2011-12-30

Äの蔦屋書店探訪記

先日の東京出張を利用して、
新しくできた商業施設『代官山T-SITE』に行ってきました。
施設内にはいくつかお店などがあるのですが、お目当ては『蔦屋書店』です。

いつもの東京出張は、慌ただしく日帰りになることがほとんどなのですが、
今回は久々に空き時間ができる。
これを利用しない手はない!……と、美術館やらギャラリーなど、
多くの場所へ出かける予定でした。
ところが「その前にちょっと蔦屋書店に立ち寄ろう」と思ったのが運の尽き(?)。
ここだけで一日が終わってしまいました……。

というのもその蔦屋書店は、ボクにとっては夢のような
文化エンターテインメント施設だったのです。
そこでの気分の上がり具合を例えるなら、ディズニー大好きな人たちが、
ディズニーランドで超ハイテンションになるのと同じだったのかも。

取り扱う本の数も多く、現行品とヴィンテージをうま〜く混ぜた書棚は
ディスプレイとしても秀逸。目と脳を存分に楽しませてくれます。
ジャンル問わずにいろんな本があるから、
特に探し物がなくても何時間でもいられる。

扱う本が多くてカフェが併設されている大型書店は他にもありますが、
この蔦屋でしか経験ができない場所がありました。
それが、ボクが最強に気に入った2号館2階の広〜いラウンジ。
(ああ、いまからでもまた行きたい)
ゆったりしたソファでアルコール(!)や食事を楽しみながら、
ヴィンテージ雑誌や写真集を読めたり。
……お酒が飲める本屋は初めての経験でした。
テンションが上がったボクは、昼間からビール&ローストビーフ・サンド、
そして季節のコーヒ(胡桃)をオーダーしてのんびりしちゃいました。
本当はひとりで長居するのは苦手なんですけど、ここは特別。

ところで、店内にはほかにも特筆ポイントがたくさん。
たとえば、壁面には蔦屋重三郎の浮世絵から
若手美術家の作品までが飾られている。
そしてiPadも貸し出してもらえるので、書籍検索もできて至れり尽くせり。

さらに素晴らしいのは、レンタルの音楽や映画コーナーでも、
セレクトやジャンルの巧妙さが発揮されてるところ。
僕がむかーし憧れた“大人”って、
こんな音楽を聴いてこんな映画を見ていた気がするぞ
……なんて感慨深くなりながら、
あっちへウロウロこっちへウロウロしているうち、
相当な時間が経ってしまいました。

もし東京にサテライトオフィスをつくるなら、
ここへ歩いていける範囲がいいなぁ、などと妄想中。
いつ実現することやら。(Ä)