生徒たちが自分のマーク作りに取り組むワークショップは、毎回2学年ごとに行いました。そのうち5、6年生は「アイデア編」と「デザイン編」の2回行ったので、すべての生徒のマークがあをぐみの元に集まるまで、少し時間の余裕が生まれます。この時間を利用してあをぐみは「大きなシンボルマーク」にするために何が必要か、思考実験をはじめました。
二子小学校を特徴づけるファクターの一つに、メインの校舎が「船」を模した形であること、が挙げられます。「校舎が船なんだよ!」ということは、実行委員や先生、生徒からももちろん多く耳にしていたので、みんなの大きなアイデンティティとなっているんだなあと感じていました。さらに海のない長野県で「船」を模した校舎というのは、アイデアを刺激してくれるユニークなテーマになりえます。
というわけで、こんなキーワードが生まれました。
「山波」、です。
言葉としては「山並み」が正しいわけですが、船の形をした校舎を取り囲む山々を波に見立てると、そんな単語が頭に浮かんでくる。で、山と波を組み合わせて形にしていったもののひとつが、こちらです。
この段階はまだまだ実験の第一歩なので、僕らもこのアイデアを具体的にどう使うかまでは考えていません。が、下準備として、思いつくままに描きためることを続けました。こういう、ふわふわとしたアイデアの段階は、とっても楽しい脳内タイム。あーでもないこーでもないと、思考散歩が続きます。
で、二子小ブログもまだまだ続きます。(äwö)