松本に来たばかりの2月末からつい先日までの約1ヶ月。
生命の危機を感じるくらいの寒さに「本当にここで生きていけるのか」という
疑問さえ湧き上がったものでした、まじで。
内装工事中にともなって、所々にドアや窓がなかったり、
暖房器具が小さなストーブ1つしかないというハンデはあったものの、
部屋の中でもコートやマフラーが手放せない。
そうやってロシア人のおばさんみたにどっぷり着込んでも、
どこからか入り込む冷気に体中が硬直したり、
両足の指全部と両耳にしもやけができてかゆさに身もだえしたり……。
でも春は来るんです。
ここのところ3日ほど気温がマイナスに届くことはなく
部屋の中ではとりあえずコートが脱げるようになりました。
うれしい、ほんとうに!
春がこんなにうれしかったことって、今まであっただろうか。
花粉が降り注ごうが、黄砂で景色が黄色くなろうが、
春、ありがとう!!!
写真は松本ではなく、先日取材で訪れた神戸の、
冬と春の魚がまざって並ぶ商店街の様子。
いかなごのくぎ煮が出始めると「おお春が来る」とうれしくなります。(Ö)