さてさて東京・広尾の山種美術館でも
なかなか興味深いテーマの展覧会が開かれています。
そのテーマとは「輝ける金と銀 ―琳派から加山又造まで―」。
近現代の日本画家が用いていた金と銀の表現の足跡をたどるという
着眼点のおもしろい内容。
言われてみれば日本画って、
こんなふうに金や銀が多用されたものが多いですよね。
絵画作品自体もセレクトが素敵で引込まれるのですが、
なかでもかなり面白かったのが、
今回のために新たに制作された再現見本。
作品に用いられた金・銀にまつわるさまざまな技法を
若き研究者である並木秀俊さんが再現。
その見本をこんなふうにわかりやすく展示してあります。
あ〜、ちょっとピンボケですみません。
こういう試みによって、
テーマがより頭と心の中に入ってくるのですよ、
グイグイと。
展覧会自体は11/16までですが、
会期中に大幅な展示替えあり。
お目当ての作品がある方は、展示替えにご注意を。
あ、そうそう、今回の展覧会テーマに合わせてつくられた
オリジナルの和菓子もうまかった〜。
美術館内の「cafe 椿」でゆったり楽しめます。
和菓子ってホントに、食べる芸術品ですよね。(Ö)