2011-07-21

プンクトゥム・タイムズ15号

和歌山県で意欲的かつ刺激的な写真新聞を発行し続けている友人より、
最新号がとどきました。いつもありがとう!


今回で15号目となるその新聞「プンクトゥム・タイムズ」は、
詩人の吉増剛造さんとのコラボレーション号でした。

吉増さんは最近、言葉だけでなく映像など
ビジュアルでも詩を紡いでいるそうです。
そんな氏の活動が濃縮還元された紙面は、
詩人・吉増剛造の今がそのまま立ち上がったかのよう。

特に祈りのように書き連ねられた日記
(「裸のメモ」と名付けられている)は圧巻。
グニャリグニャリと生々しくカタチを変えていく思考の様子が、
カタツムリの足跡のように残されています。

まるで詩人の頭の中をのぞき見ているようで、
後ろめたさと変な高揚感さえ感じる始末。

その生々しい(まさに裸)メモが、
乾いた印象の写真とあいまって、
不思議な静けさを漂わせています。
これぞ編集の妙だなあと、ちょっと嫉妬。

あをぐみもノロノロしてないでがんばらんとなあ。

プンクトゥム・タイムズは一部945円で発売中。
通販もしてるし、取扱店一覧もあるので
ホームページをチェックしてみてください。
ちなみに吉増さんが紡いできた映像作品『予告する光 gozoCiné』は
7月30日よりポレポレ東中野でレイトショー上映されます。見たいぞ。(ÄwÖ)