あをぐみがデザインを担当した『そっちから わたし、どんなふうに みえている?』(かがくのとも 2025年3月号)をご紹介します。
『さんかくで いえを つくろう』、『ならべかえ -ましかくの へんしん-』と続いて絵本をデザインするのはこれで3冊目。
「▲」「■」ときたから今回は「●」・・・ではなく、「見てるわたし」と「見えているわたし」が交互に描かれることで、わたしの立ち位置を見つめなおせるような絵本です。
文は越智典子さん、絵は堀川理万子さん。
文章が添えてある見開きと絵だけの見開きが繰りかえされるのですが、このリズムによって、深く文章に向き合えるというか、深呼吸するように絵の余韻を味わうことができる気がします。ページ数に収まらない大きさの情報量があるなあ・・・とデザインしながら感嘆しました。
僕にも、子どものころから現在までずーっと手元に残っているたいせつな絵本がありますが、この絵本も誰かにとっての「それ」になる絵本だと思います。
「かがくのとも」は月刊誌なので、書店で手に取れる時間も残りわずか。気になる方はぜひお近くの書店へダッシュで! とはいえ、バックナンバーをあつかっている本屋さんもありますので、ぜひ探してみてください。
あなたも表紙のあの子と目があいますように。(ä)