談志師匠の訃報も記憶に新しいところですが、
またひとつ、日本の巨星がおちました。
デザイナーの柳宗理さんです。
96歳……年齢をみれば大往生ですが、
“早過ぎるよ!”と思ってしまうのは、存在の大きさゆえでしょうか。
最後にお見かけしたのは5、6年くらい前で、
展覧会か何かのレセプションパーティ会場だったなあ。
ここ10年近くは健康状態を理由に、
取材をなどほとんど受けられていなかったと思いますが、
こうした公の席にはたまに、車いすなどで顔を出されていました。
世界中で尊敬されるデザイナーでしたから、その影響力は計り知れないし、
至るところで氏のデザインが音もなく活躍しています
(卑近な例ですが【Bookish Pub】のカトラリーも柳さんのデザイン)。
改めて存在の大きさを反芻しようと、
さっき本棚からエッセイなどをひっぱり出してきました。
年末の時間を使って読み直そう。
ご冥福をお祈りします。(Ö)