人気ですが、そうした”身体表現としての書道”の元祖たる存在がこの井上です。……果たして彼女たちはこの人をご存知だろうか?


現代美術の文脈でとりあげられる書家の先駆けとも言える井上の軌跡がたどれるこの展覧会。
書の力強さ、漢字の奥深さや物語性、墨と筆による”色鮮やかな”表現などなどが目の当たりにできる刺激的な内容です。


表現者としての井上有一を知りたければ、別冊太陽(平凡社)をぜひご覧ください。これなら松本の書店でも手に入ります。


展覧会は3月21日まで。(ÄwÖ)

2016-01-11

福来たる

大にぎわいのあめ市が昨日で終了し、静けさを取り戻した松本市内。一年の福を願って福飴を買われた方も多いのではないでしょうか? 

今年もみなさまにとってよい一年になりますよう。(ÄwÖ)