あをぐみがエディトリアルデザインを担当した
『岡倉天心 近代美術の師』(別冊太陽 日本のこころ 209/平凡社刊)が
発売になりました。
美術に興味がある人なら必ず、
この名前をみかけたことがあるでしょう。
「でも、名前は知ってるけど・・・何をした人?」といった人も多いのでは。
近代日本美術上なくてはならない存在だったにもかかわらず、
天心自身は美術家ではない。
そのせいもあって、どんな人物かがぼんやりしてしまうのかもしれません。
この一冊はそうした天心の偉業を知るのにもぴったりなのですが、
信州の方には特になじみのある菱田春草や
今年の春先にテレビで話題になった西郷孤月など
天心周辺のすばらしい画家たちのことまで一望できる
濃い〜内容に仕上がりました。
「美術を生業にして活きていくこと=作家になること」
だけではないことにも気づかされます。
長野県内でも天心ゆかりの画家の作品は結構観られるので、
あちこち足をのばしたいところ。
そうそう、7月14日(日)放送の日曜美術館(Eテレ)でも
岡倉天心の特集とのこと。そちらも注目ですね。(Ä)