2017-10-24

『安藤忠雄 挑戦する建築家』(別冊太陽 日本のこころ 255/平凡社刊)

あをぐみがエディトリアルデザインを担当した
『安藤忠雄 挑戦する建築家』(別冊太陽 日本のこころ 255/平凡社刊)が、発売中です。


これまで別冊太陽では、日本画や西洋画など画家の特集を担当する機会が多かったので、現代の建築家で一冊を仕上げたことは、とても新鮮な経験でした。

先日のブログでもちょこっと書いたとおり、くしくも現在、あをぐみの隣りでは大きな解体工事が続いています。
というわけでこの一冊は、騒音と振動と目の前で巨大なものが解体されていく様を間近に感じつつ、日々デザインしていました。
建築というものを体感的に意識しながら本をデザインするのは、なかなか貴重な経験だった気がします。

あをぐみは松本に拠点を移す前は六本木近辺にいたので、「21_21 DESIGN SIGHT」や「表参道ヒルズ」といった安藤建築は、仕事にもプライベートにもなじみ深い建物でした。
思い返せば、直島のプロジェクトなど、旅先でも安藤建築に足を運ぶことも多かったなあ。

中でも特に印象に残っているのが、大阪・茨木の「光の教会」こと茨木春日丘教会。
訪れたのが日曜日だったこともあり、礼拝に参加させていただきました。
外からただ眺めるだけでは伝わらない建築体験ができたのは、ほんとに良かったです。

東京・六本木の国立新美術館では展覧会「安藤忠雄展-挑戦-」が開催されているので、すでにそちらへ足を運ばれた方もいるかもしれませんね(大人気で行列ができているとのウワサも)。
ちなみに野外展示場では、光の教会が実物大で再現されているとのこと。これも見逃せません。

建築は体験してこそ意味をなすものでありますが、建築に興味をもつきっかけとして、ぜひ『別冊太陽 安藤忠雄』も手に取ってお楽しみください。(Ä)

2017-10-19

文化の秋、です

・・・寒い。秋をとおり越して冬の様相ですね。
でもこの季節はいろんなイベントが目白押しなので、寒いからといって閉じこもってはいられません。
ここでは、演劇がらみのイベントを2つご紹介します。

近いところで来週の25日から、TCアルプの「土砂降りボードビル」がはじまります。
結成10年にして初の長編オリジナル、ということでかなり期待が高まります。会場も商店街の中とユニークなので、きっと場の力も加わった見たことのない舞台になりそう。楽しみです。

そしてちょっと先ですが、11月23日(祝)の恒例イベントとなっている、市民芸術館の「チャオ! バンビーニ」も秋の楽しみのひとつ。
今回は狂言の公演や、「みんなの歌」でも人気の『バロンと世界一周楽団(カルテット)』のライブもあるそうで、これまた期待大。もちろん恒例のTCアルプの舞台もあります。

今回もこのチャオの宣伝美術は、あをぐみが担当しました。ぜひご覧ください。(Ö)