2011-10-04

あたらしいとふるい


タリン@エストニアレポートの2回目。
前日の中世的なエリアとは打って変わり、モダン&おしゃれなエリアを紹介します。

スーツのビジネスマンやハイヒールの女性が闊歩する、“ガンガン進む”街。
そして、デザインやアートを武器とする”ウズウズしている”街
(要するに、何かおこりそうな気配をいつも漂わせている感じね)。
新市街地はそんな2つのエリアで構成されている気がします。

なかでも注目なのは、10年前までは老朽化した工場街だったROTERMANN地区。
建物をリノベーションして大規模開発を行い、ショッピングやエンターテイメント、
ビジネスなどの拠点を集約。
その結果、今ではタリンの発展を象徴するエリアとなりました。
ここは「ウズウズしている街」の代表格です。


サビを効果的に取り入れ、
長年そこにたたずんでいたかのような雰囲気を醸し出している建築と、
古い工場の建物に、構造丸出しのガラス張りを加えることで
一気に現代的になった建物。……どれも素敵だ~。

こうした地区を歩いた後は、TSUTAYAも逃げ出すくらい
“おされ”なブックストアでしばし休憩。
カフェも併設されているので、コーヒーの匂いに誘われつつ、
写真集やアートブックのページを繰ってみる。
【おそらくÖは、一般的なツタヤではなく“六本木のTSUTAYA”をイメージしてるのだと。(Ä)】


こうした新市街地のカフェなどは、かなりの割合でWi-Fiが完備されていて、
さすがIT大国エストニアと感嘆。
スカイプ(インターネット回線を利用したデジタル電話サービス)の
開発者のほとんどがこの国の出身者だということに、妙に納得してしまいます。

中世と現代(ハイパー)がナチュラルに同居するタリン。
まるで、「おばあちゃんちに行ったら、すごいハイテク生活をしていた」くらいの
驚きと楽しさがあります。
ものすごく素敵な街ですよ。(Ö)