去る8月23〜24日にかけて、
上高地に近い山小屋「涸沢ヒュッテ」で
毎年恒例の「涸沢音楽祭」が行われました。
その音楽祭でお配りするリーフレットのデザインを
あをぐみが担当させていただきました。
松本市のテーマとも謳われる「三ガク都」
つまり「楽都・岳都・学都」をすべて満たす催しですから、
デザインにも気合いが入ります。
デザインするにあたり、
まずは過去の音楽祭の写真をたくさんお借りして、
イメージを膨らませました。
それらを見ているうちに思い浮かんだのは、
目に見えない音楽が山の向こうから浮かび上がるイメージ。
というわけでまずは、涸沢周辺をふくむ穂高連峰の山の稜線を
上高地(河童橋)の辺りから眺めたようなアングルで、
五線譜に見立ててみました。
それらの山の向こう(裏手)にある涸沢ヒュッテから、
音楽があふれてくるようなデザインにしたい……。
そんな意図から、あふれる音楽のイメージを「♥」で表現。
前年度のリーフレットに
「美しい命の音色が響き渡る」というコピーが書かれていたので、
そこからヒントを得て、
あえて「音符」ではなく「♥」で音楽を表わしました。
そしてできたビジュアルはこれでございます。
最終的には、このようなリーフレットが完成。
中には演奏の題目や曲の歌詞などもかかれています。
さてさて、さらにこの仕事をきっかけに
実行委員のみなさんからお誘いをいただき、
あをぐみÄも一緒に音楽祭に参加することになりました。
みなさんいわく、「標高2300mの涸沢カールは、
登山初心者でもチャレンジしやすいし、素晴らしいところだよ」……
しかしÄにとって登山は
中学生の頃に登った燕岳以来……大丈夫なのか???
というわけで次回は
その珍登山記をお送りします。(Ä)