2025-12-27

藤田嗣治というひと

2026年は藤田嗣治生誕140年ということで、今年から来年にかけて、さまざまな藤田展が各地で行われています。

こちらの特設サイトに展覧会がまとまっているので、気になる方はぜひチェックを。


あをぐみöもせっせと出かけ、特設サイトに掲載されている展覧会は全部見てきました。

どの展覧会でも“見知らぬ藤田”に出会えて興味深かった。

いろいろ見たことで、自分のなかの藤田イメージが「フランス暮らしのFOUJITA → 明治生まれの江戸っ子」に置き換わった気がします。


個人的興味からさまざまな藤田展を巡っていたのですが、思いがけず記事を書くことになりまして、さらに深く藤田を調べる機会に恵まれました。

おかっぱ丸メガネで奇抜なファッションをまとった、“いわゆる陽の当たる藤田”のイメージは、1920年代半ばまでの画壇の寵児たる時代に集中しています。でも実はその時期を超えた40代から晩年までの藤田に、人間藤田の滋味がしみだしているのだなあとつくづく。


それをまとめた記事が、現在発売中の『エクラ』2026年2・3月号に掲載されています。

ご覧いただければ、とっても嬉しいです。(ö)