かつて多くの芸術家を魅了した、古き良き伝統の残る村です。
そんな村にフォーカスした展覧会が、東京・汐留で開催中。
「ゴーギャンとポン=タヴァンの画家たち展」@パナソニック 汐留ミュージアムです。
*写真はすべて主催者の許可を得て撮影しています
全体的に、どことなく不思議で神秘的な雰囲気の漂う作品が多い……。
それはこの村が「総合主義」という新しい芸術主義の発祥の地であることにも関係があるのでした。
総合主義というのは、リアルな世界と想像の世界をひとつの同じキャンバス上に共存させてしまうスタイル。
現実の景色を描いているのにどこか心象風景のようでもあるし、非現実的にも見えるような……そうしたモワモワした感覚を抱かされるのは、そんなところに理由があるようです。
考えてみれば、目の前のリアルな景色が人によって違う風に見える……なんて現象はよくあること。人は、リアルワールドを生きているようで、実は自分だけの世界に生きる存在なのかも。オレの世界はオレだけのもの。
展覧会は12月20日まで開催中。(Ö)