2012-03-31

ロッテルダムとPerfume

昨日は、オランダに引っ越すことになったTさんを囲んでの
LAST MATSUMOTO NIGHT@山女や。
15人近く集まり、
日本酒好きなTさんにあやかって(?)日本酒三昧。
特ににごり酒、うまかったな~。

これからTさんが暮らすロッテルダムには、
もう10年くらい前に一度、行きました。
むかしむかしにÄとÖがつくっていた「ROSE」という
リトルマガジンの取材も兼ねた旅行。
なつかしいなあ。

別れはさみしいものですが、
新天地での新生活を思うとなんだか元気が出てきます。
Tさん、ありがとう、そしてさようなら。

ガラリと話は変わりますが
昨日から、Perfumeの3人が踊るモーションキャプチャー
公開されているのですが、
おもしろかったのでご紹介。
ご興味のある人は見てみてください。(Ö)

2012-03-30

気になる店。

残念ながら松本ではありません。


「他人」。とても気になる。(Ö)

2012-03-29

父からのおたより

ヒマラヤにいる父親から届いた写真。





山の顔も、やはりどこか日本の山とはちょっと違っていて、“外国人”の顔ですね。
山のあちらこちらから、アンモナイトの化石が出てくるそうな。

くそう、おやじめ。ひとりで旅なんていいなあ。
アタイも旅に出たいなあ。(Ö)

2012-03-28

目指せ? おばさん

今日は公民館のお掃除があって、
近隣のみなさまと1時間ほどかけて、
ぞうきん掛けやら窓拭きやらをやってきました。

その後は掃除の倍以上の時間をかけてお茶会。
参加者の大半は60代の女性で、お菓子やらお漬物やらをつまみに
いろいろな話題が飛び交いました。

5割は近隣の冠婚葬祭・健康状態などについての話。
3割は年金の話。
残りの2割はいろいろなこと。
新参者(わたしのことね)に地域事情を教えてくださったりとか。

ほとんど聞き役だったけれど、
こういうのに参加してみてとってもおもしろかったと同時に、
「ああ、こういう場を踏むことは、”おばさん”になるいい機会だ」、
と気付きました。

というのも、年齢だけは立派に「おばさん」でも、
子供のいないわたしにはその自覚が足りない、と常々思っていたので。

子供がいる人は、本人が望むと望まないとにかかわらず、
自動的に「おばさん扱い」されるでしょう(○○ちゃんのおばちゃん、とか)。
それって案外重要で、人はそうやって外から指摘されることで自覚し、
大人になっていくのだと思う。

ところが子供がいないといつまでも気分が成長せず、
深夜にいつまでもTSUTAYAにいたり、酒を呑んで調子こいてダイブしたり、
甘いものをどっさり買って夕飯代わりにするなど、
やってることが学生時代と変わらんのですわ。

年上の素敵な女性とお茶を飲んでいっぱい話を聞いて学べば、
一人前のおばさんになるのではないかな、と思った今日この頃でした。(Ö)

2012-03-26

見逃さなかったものと見逃したもの


東京出張が多かった今月は、
合間合間にいろいろな展覧会やイベントを見られてシアワセでしたが、
他方で松本のイベントで見逃してしまったものも。

特に23日金曜日に行われたDEDE MOUSEのライブは痛かったな~。


19時発のあずさに乗れば、30分遅れで見られる予定だったので、
走りに走ったけれど、ああ無情。
ゼイゼイしながらホームにたどり着いた頃には、
去っていくあずさの尻尾がチラリ。

それにしても新宿駅ってば、ほかのターミナル駅に比べると
改札内に暇つぶしの場所がありませんね。
上野とか品川とかの駅ナカ充実ぶりがうらやましい。

仕方ないんでみどりの窓口で指定席の変更をしたあと、
スーパーマーケットの成城石井で、
すごい真剣に駅弁を選んでみた
(どうがんばっても20分もかからなかったけど)。

そして書店で雑誌の背表紙を読み続け
(全部ビニールコーティングされてて中が見られない)、
ようやく1時間後のあずさに乗りました。やれやれ。

DEDE、よかったんだろうな~。残念。
ライブ情報を教えてくれたYちゃん、ごめんね。行けなかったよ。(Ö)

2012-03-25

3600万円なり!


先日ブログでお伝えした、岸田劉生の幻の作品ですが、
昨日の24日に丸ビルで開催されたオークションにかけられた結果、
予想を大きく上回る3600万円で落札されたそうです。

予想落札価格は700万円だったので、約5倍!
きっと会場では歓声があがったんだろうなあ。

ぜ~んぜん話はかわりますが、
ショールーム【place by awo】で開催中の企画
SHOCKING STOCKING!! はおかげさまで好評をいただいていて、
カラフル&ヘンテコデザインのレッグウエア類は
ちょいと品薄になってきました。
はじまって3日目なのに残り商品が少ないって……うれしい悲鳴。感謝感激。

特にエストニアデザインのタイツは
春だし、脚出したいし、脚装いたいし、という女性にぜひ履いてほしい逸品。
黒いワンピースなんぞに合わせていただいても素敵かと。
まだカワイイのが残ってますので、お早めにどうぞ。(Ö)

2012-03-24

甲府まで来てました


特急あずさから車窓を眺めていると、
甲府から先はもうすっかり春だと気付く。

満開の梅の白やピンク、
地面を覆うオオイヌノフグリの淡い青。
甲府でとどまってないで、早く松本にも来てほしいよ、春。

ネコも心待ちにしてます、春。(Ö)


2012-03-23

自慢したいコンフィ、できました


こんにちは。
【Bookish Pub】レシピ担当のライアンです。

先日お伝えしたコンフィが、ようやく完成いたしました。パチパチパチ。
明日からメニューに加わります。

これがね、本当に自慢したい逸品になったのですよ。えへん。
なにしろラードから自分でつくり、
スパイスの調合もいたしましたから。

作り方を簡単にレポート。

まずはこうやって、豚の背脂からじっくりラードを抽出。


余談ですが、このラードを抽出した後の背脂がまた、カリカリしてて旨い!
最高の副産物 for まかないですぜ。
ちょっと多めに千切りキャベツなんかと一緒に
バゲットに挟んでマヨネーズをチューっ。
そこにガブリとかぶりつくと
シアワセ気分でいっぱいになります。

え~、話を元に戻して。
数種類のスパイスに漬けておいた砂肝やらレバーやらを、
キャセロールに入れて例のラードを加え、
長野県名産のキノコ類と一緒に、
ジワジワと時間をかけてオーブンで煮込みます。

うま~!(自料理自賛)

このコンフィで使用するキャセロールは、
日本が誇る南部鉄器でできた堅牢かつモダンなデザイン。
企画編集部のÖが、いろいろと比較検討した結果、セレクトしたものです。


【Bookish Pub】ではこのキャセロールごと
アツアツの状態でお出しします。
お値段は ¥800。

くれぐれも直接触らないよう、
そして舌をやけどしないようにに気をつけつつ、
ハフハフと食べてくださいね。

赤ワインとの相性は抜群。enjoy!! (R)

2012-03-22

SHOCKING~はじまりました


先日からニュースとブログでも告知していた
「SHOCKING STOCKING!!」がはじまり、
カラフルな商品がショールームにお目見えしています。

こんな感じね。


タイツやニーハイソックス、レギンスなど
レッグウェア類はほとんどが1点ものばかり。
今ならいろいろ選んでいただけますが、
いずれにしても早い者勝ちです。

そして「足」をテーマにしたグラフィックアイテムも。


メッセージカードとか封筒など、お手ごろ価格でご用意しました。
封筒は大きいものなら1枚から販売しております。

早速ご購入いただいたりして、う~、感謝感激。

明日23日(金)はショールーム自体がお休みですが、
土曜・日曜は通常営業しております。
ぜひ足をお運びください。(ÄwÖ)


2012-03-20

雨ふり東京・美術館散歩


雨降りの東京。

まるで墨絵のようですが(日高理恵子さんの作品みたいだ)、
上野公園の桜。
ちょっと咲きかけてました。(ソメイヨシノではありません)

上野の森美術館でVOCA展を見てから、ゆるゆると秋葉原へ。
3331で震災復興支援プロジェクトの展示を見て涙しながら、
道端の生首にギョッとする。


新橋に移動して汐留ミュージアムで「今和次郎 採集講義」展を見る。
これ、ホント見たかったんだ~。


あまりにもじっくり見過ぎて、帰りのあずさに駆け込み乗車。
まじで危なく乗り過ごすところでした。

でもいろいろ刺激を受けて
エネルギーがチャージされた感じ。
みてろ、人生!(Ö)

2012-03-19

SHOCKING STOCKING!!


ニュースにもアップしましたが、
今週木曜の22日から、
【place by awo】では新しい企画がはじまります。

名づけて「SHOCKING STOCKING!!」。
その名の通り、「わあ!」と人目を引くような
キッチュかつかわいいレッグウエアを販売いたします。

たとえばこんなの。


数人のエストニア人デザイナーによる
かなりユニークなタイツが入荷。

それぞれにデザインテーマがあり、ちゃんとタイツごとに名前もついてます。


どんなテーマでデザインしたかなど、
あをぐみ編集部のÖがインタビューしてきましたので、
その内容も合わせてご覧いただけます。


このほかにもスウェーデンデザインのレギンスやニーハイソックスなど
各種揃えてお待ちしております。

ほとんどのレッグウエアが1点もの。
早いもの勝ちですのでご了承ください。

また、あをぐみのデザイナーÄと、
あをぐみ裏メンバーのひとりであるイラストレーターのDAISUKEが
足をテーマにグラフィックアイテムを製作。
レターセットや封筒、グリーティングカードなどが並びます。
こちらもぜひお楽しみに!

で、自ら出ばなをくじくようですが、3月23日(金)はおやすみです。
すみません、お店番のÖがまたまた出張なので……。
でも土曜日からはまたオープンしますので、よろしくお願いいたします。(Ö)

2012-03-18

自由が丘の「+ラボ」


今週の金・土曜、【place by awo】はお休みさせていただいておりましたが、
本日はちゃんとオープンしています(←いばることではなく当然なのですが)。
日曜日ゆえ19時までですが、
雨も上がりましたので、フラリとお立ちよりいただけると幸いです。

さて、2日間の東京出張では、おしごとのほか、
友人が参画しているイベントに行ってみたり。


おじゃましたのは、自由が丘に期間限定オープン中のアートスペース「+ラボ」。
詳細はこちらのページで見られますが、主宰しているのはパララボ。
さまざまな企業のインハウスデザイナーが集まってできた
自主活動チームのようなものです。

で、自由が丘のスペース「+ラボ」は、
そのチームの”秘密基地”のようなもの。
デザインの魅力をいろいろな人に知ってもらうため、
ワークショップを中心としたイベントができる場所として
老若男女多くの人に開かれています。

小学生を対象とした「モビールの森をつくろう」とか、
本物の花などを使ってフラワースタイリストと共に
この世にない花をつくりだす「感性の花を生み出す」とか……。
タイトルを聞いただけで何だかワクワクするようなワークショップが目白押し。

参画しているクリエイターの作品も見られました。



久々に会う友人と、シャンパンをラッパ飲みしながら
熱のこもった立ち話もできたし。
あ~、楽しかった。

何かが産み出されるための空間……それだけで力に満ちている気がします。(Ö)

2012-03-16

新しいビオワイン、入りました


こんにちは。【Bookish Pub】担当のライアンです。
新しくメニューに入ったビオワインをご紹介します。


【マ・ド・ラ・ベギュド】の
ル・レザン・エ・ランジュ・ブラン(2004年) 

企画デザイン会社あをぐみとしては、
このエチケット(ラベル)のデザインも気に入ってのセレクトです。

出身はフランスはローヌ地方。
ケータイも届かないような静か~な山間のレ・サルレ村にある
ワイナリー「マ・ド・ラ・ベギュド」の赤ワインです。

ちなみにベギュドとは「水の湧き出るところ」の意味だそうで、
おいしいワインにはおいしい水、
という方程式にぴったりの場所ですぜ。
 
造り手であるジル・アッゾニさんは、
1983年にこの村にやってきた頃は、普通にワインを造っていましたが、
自然なワイン造りを模索するうちに、今のスタイルにたどり着いたそう。
「ブドウはイエス・キリスト、畑は聖母マリアで、
造り手は二人に従う羊飼いです。
ブドウがすべてであり、造り手はブドウに従うものであって、
決して加工者であってはいけません」という彼のことばに、
作り手としての哲学がにじみ出ていますね。

ちなみにスペックは以下の通り。

シラー40%
グルナッシュ40%
カベルネ・ソーヴィニョン20%

シラーとカベルネ・ソービニヨンという重めのセパージュが
しっかりした骨格を与えていて、比較的ボリューム感のある印象。

¥1000/グラスでご提供しております。
ぜひお試しください。

とはいえ16〜17日はお店番のÖがいないので
ショールームがお休み……ご了承くださいませ。(R)

2012-03-15

横浜遠景





たびたびで恐縮ですが、
今週の16日と17日も出張のため【place by awo】は連休をいただきます。
日曜日は通常営業いたしますのでよろしくお願いします。(Ö)



2012-03-13

3ー4月のパブメニューです

こんにちは。
【Bookish Pub】レシピ担当のライアンです。

3月になってメニューを更新したことを、ご報告してませんでした。
こんな感じになってます。(クリックで拡大)


飲み物(アルコール)の目玉は、
限定入荷中のエストニアのビール「VIRU(ヴィル、と読みます)」。
去年エストニアに行ってきたÖがこの味に惚れて、
「入荷しろ~」とうるさかった逸品。

先日呑んでくださったTさんいわく、
「さっぱりしてるけど、ヨーロッパ系ビール独特のうま味がありますね」とのこと。
ありがとうございます。ボクも全く同感です。

こんなチラシをÄにつくってもらいました。


ふ~、せくし~。
ショールームのディスプレイに貼ってあるようです。

それから、今、砂肝やレバーのコンフィを開発中。
多分来週までにはちゃんとメニュー化できると思いますので
追ってご報告いたします。(R)

2012-03-12

プリキュア出張

月曜日。
始発のあずさ車中はサラリーマンだらけ。
そんななかひとり、こんな本を読むアラフォー女あり。


しかも本には付箋がバリバリ貼ってあるし、鉛筆で線も引いてある。
う〜ん、相当真剣に読んでいそうだ(笑)。

……残念ながら個人的趣味ではございません。
仕事用資料としての本です。

企画編集部Öの主な仕事のひとつは、インタビュー取材で、
それゆえ、老若男女いろいろな人にお話しを伺ってきました。

ただ、自分のフィールドを主に「デザイン」や「美術」「建築」ほか
「クリエイティブ」と言われる分野に設定してきたので、
デザイナーとか美術家、またはその業界にいる人が対象のほとんどです。

でもごくまれに、異業種の人に話を聞く機会も与えられたりして……。
スポーツ選手とか農業従事者、寿司職人、俳優、起業家、作家、音楽家などなど。
タレントインタビューは苦手なので基本的にやらないのですが、
そのほかのいろいろな仕事の人に話を聞くのは、
たまには新鮮でいいものです。

で、今回お話を伺うのはアニメのプロデューサー。
かのプリキュアシリーズを手がけてきたお2人です。

「物語をつくる」ことは大変クリエイティブな仕事なので、
話を伺うのはとっても楽しみなのですが、心配事がひとつ。
……プリキュアのこと、ぜ~んぜんわかってないんですよね、あたくし。

というわけで車内で必死に、一夜漬けならぬ浅漬け中。
ひとり、「ピカピカピカリン じゃんけんぽん キュアピース!」
とかつぶやいてます。
あ、これ変身時の決めゼリフね(笑)。

てなわけでÖは今日明日と出張中です。
明日は横浜に移動。(Ö)

2012-03-11

そして1年

さて、あの大震災のはじまりから1年です。

あをぐみでは災害用持ち出し袋の点検&入れ替えをし、
14:46にネコ3人を含むスタッフと、
たまたま【Bookish Pub】でコーヒーを飲んでたTさんとで黙とう。
そしてあをぐみの1年を振り返ってみました。


これちょうど1年前、2011年3月11日の事務所の写真です。
壁も床もなく、ところどころ、ドアも窓もない。
ショールーム【place by awo】は、ほぼ荷物置き場。


当時、松本に引っ越してきたばかりで
テレビのない生活をしていた我々。

朝届く新聞に毎日毎日掲載されていた
見たこともないようながれきの街の写真や記事、
たまに見るワンセグからの小さな画像と情報、
そして人から聞く話を総合することで、
大災害の輪郭をつくりあげ、慄然としたことを思い出します。

でも、振り返ればテレビのないことがよかったみたい。
生々しい映像をひたすら毎日毎日見続けてたら……。
平常心でいられたのは何よりでした。

1年は長いようで短く、でも確実に人の心に1年分の経験を刻んでいきます。
「忘れない」なんて変でしょう。「忘れられない」。それが大震災です。

松本の今日は、時折強い風が吹く曇り空。
遠くの山がぼ~っと白く見えてキレイです。(ÄwÖ)

2012-03-10

地酒とおへそ


昨日の夜は5時に【place by awo】を閉めさせていただき、
おとなりの塩尻市でおこなわれた
『地酒とそばを味わう会』に参加してきました。

先日のワイン会もそうですが、
塩尻市主催のお酒会って結構たくさんあるんですね。

ワイン会が結構よかったので、今回も期待大。
何しろ以下のお酒が勢ぞろいするのですから。
・美寿々酒造
・笑亀酒造
・杉の森酒造
・丸永酒造

これらの伝統的な酒造の酒に加え、
何でも塩尻市はそば切り発祥の地だそうで、
今回は手打ちそば切り協議会が打つ本格そばを味わえるとのこと。
……垂涎ものだ~。

ところがです。

え~と、確かに冷酒とそばは旨かった。
でもそれ以外の料理と熱燗は、驚くほどダメ。
てんぷらは「わざと?」と思うほどキンキンに冷やされてたし、
熱燗は「あればいいでしょ」という程度の適当さがモロ見え。

唯一よかったのは長芋(塩尻市の名産品)に
麹が生きた白味噌を塗った田楽風の食べ物。
でもずいぶん前に作られたらしく、カピカピに乾いていた……無念。

きわめつけは“アトラクション”と称されたステージのもよおし。

まさかのベリーダンス。
なぜ!? いかがなされた、塩尻市!

イマドキは田舎の宴会場でも
もっと気の利いた余興を見せてくれるのではないだろうか……ううむ。

伝統の仕込み歌とか田植えの舞いとか、
何か日本酒を文化的にも愛でるような趣向、いっぱいあるでしょうに。
なぜトルコ??
「あえてはずす」という高度なテクを適用したようにも見えないよ。

地酒やそばというすごいいい素材をもっていながら
それを文化として見せようとか、
大事にしていこうという思いは全く伝わってこず、
単に「宴会」になっているところが、悲しい。
ワイン会はもっと“文化”だったのに、なんで~??

イベント運営のノウハウについて、考えちゃう夜でした。


繰り返しますが、冷酒はおいしかったよ。
おいしい大吟醸を味わっただけに、辛口批評になりました。(Ö)

2012-03-09

イラストレーター山崎美帆さん個展


春雨ですのう。
月曜日にはまたマイナス気温が戻るとかで、
三寒四温という言葉の正しさをかみしめる今日この頃です
(体感的にはまだ六寒三温くらい)。

さて、松本在住のイラストレーター山崎美帆さんの個展が
穂高駅前にある「ひつじ屋」さんではじまっています。
会期は3月16日までで、水曜定休。


奇遇にも山崎さんは、
デザイナーÄがかつての事務所で同僚だった女性と、お仕事仲間だったのです。
そんなわけでその同僚女性からあをぐみのことを聞いて、
ずっと以前に訪ねてくださいました。

まつもと市民芸術館「ネコの星」のイラスト展にも出品されてましたね~。
その時並べられていた小さな作品集、あをぐみにも置いてあります。


イラストはもちろん、丁寧に選ばれたであろう紙のテクスチャーなど、
実物でしかわからない触感ふくめ、ぜひ楽しみながらご覧ください。

そうそう、今週は好評をいただいている野菜スイーツの延長線上ということで、
おからのクッキーを焼きました。



黒ゴマ入りとクルミ入り。どちらも1枚70円。
温かいコーヒーとともにゆっくりどうぞ。(ÄwÖ)

2012-03-08

岸田劉生の幻の作品が!

3月24日(土)に東京で行われる近代美術のオークションに、
約50年ぶりに発見された岸田劉生の作品が
出品されるというニュースが先日、
オークション会社の人から届きました
(読売新聞にはもう掲載されたらしいので、購読者はご存知かと)。

1916年の雑誌には掲載されたのだけれど、
一体どこへいってしまったのやら、長らく行方が分からなくなっていたものだそう。

その作品の名は「黒き土の上に立てる女」(1914年作)。

オークション関係者がいろいろな文献を探したものの、
かろうじてモノクロ図版が掲載されたものしか見当たらず、
「焼失したんじゃないか」とも言われてきた幻の作品。

どうやらかなりの高値が期待されているよう
(落札予想価格は700万~1000万!)。
美術館関係者などプロフェッショナルが、わんさか来場しそうですねえ。

詳しく知りたい方、また「落札してやるぜ!」という志のある方は、
シンワアートオークションのサイトを見てみてください。

「落札は絶対無理だけど、本物を見てみた~い」という人は、
オークションの下見会でご対面可能。
その下見会は3月21日から、
シンワアートミュージアム(銀座)で開催されますよ。(Ö)

2012-03-07

TCアルプと「ネコの星」

まつもと市民芸術館で、去る3月4日に、
超超超超満員の千秋楽を迎えた舞台「ネコの星」。
串田和美さんおよびTCアルプのみなさん、
そして最後の最後まで支えたスタッフのみなさん、
ほんとにほんとに、お疲れさまでした。

あをぐみは、このポスター&チラシのデザイン(=宣伝美術)を担当しました。
そしてとってもうれしいことに、
そのポスターが舞台美術の一部としても効果的に使われていた!!!! 
チラシもさりげなく舞台の脇に貼られたりして。
……これは僕らにとって思い掛けないギフトとなりました。ほんとによかった〜。

遠慮がちなÄとしてはめずらしく、ちょっとわがままを言って
全ての公演を観てきました。
毎日観ることで、ほかのスタッフのみなさんとも
もっと気持ちと経験を共有できるかなあと思いつつ。

で、肝心の「ネコの星」はどうだったのか?

デザインするために原作も穴があくほど読みましたが、
予想の斜め上を行く演出に、鮮やかに裏切られた心持ち。
特に銀色ネコと雪フクロウのやりとりが、
とっても面白かったのよ。面白かったのよ。面白かったのよ。面白かったのよ。
(舞台を観た人には、この表現が伝わるかな)

さらにお気に入りシーンを挙げるとしたら……
「マードックの帰還」から「ゴロル」のくだりかな。
ここ、すごく好き。あ〜、また観たい。
4回も観てまだ言うかと、呆れられそうですが。

「ネコの星は、今後も繰り返すことで
さらに面白いものに成長していくだろう」と、串田さん。
ってことは今後もまだ、観られる機会があるのかも。期待大です。

でももし、この仕事をしてなかったら、
演劇になじみのなかった僕は、果たして観に行ったのか……
そう考えると、急にグッと言葉が詰まっちゃいます。

だからこそ、ちょっと前までの僕のように、
演劇に対して壁をもっている人たちを、
少しでもおもしろがらせ、振り向かせたい。
そのために宣伝美術という”斬込隊長”にやれること&やるべきことは、
まだまだたくさんあるんじゃないかと思うようになりました。

「ネコの星」にかかわれたことを
”いい思い出”で終わらせないためにも、
あをぐみももっと精進いたします。(Ä)

2012-03-06

Öの読書日記6

最近読んだ中で心にとまった本を列挙。
単なるメモかつ自分のための忘備録です、あしからず。(Ö)

『生きものの流儀』日高敏隆
→生物学的に夢や希望や愛を捉えることの豊かさと驚き、
そしてちょっとの諦め。



『短くて恐ろしいフィルの時代』ジョージ・ソーンダーズ
→現実社会の暗喩に違いないのだけど、
単にバカバカシク読んだほうが残る気もする。



『いまファンタジーにできること』アーシュラ・K・ル=グィン
→ミュージカルと同じくらい苦手だったファンタジーに、
神話の夢を見た。自分の世界を矮小化しないこと。



『モノ・コトづくりのデザイン』川島蓉子
→”広義のデザイン”、あをぐみももう少し真剣に考えないとなあ。


2012-03-05

想像力と数百円。そして千秋楽。

前回の「恋は遠い日の花火ではない」が好評だったので、
調子に乗って名コピーシリーズの第二段を……。

タイトルにした一文「想像力と数百円」は、
サイト「ほぼ日」でも有名なコピーライターの糸井重里さんが、
かつて(調べたら昭和59年だった)新潮文庫のために考えた
ショルダーコピーです。


そうなんだよ、文庫本って数百円で買えちゃうけど
そのわずかなお金と豊かな想像力さえあれば、
時代を超えたり翼をもてたり宇宙に行けたり地底をはったり、
心が張り裂けそうな恋愛だってできる。頭の中で。

そういうことを、端的に捉えたすごいコピーですね、これは。
個人的には、同氏の超名コピーとされている「おいしい生活」より、
圧倒的に好きです。
想像力という無限の存在と、数百円という卑近な存在を並べるところに
ギラリと尖ったセンスを感じますもの。

さてさて、話はガラリ変わりますが、昨日は「ネコの星」千秋楽。
小ホールは満員以上となり、予備の椅子が用意され、
桟敷まで開放されました。すごい。(Ö)

2012-03-03

ネコの星・初日

行ってきました、「ネコの星」@まつもと市民芸術館。


会場前からすでに列ができてて「おおっ!」。
松本の地に演劇ファン、そしてTCアルプの活動を楽しみにしている人が
多いことがこの列の長さでよくわかりました。

小ホールに入ってまたまた「おおっ!!」。
何というか、美しいホール内に突然廃虚のような空間が……。
「ネコの星」というタイトルからは想像できないであろう、
不思議にリアルな光景がつくりあげられていました。

で、肝心のお話し&舞台の感想は……
まだ回が残っていて、これから見られる方もいらっしゃると思うので
ネタバレ防止のため控えさせていただきます。
ふふ、乞うご期待。

本日3月3日は昼夜2回公演。
そして最終日の日曜は午後2時からの回のみです。

デザイナーÄは毎日通ってすべての回を制覇中。
そして日曜日はスタッフ揃って再び見に行く予定です
(なのでショールームはお休み。ご了承ください)。

あ、こんなしおりが配られてる!(Ö)


2012-03-02

3月の課題図書はネコ!

いよいよ今日から3月4日まで、まつもと市民芸術館で開催される「ネコの星」。
それに合わせて【place by awo】の3月の課題図書は、
ネコをテーマにした「ネコ猫ねこ百態」です。

ブックリストは以下の通り。

1.『藤田嗣治 画文集 猫の本』
2.『暗黒のメルヘン』澁澤龍彦・編
3.コロナ・ブックス『作家の猫』
4.『向田邦子ふたたび』文藝春秋・編
5.『アルプスと猫 いしいしんじのごはん日記3』いしいしんじ
6.雑誌『猫びより』特集「ネコさがしてます」現代ハリガミ考
7.『つづきのねこ』吉田稔美
8.『吾輩ハ猫デアル』夏目漱石
9.『闇の夜に(nella notte buia)』ブルーノ・ムナーリ
10.展覧会カタログ『国芳・暁斎 なんでもこいっ展だ!』


全然気にしていなかったけど、
猫にまつわる本って意外といろいろあるもので、正直驚き。
これが犬だったらここまで揃わなかった気がします。
猫は創作欲を刺激する動物なのかもしれないですね~。

例によって、選んだ理由を書いたコピーと共に、
カウンター前に並んでいますので、
手に取ってごゆるりとお楽しみください。

今月からは、お渡しするブックマーク(しおり)もリニューアル。
実は、舞台「ネコの星」を見に行くと
そのしおりと同じものを手に入れることができます!

……で、あをぐみスタッフも今夜は「ネコの星」を見に行くので、
【place by awo】は18時にクローズさせていただきます。
また、3/4の日曜は一日中お休みをいただいております。

よろしくお願いいたします。(ÄwÖ)

2012-03-01

ドカ雪→春。そしてケーキ

いたちの最後っ屁(失礼!)ならぬ、2月最終日の大雪。
そしてたった1日後なのに、3月に入ったとたんまるで春のような陽気。

今日、松本駅の電光掲示板では、10時の時点で7℃でした。
2月と3月の差が極端すぎるよ~と文句を言いつつも、
やはりあたたかいのはうれしいものです。

企画編集部Öと入れ替わるように、昨日から東京出張中のデザイナーÄ。
あの大雪の朝9時をまわった頃に出ていったと思ったら、
12時過ぎになって「まだ諏訪……」という暗~いメールが届きました(苦笑)。
結局、雪に阻まれ続けて午後2時からの打ち合わせに間に合わず、
時間をずらしてもらい、昼食も食べずにかけつけたとか。

いやはや、ご苦労さまでした。

かんけーないけど、今朝は長芋のケーキを焼きました。
和菓子にヒントを得たレシピで、
全粒粉のツブツブと長芋のフワフワ感が好相性!
レーズンの自然な甘さを活かし、砂糖控えめの軽い食感です。
1ピース150円。


クルミが入ったオーガニックオートミールのクッキーも。
こちらは1枚100円です。


うれしいことに、早くも半分が売れてしまいました。
先日焼いたニンジンのスパイシーケーキも好評だったので、
調子にのってしばらくは「ベジタブルスイーツ」を追究してみようと思います。(Ö)