松本は余震もほとんどなくなり、のんびりとした日常に戻っています。
が、街へ出てみるとやっぱり被害が大きかったことを実感。
かくいうあをぐみの外壁にも応急処置のビニールシートが貼られています。
まるでとりあえずばんそうこうを貼ったみたいだ。
余震が完全に収まるまで、本格的に工事には着手できないそうなので、
大きな揺れが当分こないことを祈る。なむなむ。
そう言えば、先日紹介した岸田劉生も関東大震災で被災しています。
倒壊した自宅前で撮った家族写真が別冊太陽にも掲載されていますが、
それを見るとすごい地震だったことがよくわかります。
これまでの自分にとって、岸田劉生という存在は
“いい絵を描く画家のひとり”でしかなかったけど、
今回の仕事で深く知るようになった結果
ぐっと身近に感じられるようになりました。
もともと彼の絵は好きだったけれど、
もっと違う見方ができるようになった気がします。(Ä)