2011-11-16

飲み干されたワインは?


先日、【Bookish Pub】でお出ししていたナチュラルワインが
どんなワインを出していたのか知りたいというご意見をいただきました。
ありがたや。

というわけで終わってしまったワインですが、データをご紹介したいと思います。
まずは白ワイン。


マルク・ペノ『ラ・ボエム2009』
フランスのロワール地方(ペイ・ナンテ地区)でつくられた、
ミュスカデ100%の白ワインです。

ワイン名であるラ・ボエムは、
「勝手気ままな人生を送る人」つまり「自由人」という意味。
AOCの枠に捕らわれず、自由にワインをつくる道を選んだオーナー、
マルク・ペノさんの生き方を象徴するネーミングだそう。

ビオロジック農法でつくられ、ミュスカデなのに
コクと蜂蜜のような甘い果実の香りが楽しめる複雑な一杯でした。

注目してほしいのはラベルのデザイン。
スピルバーグ監督による実写映画が公開されようとしているベルギーの漫画
「タンタンの冒険旅行」の作者によるイラストがキュートです。

そして次は赤ワイン。


クロ・バガテル『サン・シニアン ルル・カリニャン2009』
フランスのラングドック地方(A.O.C.サン・シニアン)でつくられた、
カリニャン95%、グルナッシュ5%の赤ワイン。

ルルはオーナー(リュック・シモン)のあだ名で、
ラベルのイラストは彼の似顔絵です。
何だか温和に見えますが、手摘みによる収穫を含め、
栽培方法は曾祖父の時代から一切変えていないという頑固ぶり。
除草剤も一切使用していません。

実はあをぐみスタッフも初めて飲んだのですが、
ビオワインのイメージを覆す豊かな味わいにびっくり。
色は若々しいのですが、熟した果実やガリッグ(香草)が感じられる、
フルーティーな味わいでした。

リクエストがあれば再入荷も検討しますので、
興味のある方はinfo@awo-gumi.comまでお気軽に!(ÄwÖ)