2011-03-22

神戸から勇気をもらう

連日、あをぐみの内装工事が急ピッチで進んでいます。

ですが、地震の影響は思わぬところにも出ており、
「ガソリンが入れられないので現場に行けない」にはじまり
「被災地に資材をまわさなければ」
「流通が寸断されていて機材が届かない」などなど。

揚げ句の果てには
「メーカーが倉庫ごと流されて在庫がない」という
ショッキングな出来事にもぶち当たりました。

そのたびごとに今回の震災がいかに大規模なものか
思い知らされます。

実はこの東日本大震災が起こる少し前、
仕事で神戸を訪れる機会がありました。

1995年の阪神・淡路大震災の時、
学生だったわたしはボランティアとして、
灘区にある学校を拠点に
復興のお手伝いをしていました。

今回の出張の訪問先がその学校の近くだったので
足を伸ばしてみようとてくてく出かけてみたのです。

実に16年ぶりに訪れた学校と周辺を、
あまりの懐かしさに
大声をあげたくなる衝動をおさえつつ歩くわたくし。

地震の恐ろしさと日本人の力強さを同時に感じて
なんとも感慨深い気分になりました。
それから3日も経たないうちに
日本はまた大震災に襲われたのです。
あまりの偶然に言葉もありません。















でも今回神戸で出合った人たちの優しさ、
食べたいろいろなおいしいもの、
取材した人たちのたくましさを思うと、
この震災も、決して悲劇だけではないと思えるのです。(Ö)