「クラフトフェアまつもと」を運営している
NPO法人松本クラフト推進協会が
毎年発行している機関誌「掌」。
今回、初めてその編集にちょっと携わりました。
できあがってきた雑誌をくまなく読んでいると、
当たり前すぎて忘れがちなことに気付かされます。
つまり、モノづくりって
生活と密着している行為なんだよなあと。
近くに竹がいっぱい生えているから、
それを利用しようと竹編みの道具がつくられる。
その道具を作るための道具(刀とかハサミとか)も
それにともなってつくられる。
食物連鎖ならぬ手仕事連鎖。
半径5kmくらいのなかで展開される
寡黙で理にかなったモノづくりの姿が
今回の「掌」でもあらわにされています。
この本、ずっと続けていたら
松本文化史の最高の資料になりそうだなあと
つくづく思いました。
この機関誌、
クラフトフェアの会場で販売されていましたが、
いまは松本市内のお店数件で買うことができるそうです。
詳しくはこちらをどうぞ。
「掌」を読むことは、
自分の住んでいるところの根っこを見る機会。
ぜひお手に取ってみてください。(Ö)