2016-10-07

仙厓 ユーモアあふれる禅のこころ(別冊太陽 日本のこころ 243)

あをぐみがエディトリアルデザインを担当した『仙厓 ユーモアあふれる禅のこころ』(別冊太陽 日本のこころ 243)平凡社刊が、発売になりました。



表紙を見てもおわかりいただけると思いますが、自由な筆運びの親しみやすい禅画を残してきたのが、この仙厓(せんがい)という人。禅僧であり、その教えをわかりやすく示すために、たくさんの絵画を残しました。

それらのユーモア全開の絵には、難しそうに感じる禅の世界をとても身近にする、魔法のような力があります。衝撃的かつ難解な「○△□」といった作品もありますが、謎解きのように“読む”楽しさも、作品の魅力の一つと言えるかもしれません。

日に日に気温が落ち、こころがカサカサ・寒々してきたかしら……と感じる人は、ぜひこの本をひらいてみてください。ふっとあたたかい気持ちになれると思います。

東京の出光美術館では「大仙厓展」(〜11月13日)、そして永青文庫では「仙厓ワールド」(10月15日〜2017年1月29日)が開催。実際にたくさんの作品がみられる大チャンス! 別冊太陽と合わせてお楽しみください。(Ä)