2011-06-06

耳と心をかたむける

先週の金・土と買い付けやら何やらで
東京や埼玉をかけずりまわっており、
疲労困ぱいセグンド。
その反動で日曜日は使い物にならず
いい機会なのでゆっくり本など読んでおりました。

「働き方研究家」という肩書きも名乗る
西村佳哲さんの『かかわり方のまなび方』とか。
以前、リトルマガジンのROSEで西村さんを
取材させていただいたことがありますが、
その時の、一語一語に心地よい丁寧さがある話し方を反すうしつつ、
一気に読了。

平行して、カズオ・イシグロの『日の名残り』も読みはじめてみた。
主人公である執事氏の滋味深い語りぶり同様、
これからじわりじわりと読み進めていこう。

さかのぼって、金曜の夜は広報の仕事をする友人と新宿で紹興酒&ギョウザ三昧。
仕事や働き方にはじまり、その先に見えてくる景色についていろいろ話す。

土曜の夜には「戦略家」の肩書きをもつ知人が来松してくれたので、
松本が誇る居酒屋『しづか』で呑む。
「オレらごときが働き方をセーブしたり、力を加減してどうする。
がむしゃらにやらねば」という話しにムハハと聞き入る。

本も、いわば「人の話」。
耳を傾け、思考を育てることの楽しさを味わった数日間。(Ö)