2011-08-31

ワインのなやみ

信州は、日本が誇るワインの一大産地。
特に塩尻市はヨーロッパ種といわれるワイン向きブドウが
おいしく育つ条件が揃っており、メルローの栽培地としても有名です。
以前、山梨県にあるワイン屋のおじさまから「この辺のワイナリーは、
材料に塩尻のブドウを買ってるところも意外と多いよ」と
こっそり打ち明けられたことも。

10月オープン予定のあをぐみショールーム「place by awo」では、
軽食堂メニューにワインをいくつかセレクトしようと考えています。

松本平だけでもたくさんのワイナリーがあるのだから、
それこそヨリドリミドリでしょう、と考えてました、以前は。
しかし、意外とコレが難しい……。

というのも“ワイン国粋主義者”のボクとしては、
どうしてもドメーヌ型ワイナリー(自社畑で栽培したブドウでワインを醸造し、
瓶詰めまで行う)の商品を選びたくなる。
でも昨今の日本ワインブームで、そういうところのワインは
仕上がる前からオーダーが入ってしまい(いわゆる先物買いですな)、
市場にち~っとも出てこないのです。

それに、よもや出てきたとしても単価が高いので、
pbaみたいな小さな軽食堂で出すには、
どうしても不釣り合いな価格にならざるをえない。

ううむ、困った。
まじで悩んでます。(R)

2011-08-30

やきを!

こんにちは。
軽食堂部のライアンです。

10月中旬のオープンに向けて、
本格的なスタートダッシュをはじめたplace by awo(pba)計画ですが、
軽食堂部ももちろん例外ではありません。
連日試作レシピを食べ過ぎて、ボクちょっと肥えた……。

まあ体重はさておき、今日は「やきを」の話です。
以前お伝えしたように、菓子製造の許可を得たpbaでは
テイクアウト用菓子も揃えたいと思っています。

そのひとつが「やきを」。
信州名物「おやき」を、あをぐみ的に発展させたメニューですが、
どういう方向に発展させたのかといえば、それは「酒にあう方向」です。
スタッフが全員“呑み助”のあをぐみ。
酒に合うというキーワードをはずすことは許されないのよ(笑)。

今日つくってみたのは
トマトと豚肉をデミグラスソースで煮込んだタネが入ったバージョン。
ピノノワールなど、軽めの赤ワインにピッタリ。うまい~。自画自賛。
何て名付けようかなあ、「赤のやきを」とか詩的で素敵かな?


おやきには、地方や好みによって皮のタイプが複数存在します。
ボクは個人的に堅めの“灰焼き系”が好きなので、
信州産地粉を使い、食べごたえのある皮に仕上げました。
おやつはもちろん、主食としてもいけそうな満足感。

単品販売はもちろんですが、
「やきを」と小皿料理をセットにしたプレートもお出ししようと思います。
ガレットではなく、蕎麦粉を配合した皮に包んだ「やきを」と、
信州産りんごで仕立てたシードルの組み合わせとか。
酒を呑む人にも呑まない人にも、楽しんでいただけたらボクもうれしいです。(R)

2011-08-29

夏のおわり

今日は故マイケル・ジャクソンの誕生日。
ということは、もう8月もあと数日で終わり。
サイトウキネンフェスティバルも、
パルコ前の公園で開催されていたドイツビールのフェスティバルも昨日で終了。
日中はあいかわらず暑いけれど、風はどこか秋めいた雰囲気を漂わせてるし、
蝉よりもコオロギの鳴き声が目立つようになってきました。


この8月は突然の来客が多くて楽しかった~。
美ケ原に仕事の下見に来た建築家ご夫妻、
サイトウキネンのゲネプロ(通し稽古)を取材にきた副編集長などなど。
文化city松本の魅力を、少しでも感じていただけたらうれしいなあと
(まだ住んでから半年も経ってないクセに)松本を代表して思う次第です。

今後place by awoのオープンも控えてるし、
あをぐみスタッフ一同にとって、激動の秋になりそう。
足早に過ぎる時間と戦い、まだ手配できていないもろもろの事項に焦りつつも
「っていうかオープン、超楽しみ~」と、
ギャルのように語尾を伸ばしたくなる今日この頃です。(Ö)

2011-08-24

まだ募集してますよ

久々の晴天でウキウキ。
やはり夏は暑くなきゃと思いつつ、カレンダーを見ると8月ももう終盤。
光陰はほんとうに矢の如しであります。

まだ編み物の気分ではないかもしれませんが
あをぐみではまだまだ
編む人=「あみぐみ」も縫う人=「ぬいぐみ」も募集しております。
っていうか特に締め切りはなく、常に募集しているという感じです。

本日も素敵な女性があみぐみメンバーに入ってくださり、うれしい限り。
いろいろな人といっしょにモノづくりを楽しんでいけたらなあと思います。
腕に覚えありなみなさま、ぜひご参加くださいませ。(ÄwÖ)

2011-08-23

英文読解と新規“授業”

これまで、「8月オープンかな?」とか「夏までには……」とか
曖昧な言い回しを多用していた
あをぐみのショールーム「place by awo」計画(しかもいずれも実現してない)。

ですが、しかし、ようやく、本気で、
「10月中旬のオープン」と声を大にして言えるようになりました
(“中旬”っていうのが相変わらず曖昧ですが…)。

それに向けて今、商品確保にいそしんでいるわけですが、
基本的にはオールオリジナル。
あをぐみがデザインをしたアイテムを、
技術をもつ個人や会社に製作してもらうというスタイルで、
徐々に在庫数を増やしております。

とはいえ全部が全部オリジナルというのは
物販初心者のあをぐみにとってリスクが大きい
(自慢じゃないけど市場が読めませんので……)。
そこで、一部をあをぐみ仕様に変更してもらう、
いわば“半オリジナル商品”もいくつか計画しています。

そのうちのいくつかは海外から直接輸入なんぞするのですが、
貿易初心者あをぐみにとっては、このハードルがまた高け~。
CIFやFOBといった貿易用語に頭を抱えながら、
海外メーカーとのやりとりを手探りでで進めている感じです。

“新規事業立ち上げ”というかっこいい感じは消え、
毎日新たに勉強すべき事柄に追われる”新規授業”の日々。
何となく、パソコンに向かう前に毎日緊張するですわ。

でも早くオープンして街に溶け込みたい!
やるぜ、オレ!
商品開発担当のタツヲでした。(T)

2011-08-22

消えちゃった


お隣のおうち。

屋根の上に人がいるなあと思っていたら


2日後には家がなくなっていた。


早いわ~。(Ö)

2011-08-19

テツの味

高崎で限定販売されていた駅弁。
いま高崎は、SLで盛りあがっているみたいです(Ö)


2011-08-18

沖縄のラム

コルコルという名のラムが沖縄でつくられています。
初めて聞いたときは「沖縄でラムがつくれるのかあ」と驚きましたが、
これがつくられている南大東島は、さとうきびの一大産地。
さとうきびがつくられているということは、
ラムがつくられていても何の不思議もないのですよ。納得。

そして、このお酒をつくっているグレイスラムという会社の代表は、
若干39歳の女性であります。
大のお酒好きだったその金城祐子さんが、沖縄県産の原料100%でつくろうと、
社内ベンチャーとして立ち上げたそう。


さて、あをぐみ軽食堂部準備室ではそのコルコルで、
ラムレーズンをつくっています。
レーズンだけではおもしろくないので、いちじくやアプリコットも入れました。
漬けてから1ヶ月くらい経った今も、まだ少しラム特有のとがった刺激がある……。
もう少し寝かせて様子を見ようと思いますが、
ホワイトラムを使ってしまったのはちょっと失敗だったかなと反省。
やっぱりラムレーズンにはダークかゴールドの方がよかったかなあ。

ともかく、これをクリームチーズにまぜまぜして、
バケットか何かでちょいといただく予定。
あ、もちろん自分たちで全部いただくのではなく、
軽食堂で出すためにつくってます、あしからず。

軽食堂部ライアンでした。(R)

2011-08-16

好きになってしまうよ!

身体の中にこたつができたみたいに
ウチからも外からも暑い、ひたすら暑い。
そして夜になろうが日陰に入ろうが、
粘度のある暑さは容赦なくまとわりついてきて、決して逃れることはできない……。

横浜、東京と、これまで暮らしてきたところは、
夏といえばそんな八方ふさがりな感じで、脳が煮えそうな日々でした。

しかし! 信州は違います。
暑くても空気が乾燥していてパウダー状なので、肌はサラっとしていて心地よい。
日陰に入れば心地よくひんやりしているし、夜は涼しい。
最近の朝方は、羽毛布団にくるまらないと、ちょっと寒かったりもする……。

昼はきちんと暑くてビールやスイカが美味く、夜はまさしく“クールダウン”。
このメリハリは本当に素晴らしい。心まで健康になりまする。

季節の中で一番嫌いだった夏ですが、どうやら好きになってしまいそうだわ……。

たまや~。(Ö)


2011-08-15

今度こそタウト

高崎に行ってきた話の続き。

デザイン・ファンの編集担当Öが、
高崎と聞いて思い浮かべたのがブルーノ・タウト。

で、そもそもタウトって誰よ?

……日本で一番有名な業績は、
桂離宮を“再発見”したことかなあと思います。
ブルーノ・タウト画帖 桂離宮』なんていう、
デッサン&感動体験が綴られた本も出ている。

職業は建築家。ナチス政権から逃れて日本に亡命し、仙台を経て高崎に移動。
少林山達磨寺境内の「洗心亭」で、2年ほど暮らしています。


これが「洗心亭」。思った以上に小さい家でびっくり!

中には入れないので、ガラス戸からのぞいてみた。


あ、あれが有名な掛け軸だ!  
Ich liebe due japanische Kultur.(我、日本文化を愛す)と書いてあります。
同じ文言が刻まれた石碑もありました。


6畳と4畳半の2間しかないここで、エリカ夫人と日々過ごしていたのですね。
でも、同じミニマム間取りでも、学生の頃過ごしていたワンルームマンションより
ぜいたくかつ高尚に見えるのはなぜだろうか……。

タウトは高崎で工芸指導などに力を入れており、
その指導を受けて生み出された竹皮のカゴなどは、
今でも人気です(そして値段も高い……今回は購入を断念)。


代わりといっては何ですが、達磨寺の売店でこんな本を購入。
寺にはタウトにまつわるパンフレット(右)も置かれていました。(Ö)

2011-08-13

高崎名物


お仕事で群馬県・高崎へ。
ものすごく男前な人物に取材し、乙女心をとり戻してしまったアラフォーです。

取材は午前中に終わったので、午後は自主的に高崎さんぽ。
高崎といえば、やっぱりブルーノ・タウトでしょう!
ということでゆかりの地である少林山達磨寺へ。


ダルマだダルマだ。


ここにもダルマだ。


おお、これもダルマ!


シメはおいしいダルマ。


……ブルーノ・タウトはどこへ? また後日ちゃんとレポートします。(Ö)

2011-08-11

油断禁物

コピー用紙をとろうとしてうっかり箱に手をかけると、


シュッと手がでてきてヤラれます。(Ö)

2011-08-10

ゼリー寄せのような2日間

ヨコトリの翌日は、暑い暑いよう…とつぶやきながら東京に移動。

午前中は三菱一号館美術館の『もてなす悦び展』を、
そして午後は東京オペラシティ アートギャラリーで開催中の
『家の外の都市の中の家』を見てきました。


オペラシティの『家の外~』展は、
昨年行われたヴェネチアビエンナーレ建築展の、いわば帰国展。
オペラシティでは同建築展が行われるたびに帰国展をやってくれるので、
毎回とても楽しみにしています。


この展示で一番インパクトを放っていたのは、
入ってすぐの展示室で展開されていた、
イントロダクション的な街の変遷の動画。
「街が新陳代謝している!」ということが、
感覚的にズカンと頭に入ってきます。

広報の吉田さんによれば、東京23区にしぼってのリサーチは
震災後に見直しが図られているそう。
ということはヴェネチアとはひと味違った展示になっているのですね。

会期は10月2日まで。

こうやっていろいろな展覧会が見られる東京は
やっぱりちょっとうらやましい……。

帰りぎわ、パークハイアットのデリカデッセンで友人と待ち合わせ。
「パーク ブリュワリー エール」と、
柑橘系のニュアンスを漂わせた「甘夏エール」を堪能しました。ぷは~。

ちゃんとデザインされたゼリー寄せのように、
カラフルな体験が凝縮した2日間でございました。(Ö)

2011-08-09

ヨコトリのつづき


内覧会&オープニングパーティに参加してきたヨコトリの様子、
引き続きお伝えします。

テンションがあがった作品をいくつか。


このゴールドキラキラな壁面作品、
すごいゴージャスだなあと思って近づいてみると……


なんと画鋲でできてた。
どこにでもある素材の思わぬ変貌ぶりにあぜん。
冨井大裕(とみい・もとひろ)さんの作品
『ゴールドフィンガー』です。©Motohiro Tomii


左にある、これまたゴールドキラキラな作品はタイトルが秀逸。
その名も『本当にキラキラするけれど何の意味もないもの』。
多くの人が美術作品に抱きがちな感想を逆手にとっているところが愉快。
ライアン・ガンダーさんの作品です。
イギリス生まれのコンセプチュアル・アーティストである彼は、
最近、太宰府天満宮でも個展を開催したけれど、
この作品もその時に出されたものだそう。

昨日、お伝えするのを忘れていましたが
開催概要は以下の通りです。

ヨコハマトリエンナーレ2011 OUR MAGIC HOUR
-世界はどこまで知ることができるか?ー
●期間:8月6日(土)~11月6日(日)
●休み:8、9月の毎週木曜、10月13日、10月27日 

チケット情報および関連プログラムなどは、サイトをチェック。

ちなみに同ブログの写真撮影および掲載は、主催者の許可を得ております。(Ö)

2011-08-08

ヨコハマトリエンナーレ2011

はじまりました、ヨコトリ。
行ってきました、早速。

今年のメイン会場は横浜美術館と日本郵船海岸通倉庫
(別名、BankART Studio NYK)で、
ほかにも街中で点々とイベントや作品展示がされています。


スイス生まれの作家ウーゴ・ロンディノーネの作品が、
美術館の入り口で出迎えてくれます。





















横浜美術館では、佐藤允さんが壁画制作の真っ最中。
その前で久々にお会いしたJ-waveナビゲーターのアンドレア・ポンピリオさんと、
一緒にじ~っと見入ってしまいました。


今回、震災の影響で出品作品を大幅に見直した作家も多かったそう。
直接的に震災自体を取り上げた作品もいくつか見られました。

新港ピアで上映されたクシュトフ・ヴォディチコの映像作品もそのひとつ。
トリエンナーレ会期中には連携プログラムとして、
「アートと戦争」と題されたシンポジウムなどが行われます。
詳しくはサイトを。

同じく新港ピアで夜に行われたオープニングパーティでは、
ソーセージを電極につないで焼くというパフォーマンスも。


ちなみに写真はすべてプレス許可を得て撮影したものです。

1日で回りきるのは大変かもしれませんが、
会期中は無料バスが巡回しているので、
歩きやすい靴で出かけてみてはいかがでしょう?

トリエンナーレレポートの続きはまた後日。(Ö)


2011-08-04

ゴールド!

こんにちは。
プロダクト部門のタツヲです。

あをぐみのロゴプレートのサンプルがあがってきました。
オリジナルのチャームなどにつける予定です。(T)


2011-08-03

どろなわ

会社を興してから、会計やら法律の勉強をはじめています。
まさに泥棒を見てから縄をなっている感じ。
やらないよりまし、という程度か……。

ともに用語がややこしくて頭痛くなる日々ですが、
ひとつの会社がどう運営されるかを学ぶと
社会全体の動き方がちょっとだけ見えてくる気がして楽しい。

かんけーないけど
夏はあちこちに猫が落ちていて歩きにくい。
トイレにも落ちてます。(ÄwÖ)


2011-08-01

ヒツジがいっぴき

いっぴき。


そしてたくさん。


塩クッキーの試作が、おいしく焼けました。



こちらは野菜クッキーのうち「じゃがいも」。
焼きしまって堅くなってしまったので、少し改良せねば……。
でも味はいい感じです。

どちらも、はやく皆さんに食べてもらえるよう精進します。

軽食堂部ライアンでした。(R)