2011-07-28

スイカの名産地から

松本市・波田に住む旧友が抱えてきてくれたヤツ。



わあい、夏だ、スイカだ。
いい音がするコイツをボンゴ代わりにみんなでスイカ踊り。
猫たちもエッホエッホと踊りまわる。

そんな厳かな(?)儀式の後、神妙に入刀。
甘~い、うま~い。
至福の時。(Ö)

2011-07-27

ニッポン春画百科 上・下巻

あをぐみがエディトリアルデザインを担当した
ニッポン春画百科」(平凡社刊)上・下巻が同時発売されました。




帯のキャッチコピーにもあるように、
上下巻合わせて1000点以上の作品が掲載されており、
著者で、コレクターでもあるシャガン氏の情熱が
この量にあらわれていると思います。

あをぐみの仕事でも異色となるかもしれない「春画」。
デザインしてみて、一般的なイメージ(=隠微&背徳の芸術)とは
少し違うんだなぁと気づきました。

確かに刺激の強い画もありますが、
とにかくユーモラスで笑わせてくれるものが多い。
行水をのぞき込もうとしてたらいに落ちるようなギャグっぽいシーンから、
想像もつかないようなへんてこなキャラクターの登場や
仕掛けが凝らされた作品など、悪乗りにも見えるような勢いで、
どんどんバリエーションが増やされています。

デザインにとりかかりはじめた頃は、
性をめぐる滑稽なドラマは、昔も今も変わらないんだなぁ、
なんて思っていましたが、いやいや、このおおらかな空気感は
現代では失われつつあるのかも・・・と思うようになりました。

見応え充分の「ニッポン春画百科」ぜひご高覧を。
書店での立ち読みは勇気がいるかもしれませんが。(Ä)

2011-07-25

いよいよオヤジか

昨日、松本で比較的規模の大きな火事が発生。
不幸中の幸いながらけが人はいなかったようですが、
あをぐみの辺りからも黒煙が見えたらしい(近所の人談)。

地震はようやく落ち着きましたが、
たまに思い出したように余震が来たりもする。
その後は夕方になると雷鳴とどろく日々が続き、
そして今回の火事。

……となると、次に来るのはオヤジか。(Ö)

2011-07-22

ライアンの旅飯1

こんにちは。
軽食堂部のライアンです。

遅々としつつも進んでいるplace by awo(略してpba)のオペレーション。
軽食堂部でもレシピ考案やら試作などが、徐々に進んでおります。

ではpba軽食堂では何が食べられるのか……。
和食? イタリアン? 中華? それとも各種アジアン料理?

気になるところかと思いますが、
僕が目指しているのは、
あえて名付けるとしたら「旅飯」そして「おもいで料理」です。

なにそれ? ……そうですよねえ、意味わかりませんよね。
簡単に言ってしまえば、旅好きな僕が出合った想い出の味を、
自分なりにおいしく再現しようというのがコンセプトです。

たとえば……?
それは今後、このブログで徐々にご紹介していきましょう。
っていうかまだ試行錯誤中で、
きちんとカタチになりきれてないんです、ほんとのところ。(R)

香港の市場で撮った一枚。
やたいめし、地元の人しかいかないカフェ、買い食い系のおやつ……
僕はこういう味にトロ~ンとしてしまうのです。

2011-07-21

プンクトゥム・タイムズ15号

和歌山県で意欲的かつ刺激的な写真新聞を発行し続けている友人より、
最新号がとどきました。いつもありがとう!


今回で15号目となるその新聞「プンクトゥム・タイムズ」は、
詩人の吉増剛造さんとのコラボレーション号でした。

吉増さんは最近、言葉だけでなく映像など
ビジュアルでも詩を紡いでいるそうです。
そんな氏の活動が濃縮還元された紙面は、
詩人・吉増剛造の今がそのまま立ち上がったかのよう。

特に祈りのように書き連ねられた日記
(「裸のメモ」と名付けられている)は圧巻。
グニャリグニャリと生々しくカタチを変えていく思考の様子が、
カタツムリの足跡のように残されています。

まるで詩人の頭の中をのぞき見ているようで、
後ろめたさと変な高揚感さえ感じる始末。

その生々しい(まさに裸)メモが、
乾いた印象の写真とあいまって、
不思議な静けさを漂わせています。
これぞ編集の妙だなあと、ちょっと嫉妬。

あをぐみもノロノロしてないでがんばらんとなあ。

プンクトゥム・タイムズは一部945円で発売中。
通販もしてるし、取扱店一覧もあるので
ホームページをチェックしてみてください。
ちなみに吉増さんが紡いできた映像作品『予告する光 gozoCiné』は
7月30日よりポレポレ東中野でレイトショー上映されます。見たいぞ。(ÄwÖ)

2011-07-20

ナスデ~ス

スーパーマーケットで心踊る出会い。



思わず家に連れ帰ってしまいました。
日本人には見えないな。ドチラノヒトデスカ?(Ö)

2011-07-13

ほしてます

こんにちは。軽食堂部ライアンです。
最近、竹製の大ザルを購入したので、よく干してます。
トマトやらニンジンやら各種ハーブやら。
すべて実験段階ですが、野菜は生の時とは別の旨さが出てくるので、
うまくいきそうだ。


失敗、というほどではないけれども、
あきらめかけているのが自家製ドライフルーツ。
軽食堂でワインのおともに出そうかしらん、ともくろんだのだけど、
効率が悪い上に高価になってしまうので、
市販の有機栽培によるドライフルーツに切り替えようと思っています。

オープンまでに、まだまだ試作は続きます。(R)

2011-07-09

松本地震その後3 瓦さいこう

地震のはなしが続きますが。

所用で松本=塩尻間を車で往復したのですが、
瓦が崩れてしまって屋根をブルーシートで覆っているお家が
とても多いのにびっくり。

炎天下の中、職人さんたちが工事してるのをみて
車の中でこちらも思わず汗をぬぐってしまいました。

瓦って日本の伝統的な屋根素材ですが、
こんなに被害が出ているのを目の当たりにしてしまうと
耐震性はどうなんだろうと気になる……。
そして調べてみたら意外なことがわかりました。

普通に考えれば……
●崩れにくい
●落ちにくい
●軽い
という瓦をデザインすると思われますが、
昔の偉人たちはそうではなく

●弱い揺れに対して適度に重く
●強い揺れの場合には落ちる

という仕様にすることで、
家屋が全壊するのを防いでるようです。
スゲーーーー! この考えには思い至らなかった。はずかしい。

確かに、屋根はひどいことになっているお家は多かったのですが、
全壊や半壊の建物は見かけませんでした。
古くから続くものにはきちんとした理由があるということを
あらためて思い知りました。ごめんなさい「かわら」さん。(Ä)

2011-07-08

松本地震その後2 ばんそうこう

しばらくの間は、揺れてもいないのに揺れてるようで落ち着かない感じでしたが、
松本は余震もほとんどなくなり、のんびりとした日常に戻っています。
が、街へ出てみるとやっぱり被害が大きかったことを実感。

かくいうあをぐみの外壁にも応急処置のビニールシートが貼られています。


まるでとりあえずばんそうこうを貼ったみたいだ。
余震が完全に収まるまで、本格的に工事には着手できないそうなので、
大きな揺れが当分こないことを祈る。なむなむ。

そう言えば、先日紹介した岸田劉生も関東大震災で被災しています。
倒壊した自宅前で撮った家族写真が別冊太陽にも掲載されていますが、
それを見るとすごい地震だったことがよくわかります。

これまでの自分にとって、岸田劉生という存在は
“いい絵を描く画家のひとり”でしかなかったけど、
今回の仕事で深く知るようになった結果
ぐっと身近に感じられるようになりました。
もともと彼の絵は好きだったけれど、
もっと違う見方ができるようになった気がします。(Ä)

2011-07-06

着々と

プロダクト部門担当のタツヲです。
先月末から今月にかけて、ショールームで販売していくオリジナル商品開発のため、
いろいろなところに出かけておりました。


先日は長野県佐久市へ。
松本からだと中山道などを通って約2時間くらいのドライブです。
雨が降りそうで降らない微妙な天気でしたが、
ランチを食べた道の駅からは浅間山連邦が見えてニッコリ。
ついでに名物ソースカツ丼もおいしくてニッコリ。


つばめのこどもたちも、道の駅でおいしいご飯を心待ちにしていたのであった。
鳥のこどもってどうして老人っぽいんだろう。くしゃっとしてるからかな?

肝心のプロダクトについてはまた後日お知らせします。
とりあえずおいしかった話、だけで。(T)

2011-07-02

松本地震その後1

余震はまだまだ続いており、
今日もちょっと大きめのが既に2回。
まだまだ油断できないぞ、と気を引き締めております。

でも自然はキッと牙をむいたあと、
にこっと笑ったりもしてくれます。


これ、地震の日の夕方に空に浮かんだ虹。
きれいかったなあ。(ÄwÖ)