まつもと市民芸術館で、去る3月4日に、
超超超超満員の千秋楽を迎えた舞台「ネコの星」。
串田和美さんおよびTCアルプのみなさん、
そして最後の最後まで支えたスタッフのみなさん、
ほんとにほんとに、お疲れさまでした。
あをぐみは、このポスター&チラシのデザイン(=宣伝美術)を担当しました。
そしてとってもうれしいことに、
そのポスターが舞台美術の一部としても効果的に使われていた!!!!
チラシもさりげなく舞台の脇に貼られたりして。
……これは僕らにとって思い掛けないギフトとなりました。ほんとによかった〜。
遠慮がちなÄとしてはめずらしく、ちょっとわがままを言って
全ての公演を観てきました。
毎日観ることで、ほかのスタッフのみなさんとも
もっと気持ちと経験を共有できるかなあと思いつつ。
で、肝心の「ネコの星」はどうだったのか?
デザインするために原作も穴があくほど読みましたが、
予想の斜め上を行く演出に、鮮やかに裏切られた心持ち。
特に銀色ネコと雪フクロウのやりとりが、
とっても面白かったのよ。面白かったのよ。面白かったのよ。面白かったのよ。
(舞台を観た人には、この表現が伝わるかな)
さらにお気に入りシーンを挙げるとしたら……
「マードックの帰還」から「ゴロル」のくだりかな。
ここ、すごく好き。あ〜、また観たい。
4回も観てまだ言うかと、呆れられそうですが。
「ネコの星は、今後も繰り返すことで
さらに面白いものに成長していくだろう」と、串田さん。
ってことは今後もまだ、観られる機会があるのかも。期待大です。
でももし、この仕事をしてなかったら、
演劇になじみのなかった僕は、果たして観に行ったのか……
そう考えると、急にグッと言葉が詰まっちゃいます。
だからこそ、ちょっと前までの僕のように、
演劇に対して壁をもっている人たちを、
少しでもおもしろがらせ、振り向かせたい。
そのために宣伝美術という”斬込隊長”にやれること&やるべきことは、
まだまだたくさんあるんじゃないかと思うようになりました。
「ネコの星」にかかわれたことを
”いい思い出”で終わらせないためにも、
あをぐみももっと精進いたします。(Ä)