2011-06-10

from 個人 to 世界(社会)

東日本大震災からもう3ヶ月。

このたった3ヶ月の間にジワリジワリと、
「ひとりにできることの限界」と、「ひとりが発する無限のパワー」という
相反する2つのフェイズを見せつけられ続けているように思います。

その「無限のパワー」を感じさせる篤い活動が、
あをぐみのまわりでもたくさん起きているのですが
そのなかから2つをご紹介。


まずは、尊敬するアニキ立川裕大さんが立ち上げたプロジェクト
F+(エフプラス)」。

「買う」とか「売る」という消費活動を通じて、
誰もが参加でき、無理なく、しかも長く復興支援ができるような仕組みが
デザインされています。
だってみんな、買い物するでしょ?
“継続的な復興支援”というところがこの活動の本質であり、
力点の置き場になっています。

最先端のデザイン事情に詳しく、
ミラノをはじめ世界で活躍するデザイナーとも親しいという
トンガリ具合を見せつつも、
ず~っと地方でのものづくりの在り方(地域活性)や環境問題、
社会的弱者への配慮といった社会的な課題に
積極的に取り組んでいる立川さん。
その経験と知識と行動力が余すところなく注ぎ込まれたこのプロジェクトは、
精神的にもビジネス的にも安定感のある在り方。さすがです。

企業向けの内容ですが、示唆に富んだプロジェクトなので
ぜひサイトをのぞいてみてください。



そして次に、タイプデザイナーの両見英世さんによる「FOOD FOR FRIENDS!」。

このサイトで一番ぐっときたのが、「日本語」に並ぶ「にほんご」のページ。
ふつう「日本語」ときたら「English」でしょう。ところが「にほんご」ですよ。
その「にほんご」を用意したこと、そしてそこに記された内容。こういうところに、両見さんの想いと人柄がグイッと現れている気がして、心がジワッとします。
プロジェクトの全容はサイトを見ていただくとして、
まずはこの「にほんご」をお知らせしたい気持ちでいっぱい。

こういう「ひとり発のパワー」に触れると、
あをぐみももっと高いところにジャンプできるんじゃないか
という気になってきます。
ジャーンプ!(ÄwÖ)