北陸新幹線開通以来、とっても盛り上がっている町、金沢。
この町の文化的中心たる金沢21世紀美術館で現在、書家の個展を開催中です。
それが『生誕百年記念 井上有一』展。
松本でも某高校生がパフォーマンス書道を繰り広げて人気ですが、そうした”身体表現としての書道”の元祖たる存在がこの井上です。……果たして彼女たちはこの人をご存知だろうか?
現代美術の文脈でとりあげられる書家の先駆けとも言える井上の軌跡がたどれるこの展覧会。
書の力強さ、漢字の奥深さや物語性、墨と筆による”色鮮やかな”表現などなどが目の当たりにできる刺激的な内容です。
表現者としての井上有一を知りたければ、別冊太陽(平凡社)をぜひご覧ください。これなら松本の書店でも手に入ります。
展覧会は3月21日まで。(ÄwÖ)