昨日まで、うちわ裏面のデザインについて、
長〜い説明をいたしましたが、
引き続きおつきあいをいただくということで、
今日は表面のデザインについて少々。
表面デザインは、
中信地区のデザイナー&イラストレーター4組が担当しているので
4種類から選ぶことができます。
もちろん全種類をお持ちいただいてもOK。
あをぐみショールーム【place by awo】でも配布しています。
ちなみにあをぐみのデザインは、こんな感じ。
これ「見ざる言わざる聞かざる」の、
いわゆる“三猿”がモチーフなんですねえ。
なぜなら、『三人吉三』の名場面でもある「大川端庚申塚の場」は、
サルに縁の深い庚申堂が舞台。
そのお堂には「くくり猿の額」が飾られているんですが、
それを三人の吉三が割って分けあい、
義兄弟の契りを結ぶ、というシーンがあります。
実は『三人吉三』ではこの庚申塚のほかにも、
庚申丸という刀など、
申(猿)がたびたびモチーフとして出てくる。
あをぐみは、この猿たちをモチーフに
現代的に落とし込んだデザインにしました。
「現代的な」といいつつ、
かすれてボロッとしたような仕上がりにしているのは、
うちわ以外にデザインした、もう一つのアイテムと関連しています。
そちらについてはまた、次回のブログで紹介しましょう。(ÄwÖ)