2012-01-09

ライアンの旅飯 インド編1

お久しぶりのパブ部ライアンです。
とうとう年が明けてしまいました。
2012年がみなさまにとって良い年になりますように。

そして今年は【Bookish Pub】のメニュー充実を図ろうという
目標を掲げているのでボクも大張り切り。
早速新年の時間的余裕を使って、新しい焼き菓子を考えました。

で、メニュー紹介の前に、突然ですがそれにまつわる“旅飯エピソード”をひとつ。

もう10年以上も前ですが、あこがれの地インドを旅したボク。
2ヶ月ほどの滞在の間、何を食べていたのかといえばもちろんカレーでした。

とはいえ「カレーという名の料理はインドにはない」というのは有名な話。
ですが、外人たるボクの目には、すべての料理が“カレー”にしか見えないんですよ。
つまるところインドには、カレー……
もといスパイシーな煮込み(あるいは炒め)料理しか存在しないのです。

地方ごと、入る店ごとに異なるさまざまな“カレー”に出合い、
時には現地の人に倣って手で食べてみたりと文化交流もできて毎日楽し~。
最初の2週間くらいは大満足のボクでしたが、
そんな状況が続くのを許さなかったのは、
繊細な味に慣れた日本人たるボクの内臓でした……。

そこで、たまには違うものを食べようと「サラダ」を注文したところ、
乾いた輪切りタマネギとトマトが山盛りで登場。……しかも味付けなし。
カレーの方がマシだろ(生タマネギ、カレーより辛いし)!

こうして毎食毎食ありとあらゆるスパイスを摂取し続けた結果、
胃やら腸やら、そして舌までもが悲鳴をあげはじめ、
「スパイシーでなければ何でもいいので!」と、
シェフに泣いてすがりたくなるような追いつめられた状況に陥りました。

そんなボクがどうこの危機を脱したのか。
そしてこのエピソードがどんな新メニューにつながるのか……。
長くなるので続きは明日に!(R)