2011-04-27

「ふらり」の効用

先日の土曜日は久々の落語(松本では初)。
しかも二つ目の小太郎時代から好きでよく見ていた
柳亭左龍が来るというんで喜び勇んで出かけました。

あ~、リフレッシュした。
左龍の落語は”話芸+顔芸”といえるのですが、
その真骨頂といえるのが「初天神」という噺。
今回の落語会ではその「初天神」も聞くことができ、本望でした。

ところで、東京から引っ越して何が残念かって、
いろいろな文化に「ふらり」と触れられないこと。
落語なら寄席、美術館なら常設展示のように、
ふらりと出かけられる対象が少ないのは悲しい。
しかも市内には映画館がないので(昔はいっぱいあったのに全部つぶれちゃった)、
映画にふらりと行くこともできない。

もちろん、伊東豊雄建築のまつもと市民芸術館とか、
草間彌生で有名な松本市美術館とか、文化施設は充実しているのです。
でも、そういうところでやる舞台やら展覧会は、
前々から「何をやっているかな」とリサーチし、
「この日に行くぞ」と決め、ちゃんと服を選んでお化粧して出かける感じ。
それなりに緊張感があっていいんだけど、
「ふらりと行くこと」にある予定外・予想外のおもしろさは味わえない。

その代わり散歩の楽しみは増えました。
特にこの季節は、自然がどんどん勢いを増しているのが味わえて楽しい。
昨日は燕を見た!(Ö)

花動物。これも春のなせる技。