昨日の夜は5時に【place by awo】を閉めさせていただき、
おとなりの塩尻市でおこなわれた
『地酒とそばを味わう会』に参加してきました。
先日のワイン会もそうですが、
塩尻市主催のお酒会って結構たくさんあるんですね。
ワイン会が結構よかったので、今回も期待大。
何しろ以下のお酒が勢ぞろいするのですから。
・美寿々酒造
・笑亀酒造
・杉の森酒造
・丸永酒造
これらの伝統的な酒造の酒に加え、
何でも塩尻市はそば切り発祥の地だそうで、
今回は手打ちそば切り協議会が打つ本格そばを味わえるとのこと。
……垂涎ものだ~。
ところがです。
え~と、確かに冷酒とそばは旨かった。
でもそれ以外の料理と熱燗は、驚くほどダメ。
てんぷらは「わざと?」と思うほどキンキンに冷やされてたし、
熱燗は「あればいいでしょ」という程度の適当さがモロ見え。
唯一よかったのは長芋(塩尻市の名産品)に
麹が生きた白味噌を塗った田楽風の食べ物。
でもずいぶん前に作られたらしく、カピカピに乾いていた……無念。
きわめつけは“アトラクション”と称されたステージのもよおし。
まさかのベリーダンス。
なぜ!? いかがなされた、塩尻市!
イマドキは田舎の宴会場でも
もっと気の利いた余興を見せてくれるのではないだろうか……ううむ。
伝統の仕込み歌とか田植えの舞いとか、
何か日本酒を文化的にも愛でるような趣向、いっぱいあるでしょうに。
なぜトルコ??
「あえてはずす」という高度なテクを適用したようにも見えないよ。
地酒やそばというすごいいい素材をもっていながら
それを文化として見せようとか、
大事にしていこうという思いは全く伝わってこず、
単に「宴会」になっているところが、悲しい。
ワイン会はもっと“文化”だったのに、なんで~??
イベント運営のノウハウについて、考えちゃう夜でした。
繰り返しますが、冷酒はおいしかったよ。
おいしい大吟醸を味わっただけに、辛口批評になりました。(Ö)