さてさて、昨日はうちわ裏面のデザインについて
詳しく説明しましたが、
今日はそこにおすスタンプについて。
スタンプは全部で7種類あって、こんな感じになっています。
スタンプを色分けすれば、集計の際の手がかりにもなるし、
でき上がった町並みもカラフルになるんですねえ。
ほら、こんな感じで。
実はこのスタンプのモチーフ、単なるイラストではなく、
とある“歴史的資料”に基づいているんです。
三人吉三の雰囲気が少しでも再現できるようにと考えた結果、
松本市博物館にご協力いただき
所蔵の資料『善光寺道名所図会』を紹介していただきました。
スタンプや地図の上にある絵などは、
これをモチーフにデザインしているのです。
偶然にもこの図会が刊行された時期(1849年)と
三人吉三の初演(1860年)は、かなり近い。
ということはうちわの裏面に展開するまつもとの地図は
三人吉三初演の江戸時代の雰囲気そのままを
再現することになるんですよ〜。
余談ですが、裏面の印刷は特色インクを使用した2色印刷。
先日のブログでも紹介したように藤原印刷のご協力で
あをぐみも含むワークショップ参加者がつくったインクで印刷されています。
こうして「城下町まつもと〝時間旅行〟スタンプラリー」は完成。
パチパチパチ。
でも正確にいうと、今日からはじまるスタンプラリーで、
みなさんが楽しんでスタンプをおしてくれて
はじめてデザインが完成するとも言えます。
スタンプのインクが早く乾くように、
うちわであおぎながら次の施設に向かうのがおすすめ。
まつもと市民芸術館で、定紋の黒色スタンプをおしてもらえば、あがりです。
スタンプラリーは7月31日まで。
お一人でも、お友達とでも、ご家族とでも
市内に飛び出して、お楽しみください!
明日は、表面のデザインを紹介したいと思います。(ÄwÖ)